最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
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第一章 第九十八話 ①Happy Hell X`mas-eve(①地獄のクリスマスイヴ)

1611 優柔不断にもなっちまうって

公開日時: 2025年7月3日(木) 00:21
文字数:1,542

 第一章・第九十八話【①Happy Hell X`mas-eve(①地獄のクリスマスイヴ)】が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


 098【①Happy Hell X`mas-eve(①地獄のクリスマスイヴ)】


 『ハァ、どうっすっぺかなぁ?ヒナの奴に強引に約束させられた【あれ】どうすっかな』


 いやはや、いやはや。

これは、またまた困った事に成ったもんでござんッスな。


あの、ヒナと強引に交わさせられた『崇秀を、今日、この日に向こう側に連れて行く』って、例の約束。


あれって……どうやったら上手く行くんだろうな?


どこを、どう考えても、思考が上手く纏まらず。

なにも良い案が浮かんでこない状態のままなので、まったくもって困り果ててる状況なんでごぜぇますよ。


……って言うのもだな。

崇秀が『来る』『来ない』以前の問題としてだな。

アイツは、根本的に『向こうの世界に行く気自体がないんだよな』


ほらほら、憶えてるかなぁ?

あの崇秀が説明してた『魂の融合』とか言う、どうにも糞ややこしくも奇妙な現象が、ヒナと、崇秀の間では起こりやすいらしく。

それを重く考え、懸念している崇秀としては、ヒナに、相当、困った出来事がない限り『向こう側に行こうと言う気には成らない』らしいんだよなぁ。


だから、今回の様な『二週間も魂が触れ合ってなかったから寂しいのよね』なんて、ヒナの一方的な言い分じゃ、アイツは、頑なに、これを拒否して来る様な気がしてならない。


……かと言ってだなぁ。

ヒナの言い分である『魂が触れあいたい』って気持ちも解らなくもないんだよなぁ。


だってアイツよぉ。

『来るか』『来ないか』も解らない様な崇秀の為に、ワザワザ自腹を切ってまで、その相手の愛機であるUV-7まで用意してやがんだからよぉ。

こう言う、アイツの必死な姿を見せられたら、なんか少し可哀想な気がしてならないんだよなぁ。


俺としては、そんな風に少々同情の1つもしちまう訳だ。


まぁ……多少必至過ぎる面が見受けられなくもないんだが。

少しだけ、この頑張りを見て、後押ししてやりたい様な気にもなってるしな。


つぅか、この二週間、アイツ、本当に崇秀に認めて貰おうと必至に頑張ってたしよぉ。


なんか『その気持ちを無碍にする』ってのもなんだろ。


それじゃあ、あまりにもヒナに救いが無さ過ぎるってもんだ。



……っとは言ったものの、今日はX`mas-eve。

崇秀自身は、彼女である眞子と、この時間を過ごすつもりだろうし、なによりアイツ等にとっては初のX`mas-eve。


それが解ってて2人の邪魔するのも『人として、どうよ?』って話にも成らねぇか?


当然、成るわなぁ。


……っとまぁそんな風に、考えれば考える程、アッチ立てれば、コッチ立たずな、まさに四面楚歌な状態。


まぁそりゃあな、この問題に関してだけ言えば。

時間軸とか言う奴をずらして、崇秀に両方の世界を行き来して貰えば、なんとか解決出来なくない問題なのかも知れないけどよぉ。


なんか、それも違うんだよなぁ。


この恋人同士の大切な時間は、彼女である眞子だけのものであるべきだし。

此処で下手に、アイツ等の関係に波風も立てたくもない訳だしな。


でも……ヒナの件も、なんとかしてやりたいって気持ちが抜けない。


・・・・・・


あぁ!!もぉ!!

こんなもん、どうすりゃあ良いんだよ!!


なにをどうやっても、完全にどっちつかずな状況じゃねぇか!!


もぉ無理!!もぉ無理!!


俺だってなぁ。

この後【大切な約束がある】から、直ぐにでもアメリカに旅立たなきゃ行けねぇんだから、もぉ無理!!


TIME UPじゃTIME UP!!


オィちゃんのプッスンプゥな軽い脳味噌じゃ。

このまま考えていても埒が明かないどころか、脳味噌がバーストするのが良い所。


どうやっても、こんなもん、早急に解決出来るかぁ!!


無理じゃあ!!


アホちゃうか!!



でもなぁ……

(↑ヒナと二週間過ごして、完全に情が湧いてしまい、ドッチつかずに成ってしまってる俺)


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


はい♪

そんな感じで始まった第一章・第九十八話【①Happy Hell X`mas-eve(①地獄のクリスマスイヴ)】なのですが、如何でしたでしょうか?


冒頭から悩んどる、悩んどる(笑)


まぁでも、確かにヒナちゃんの問題は、お人好しな倉津君にとっては、かなりの難問かも知れませんね。

ヒナちゃんの意思も尊重したければ、崇秀の意思も尊重したい。

そうなると当然、眞子の意思も尊重してあげたい訳ですから、これを後腐れなく綺麗に解決するのは、本当に難しいと思いますしね。


ですが、このアンポンタン。

そんな風に人の事バッカリ考えてる余裕なんてあるんですかね?


今現在、それ以上に、もっとしなきゃいけない事がある様な気がするんですが……こんな調子で大丈夫なんですかね?


ってなお話を、次回は書いていこうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


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