●前回のおさらい●
帰路に就く車内で、ヒナちゃんの悩みを聞き。
真面目に回答をし、悩みを解決したまでは良かったが。
長時間真面目な話を続けていただけに、倉津君の脳がオーバーヒートしてしまい……
……そんでまぁ、取り敢えず、そんな風に密かな欲望を抱えつつ。
ヒナの家の近くまで車で送り届けてやってから、予告通り、ヒナの尻を凝視してたら。
不意に『なに見てんのよ』って言われたんで。
( ー`дー´)キリッってな感じの真面目な顔で『尻』って答えたら、満面の笑顔で顔面をブン殴られた。
しかも、この女。
一切の容赦なくグーパンで、思いっ切り顔面を殴りつけてきやがったんだぞ。
ちょっと尻を見ていただけだって言うのに、コイツ、信じられない様な酷い仕打ちをするだろ。
大体して、そんな程度の事で殴るオマエさんは、なにも解ってねぇよ。
女子の体で、尻や胸が大きく丸みを帯びてるのはな。
異性にSEXアピールする為に、そう言う形に成ってるもんなんだぞ。
だってよぉ。
人間の進化途中で、まだ四足歩行だった時は、女性の尻が発達して。
二足歩行に成ってからは、女性の胸が発達する様に成ったらしいんだがな。
それは男性側の視線の高さの変化によるものだから、この話は間違いない筈だ。
そんな訳でだな。
そんな風に異性の興味を引く為に、大きく丸く成る様に設定してあるのに、それを見るなとは言語道断!!
尻の1つや2つ、直接触る訳じゃねぇんだから、見て、一体、なにが悪いって言うんだ!!
それを批判するって事はなぁ。
結局は、女性って存在を作った神への反乱にも等しい行為に成るんだぞ!!
ケチな背教者め、悔い改めろ!!
そして、お尻をジッと見られた程度の事で怒るな!!
(↑結局は、これが本音な俺)
……っとまぁ、そんな感じで、ヒナにとっては理不尽な文句を、心の中でタラタラと垂れながら。
序にリアルでは、ヒナに間面を殴られた結果、地味に鼻血もタラタラと垂れ流しながらもだな。
ふと不意にタバコが吸いたくなり。
一服付けてから帰ろうと思ったので、ポケットからモソモソとタバコを取り出して火を着けていると、ヒナが家に入る様子もなく、何故か、まだコチラをジッと見ていた。
なんだ?
どうかしたんか?
「うん?なんだよ?まだ家には戻らねぇのか?つぅか、どうかしたのか?」
「うぅん、別に……ちょっとね」
「ちょっと?ちょっとなんだよ?」
「いや、なんて言うのかなぁ。……今日の真琴、ちょっとだけ格好良かったよ。ほんの、ちょっとだけだけど」
んが!!
突然、照れ臭そうな顔して、なにを言い出すのかと思ったら。
そんな漫画のシュチュエーションである様な事を、口に出して言うんじゃありませんよ!!
思わずドキッとして、動揺しそうになってもたわ!!
「げほっ、げほっ!!なっ、なに言ってやがんだよ。きゅ、急に、へっ、へっ、変な事を言うなよな」
あぁいや、完全に動揺してましたな。
「えぇ?なんで?なにも変な事なんて言ってないでしょ。素直に、そう思ったから言っただけなんだから」
余計に性質悪いわ!!
そう言う何気ない女性の言葉ってのはなぁ。
男の中での好感度をググッと上げて、おかしなぐらい勘違いさせちまうもんなんだからよぉ!!
そうやって追撃まで入れるのはヤメなさいっての!!
そんな事を言われたら、意識しないでおこうと思っても……自然と気に成るじゃねぇかよ。
「ヒナのクセにキモッ」
「ちょ!!なんで、そんな言い方するのよ。私に、そんな事を言って貰えたんだから、寧ろ光栄に思いなさいよ」
「オマエは自意識過剰か?男なら、誰でも喜ぶとでも思ってるのか?」
喜ぶけんだどな。
俺は、特に、そう言う言葉が好きだから、直ぐに喜ぶんだけどな。
だからこそ、辞めておくんなまし。
「自意識過剰じゃないよ。それに素直な気持ちだって、さっき、ちゃんと言ったでしょ」
「でも『光栄に思え』とか言ったじゃん」
「それは言ってみたかっただけ。他意は無し。……ってか真琴」
「なっ、なんだよ?」
「ありがとう……じゃあね。また明日」
ギャウ!!
オマエなぁ……
照れ臭そうな笑顔で、そう言うのもマジで辞めてくんねぇか……
不覚にも、モロにチンコ立ってもうたやんけ。
アカンわ。
帰ってから、チンコ弄って寝よ。
そしてオマエさんの様な困ったチャンは、もぉ今日のオカズの刑で確定じゃあ!!
***
……っで、結局。
神様の野郎は、そうやってヒナに、俺が直接『ライブ(生って意味の方)で心に乱入された』って無慈悲なオチを付けたい訳な。
ハイハイ、じゃあ、もぉそれで良いわ。
最後にはヒナに心を乱されて、俺の心に乱入された乱入された。
これで満足か?
(↑諦めて、おざなりなオチ要員に成る事を認める俺)
ちくしょ~~~~憶えとけよ!!
このエンタメの糞神様がぁ!!
(↑っと見せかけて、結局は最後に文句を言う俺)
***
次回予告。
なんてこったいOH!!MY GOD!!
とうとう来やがったよ。
マジでシャレに成らない展開が……
もう時間がねぇつぅのに、どうするつもりなんだよ、これ?
こんな調子で、クリスマスイヴを迎えて大丈夫なのか?
……ってな訳で次回。
『①Happy Hell X`mas-eve』
「①地獄のクリスマスイヴ」
……を、お送りする訳なんだが。
もぉ……タイトルからして最悪。
良い事が全く無さそうだな。
うひょう~~~~い!!
(↑ヤケクソな雄叫び)
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>
これにて第一章・第九十七話【Force one`s way into the Live(ライブ乱入録)】はお終いに成るのですが、如何でしたでしょうか?
まぁ、間違いなく酷いオチですね!!
以上!!(笑)
さてさて、そんなこんながありながらも。
次回から始まる第一章・第九十八話『①Happy Hell X`mas-eve(①地獄のクリスマスイヴ)』では。
また今年も、なにも用意してない倉津君にとっては、文字通り、地獄のクリスマス準備が始まるのですが。
今年も何とかして、このクリスマスと言うイベントを乗り越えられるのでしょうか?
次回は、その辺を書いていきたいと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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