最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
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第一章・第九十五話 Move move move(動け!!動け!!動け!!)

1563 そりゃあ愚痴の1つも言いたくなるって……

公開日時: 2025年5月16日(金) 00:21
文字数:1,548

 第一章・第九十五話【Move move move(動け!!動け!!動け!!)】が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 095【Move move move(動け!!動け!!動け!!)】


 『世の中には、成る様にしか成らない様な事が沢山有るんだよな。もしそうなったら、やるだけしかねぇか』


 ……なんて。

冒頭から、ちょっとだけ格好の良い事を1人でのたまわってる俺なんだがな。

実際の所は、そんなに綺麗事をのたまわっていられる程、悟れた心境でもないんだよな、これが。


だってよぉ。

今の俺自身が置かれてる環境を考えてみ。

『黄金の蜂蜜酒』とか言うヤヤコシイ物を、半ばヤケ気味で飲んだだけなのに。

なんで俺が、こうやってヒナの居るパラレルワールドに放り出されりゃイカンのだね?


これ以上、不条理かつ理不尽な事が世の中に有るかね?


普通に考えても、そんな事があって堪るかつぅのな。


なんの嫌がらせかね、コレは?


大体にしてだな。

『黄金の蜂蜜酒』は精神を保護をする為のアイテムだって、あの馬鹿が断言してやがったのにも関わらず、蓋を開けて見りゃあ、この酷い有様。

しかも、なんで寸分の狂いもなく、キッチリとヒナの居る世界に到着してるんだよ。


それに付け加えて、あのボンクラ野郎はよぉ。

『時空軸の座標の計算』は、自分には全く理解出来てないみたいな事を仄めかして置きながらだな。


なんで、こんな正確無比に、此処に送り付けれるんだよ?

あの馬鹿、絶対に、その辺も理解して、俺に蜂蜜酒を渡したんだろ!!


コレ、明らかに『奴の言ってる事』と『やってる事』が、両方共が、おかしいだろ。


まさに、矛盾だよ矛盾!!矛盾の極みだよ!!

まったく持って、トンデモナイ、ペテン師野郎だよアイツは。


そんな感じで、またしてもアイツの掌の上で。

楽しくもなく、愉快でもないモンキーダンスを踊らされる羽目に成っちまったじゃねぇかよ。


毎度毎度の事ながら、実験動物か俺は!!


ふざけんじゃねぇぞ!!

俺になら、なにをしても良いとでも思ってやがるんじゃねぇだろうな!!


マジでアイツだけは一回ボテ繰り回したろか!!


……っとまぁ、そんな感じでだな。

冒頭では、それなりに格好良い事を言ったつもりではあるんだが。

それに反して実際の心境って奴は、なんとも、なにもかもが納得のイカネェ状態に陥っとる訳だよ。


『成る様に成る』ならまだしも、まだ納得の1つも出来ようもんだが。

人為的にかつ悪意的に『成る筈も無い状況を、強制的に成らされた』んじゃ、なんも納得なんか出来るかぁ!!


やってらんねぇ~~~~!!


土砂崩れに巻き込まれて死んじまえ!!あの糞ガキだけは!!

……ってな感じで俺が。

攻撃的な心境になって愚痴を言っても、今回ばかりはなにもおかしくはないだろ?


俺、今回は間違ってないよな?

(↑どこか自信なし)


***


 ……っとまぁ、こうやって。

毎回恒例に成りつつある大々的に文句を垂れ流してる俺なんだがな。


まぁ、強制的にとは言え。

またこの世界に来てしまった以上、今更、ジタバタした所でなにも始まらないのも事実。

此処は1つ寛大な気持ちを込めて『成る様に成る』を採用するしかねぇよな。

今現在、方法が、それしか見当たらねぇんだから『他の選択肢がない』って、噂も、巷で囁かれてるしな。


まぁ、それはさて置きだ。

何故、そんなに寛容な気持ちに成れたかと言うとだな。


この世界に居るヒナが、俺を元居た世界に帰らせる手段を持ってるから、こうやって寛容な気持ちに成れてるんだよな。

要するには『ヒナさえ居てくれれば、この最悪な現状でも、一応はどうにでも成る』って話しだな。


……ってな訳なんで。

実際は、少々動揺してる部分がない訳ではないんだが。

その反面、こうやって保証がある以上、もぉ現状を楽しんでも『特に問題ねぇかなぁ』なんて、お気楽な事を考え始めていた。


だからもぉ此処からは、ヤケクソに成って明るく振舞ってやる。


(´Д`)ハァ…


けど、マジで(;´д`)トホホだよ


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


……ってな感じで。

毎度毎度の倉津君の愚痴で始まった第一章・第九十五話【Move move move(動け!!動け!!動け!!)】なのですが。

今回に至っては、本人の言う通り、こうやって愚痴が出ても仕方がないのかもしれませんね。


流石に、この環境に陥れられて、愚痴を言わない人なんて存在しないでしょうしね(笑)


ですが。

こうやって愚痴を言うような環境に、何度も何度も落としいれられてるだけの事はあって、その順応性は高く。

文句を言い持ってでも、この環境に早くも適応し始めてるのは、流石だと思いますです。


これも、今までの経験の賜物と言った所でしょうか。


まぁ、本人としては、そんなものに慣れたくはなかったでしょうが(笑)


さてさて、そんな複雑な心境の中。

次回は、ヒナちゃんとの会話が開始せざるを得ない状況な訳なのですが。

倉津君は、一体、どういった会話の内容で話をスタートさせるつもりなのでしょうね?


そこら辺を、次回は書いていきたいと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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