椿の家にて
〈椿〉ひまだなー
〈百合〉じゃあ、瑠梨とちょっと遊んでくれる?買い物いってくる
〈椿〉おっ!いいね!いってら!
〈瑠梨〉つばき!あそぼ!
〈椿〉おう!
そこに、電話がかかってくる。
〈椿〉ごめん、るり、ちょっとまってて
そういうと、電話にでた。
〈椿〉よー、どうした?
電話の相手は要だった。のぞみちゃんも一緒だという。これから椿も誘って遊びにいくつもりみたいだ。
〈椿〉あー、悪い、今るりと遊んで…… あ!なあ、うちに来ないか?
〈要〉椿のとこ?どうする?のぞみちゃん?
〈のぞみ〉え?いいけど、お邪魔にならない?
〈要〉だって
〈椿〉全然大丈夫だぜ、今母さんは買い物いったし。るりと二人なんだ
〈要〉え!?るりちゃんおるの!?やった!
と、要とのぞみちゃんがくることになった。
10分ほどたって、要とのぞみちゃんが来た。
そして、4人で遊ぶことになった。
〈要〉そや、るりちゃんにこれ買ってきたで、たしかすきやったよね?
〈椿〉ん?おお、ごめん!ありがとう!
椿は要の買ってきた果汁グミ(ブドウ)を渡した。
瑠梨はグミを食べて要と遊んでいた。
〈のぞみ〉椿くん、なんかごめんね
〈椿〉ん?なにが?
〈のぞみ〉この間のこと
のぞみはあの件のことで改めて謝ってきた。
〈椿〉ん?んー、全然、いいよ。おれはなにもしてないし、なにもなかったから。それより要のほうがお前を一番に心配してたんだぜ?それに、過ちなんて、人間なんだから、誰でもあるだろ?これから楽しめばいいさ。これから
〈のぞみ〉ありがとう椿くん
〈椿〉おう!
すると、そこに要とるりがくる。
〈要〉なーにはなしてるの?ねえ?るりちゃん?
〈るり〉なにはなしてるのー?
〈椿〉なにもないよ?ただの世間話だよ
〈るり〉せけんはなし?
〈椿〉そう、のぞみちゃんとお話してたの
〈るり〉るりもはなす!
〈椿〉ははは!話そうか!?
それをみた要は割り込んできた。
〈要〉あたしもはなす!
〈椿〉な!なんだよ!急に!
〈要〉いいやろ!
三人を見ていたのぞみちゃんはニコッと笑っていた。そして、要に向かって小声でお礼を言う。
〈のぞみ〉要ちゃん、ありがとう...
〈要〉ん?なにかいった?
〈のぞみ〉なにもいってないよ
〈要〉そっか!ええよ!
〈のぞみ〉え?いまなんて?
〈要〉ん?なにが?それより!一緒に遊ぼう!
〈のぞみ〉ふふっ、わかったよー
そう言い、のぞみちゃんもるりちゃんたちと遊んだ。
のぞみは心の中で「ありがとう要ちゃん」って言った。
ー 49 お礼 ー 続く
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