今日は部室に全員集まっていた。そして、スカイラーがお菓子をいくつか買ってきたある日の事。
椿が、お菓子に手を伸ばした。
〈椿〉ん?なにこれ?
〈要〉どうした?
〈椿〉いや、スカイラー?間違ってキノコの実を買ったのか?
〈スカイラー〉え?いや普通はキノコでしょ?
〈椿〉は?いやたけのこだろ?
〈スカイラー〉いやいや、キノコだろ
〈要〉椿!キノコのほうがうまいで?
〈椿〉なんだと?
〈一星〉ちょっとまて!おれはたけのこだ
〈道久〉おれはキノコ
〈国分先生〉私はたけのこ
〈一同〉なるほど!3対3か!
〈要〉こうなったら、しょうぶばい!
〈椿〉ええぞ!おれらタケノコ組が勝つけどな!
〈スカイラー〉どう、勝負する?
〈椿〉一星!あれを出してくれ!
〈一星〉了解!
と、出したのは、トランプだ。
〈要〉なるほど、トランプか、いいね
〈道久〉おれはトランプ強いよ?
〈スカイラー〉私もそこそこ
〈椿〉慌てるな、おれらはトランプ三大天王ぞ!?
〈要〉なにいってんねん!はよ!よろや!
〈椿〉よかろう!なにやる?
〈一星〉最初はババ抜きでいいかも?
〈椿〉わかった、それでいいな?
〈要〉ええよ
そういうと、ババ抜きが始まる。
椿→要→一星→スカイラー→道久→国分先生の時計周りで始めることになった。
〈椿〉よし!はじめるぞ!
と、カードを引く。
椿は顔を退いた。なにか悪いものをみたかのように。それはもちろんジョーカーだ。
すると、ようはジョーカー以外をとった。そして、時間がたち、負けたのは最後までジョーカーを持っていた椿だった。
〈椿〉くそ!
〈要〉おまえ、ババ抜き弱すぎやろ?
〈椿〉くそ!次だ!つぎは七並べ!
〈要〉まあ、ええけど
と、そこに教頭先生が入ってきた。
〈椿〉ん?
〈教頭〉ん?なにしてるのかね?まあ、いいけど、国分先生、用があるので来てください
〈国分先生〉わかりました
そういうと、国分先生はこの場からいなくなった。
〈椿〉えーと
〈要〉また、今度やな?
〈一星〉だな
〈椿〉勝負は!?
〈要〉だから、また、今度な。先生おらんし
〈道久〉もう、帰りますか?
〈スカイラー〉そうね
と、椿以外帰った。
〈椿〉えー、ちょっと……
タケノコ組とキノコ組の勝負は今度ということになった。
ー 51 タケキノ合戦! ー 続く
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