暮伊豆さんの作品レビュー

猿の内政官
~天下統一のお助けのお助け~
完結済 長編
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。 記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。 これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語 ※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
公開日時:2021年1月28日(木) 23:12 更新日時:2021年3月19日(金) 10:49
話数:254文字数:815,831 ポイント4,436.2
暮伊豆
暮伊豆 投稿日:2月10日

歴史に『もし』はない。

よく言われることだ。

しかし『もし』を追い求めてしまうのが人の性。

 

英雄たちの群に凡人を放り込んだらどうなるか。

そもそも本当に凡人なのか。

 

織田がつき、羽柴がこねし天下餅

流れに乗って雲はいずこに……

 

『猿の内政官』の名前が示す通り、主人公は秀吉の懐刀である。

信長の天下統一を助けんとする秀吉の力となる雲とは?

 

私はラスト付近で号泣しました。

ぜひ、最後までお付き合いください。

じっくりと……

2人の読者がこれを役に立ったと思っています