最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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1610 そう言う記録にしなくてよろしい!!

公開日時: 2025年7月2日(水) 00:21
文字数:2,067

●前回のおさらい●


 帰路に就く車内で、ヒナちゃんの悩みを聞き。

真面目に回答をし、悩みを解決したまでは良かったが。


長時間真面目な話を続けていただけに、倉津君の脳がオーバーヒートしてしまい……


 ……そんでまぁ、取り敢えず、そんな風に密かな欲望を抱えつつ。

ヒナの家の近くまで車で送り届けてやってから、予告通り、ヒナの尻を凝視してたら。


不意に『なに見てんのよ』って言われたんで。

( ー`дー´)キリッってな感じの真面目な顔で『尻』って答えたら、満面の笑顔で顔面をブン殴られた。


しかも、この女。

一切の容赦なくグーパンで、思いっ切り顔面を殴りつけてきやがったんだぞ。


ちょっと尻を見ていただけだって言うのに、コイツ、信じられない様な酷い仕打ちをするだろ。


大体して、そんな程度の事で殴るオマエさんは、なにも解ってねぇよ。

女子の体で、尻や胸が大きく丸みを帯びてるのはな。

異性にSEXアピールする為に、そう言う形に成ってるもんなんだぞ。


だってよぉ。

人間の進化途中で、まだ四足歩行だった時は、女性の尻が発達して。

二足歩行に成ってからは、女性の胸が発達する様に成ったらしいんだがな。

それは男性側の視線の高さの変化によるものだから、この話は間違いない筈だ。


そんな訳でだな。

そんな風に異性の興味を引く為に、大きく丸く成る様に設定してあるのに、それを見るなとは言語道断!!

尻の1つや2つ、直接触る訳じゃねぇんだから、見て、一体、なにが悪いって言うんだ!!


それを批判するって事はなぁ。

結局は、女性って存在を作った神への反乱にも等しい行為に成るんだぞ!!


ケチな背教者め、悔い改めろ!!


そして、お尻をジッと見られた程度の事で怒るな!!

(↑結局は、これが本音な俺)


……っとまぁ、そんな感じで、ヒナにとっては理不尽な文句を、心の中でタラタラと垂れながら。

序にリアルでは、ヒナに間面を殴られた結果、地味に鼻血もタラタラと垂れ流しながらもだな。

ふと不意にタバコが吸いたくなり。

一服付けてから帰ろうと思ったので、ポケットからモソモソとタバコを取り出して火を着けていると、ヒナが家に入る様子もなく、何故か、まだコチラをジッと見ていた。


なんだ?


どうかしたんか?



「うん?なんだよ?まだ家には戻らねぇのか?つぅか、どうかしたのか?」

「うぅん、別に……ちょっとね」

「ちょっと?ちょっとなんだよ?」

「いや、なんて言うのかなぁ。……今日の真琴、ちょっとだけ格好良かったよ。ほんの、ちょっとだけだけど」


んが!!


突然、照れ臭そうな顔して、なにを言い出すのかと思ったら。

そんな漫画のシュチュエーションである様な事を、口に出して言うんじゃありませんよ!!


思わずドキッとして、動揺しそうになってもたわ!!



「げほっ、げほっ!!なっ、なに言ってやがんだよ。きゅ、急に、へっ、へっ、変な事を言うなよな」


あぁいや、完全に動揺してましたな。



「えぇ?なんで?なにも変な事なんて言ってないでしょ。素直に、そう思ったから言っただけなんだから」


余計に性質悪いわ!!


そう言う何気ない女性の言葉ってのはなぁ。

男の中での好感度をググッと上げて、おかしなぐらい勘違いさせちまうもんなんだからよぉ!!


そうやって追撃まで入れるのはヤメなさいっての!!


そんな事を言われたら、意識しないでおこうと思っても……自然と気に成るじゃねぇかよ。



「ヒナのクセにキモッ」

「ちょ!!なんで、そんな言い方するのよ。私に、そんな事を言って貰えたんだから、寧ろ光栄に思いなさいよ」

「オマエは自意識過剰か?男なら、誰でも喜ぶとでも思ってるのか?」


喜ぶけんだどな。


俺は、特に、そう言う言葉が好きだから、直ぐに喜ぶんだけどな。


だからこそ、辞めておくんなまし。



「自意識過剰じゃないよ。それに素直な気持ちだって、さっき、ちゃんと言ったでしょ」

「でも『光栄に思え』とか言ったじゃん」

「それは言ってみたかっただけ。他意は無し。……ってか真琴」

「なっ、なんだよ?」

「ありがとう……じゃあね。また明日」


ギャウ!!


オマエなぁ……

照れ臭そうな笑顔で、そう言うのもマジで辞めてくんねぇか……


不覚にも、モロにチンコ立ってもうたやんけ。


アカンわ。


帰ってから、チンコ弄って寝よ。


そしてオマエさんの様な困ったチャンは、もぉ今日のオカズの刑で確定じゃあ!!


***


 ……っで、結局。

神様の野郎は、そうやってヒナに、俺が直接『ライブ(生って意味の方)で心に乱入された』って無慈悲なオチを付けたい訳な。


ハイハイ、じゃあ、もぉそれで良いわ。

最後にはヒナに心を乱されて、俺の心に乱入された乱入された。


これで満足か?

(↑諦めて、おざなりなオチ要員に成る事を認める俺)


ちくしょ~~~~憶えとけよ!!

このエンタメの糞神様がぁ!!

(↑っと見せかけて、結局は最後に文句を言う俺)


***


 次回予告。


なんてこったいOH!!MY GOD!!


とうとう来やがったよ。

マジでシャレに成らない展開が……


もう時間がねぇつぅのに、どうするつもりなんだよ、これ?


こんな調子で、クリスマスイヴを迎えて大丈夫なのか?


……ってな訳で次回。


『①Happy Hell X`mas-eve』

「①地獄のクリスマスイヴ」

……を、お送りする訳なんだが。


もぉ……タイトルからして最悪。


良い事が全く無さそうだな。


うひょう~~~~い!!

(↑ヤケクソな雄叫び)


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>

これにて第一章・第九十七話【Force one`s way into the Live(ライブ乱入録)】はお終いに成るのですが、如何でしたでしょうか?


まぁ、間違いなく酷いオチですね!!


以上!!(笑)


さてさて、そんなこんながありながらも。

次回から始まる第一章・第九十八話『①Happy Hell X`mas-eve(①地獄のクリスマスイヴ)』では。

また今年も、なにも用意してない倉津君にとっては、文字通り、地獄のクリスマス準備が始まるのですが。


今年も何とかして、このクリスマスと言うイベントを乗り越えられるのでしょうか?


次回は、その辺を書いていきたいと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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