第Ⅲ章憂鬱な夏と(Mit deprimiertem Sommer)関西帝國の(Vom Kansai Kaiserland)叛撃&迎撃(Gegenangriff & Abfangen)
天照暦21年7月4日
幽華が外に出て歩いて自販機で宇治茶を買っていると汗を流した白宮が走り込みして、重たい鉄の棒を振り回していた。
相変わらずに音楽を聴きつつ何か練習していた。
「何してるんだよ。」
「あ?試合だよ。皇帝陛下御前での試合で俺が出場する。」
白宮はこの七月で行われるコロシアムに参加するのに練習はしていた。
「まぁ。勝ってこいや。」
「勝つよ。俺は負けねぇ・・・」
自然系統の中で氷が強い。
最凶の位置に存在するのが魔柄家でもある。
幽華が部屋に戻り、パソコンで勉強していると、郵便が来た。
「ん?」
ポストを確認すると手紙が俺宛に来ていた。
《拝啓天神幽華様:この度関西帝国内で行われる皇帝の御前試合に特別招待させて頂きたいと思い郵送致しました。尚、返事はこの電話番号担当の江ノ島がお受け致す。幽華様、関西帝國創立百五十周年来て頂けますよね?楽しみですよ。我が皇帝松田帝も幽華様がお越しになるの首を長くしてお待ちです。優勝賞品は、ジャジャジャジャジャジャーン!伝説のCODE“生のCODE”後は車とか食事。まぁまぁ、幽華来いよ。担当江ノ島宛て090-5378-5513アドレスenodennbarst1919@yahoo.co.jp》幽華は手に取り部屋に戻り電話した。
「あっもしもし?居る?」
「はい。こちら関西帝國記念事業部ですけど、江ノ島さんなら居るので代わりますので少々お待ちを」
「はい。電話代わりました。江ノ島皇順介です。幽華様ですか?」
「うん。うん。だけど、江ノ島さん。俺、出るわ」
「他の演者も揃いました。今回は帝國の記念日松田帝自らが御試合に見られるので、幽華様は乞うご期待を」
「お、おう」
幽華は電話を切りリビングに座りグリーンスムージを飲み朝食にパンケーキを食べて新聞を読みパソコン四台のモニターを見ながらレポートを書きつつ動画(映画・ドラマ・アニメ・英会話・アダルトアニメ)を見ながら大音量で音楽を聴きながらテストの勉強をしていた。
国史の単位を全部取得後に、ビジネスと国際系統の単位と司書の免許皆伝と教員の免許もこの一年間で取得の粋が、かかっていた。
「ヴィックスα・・・とっととと」
パソコンで小説を書きSkypeでチャットしつつ愛の写真に手を合わせて華も入れ替えた。
インターネット上のサイトには複数ある。
特に、幽華はニコニコ動画を配信しながらコミュニティーも開いて九千万人も居る。
昼過ぎに、学務課が来た。
学務課のスーツを着た男女が幽華の部屋のインターホンを鳴らした。
「はい。はい。はいさー」
「幽華君ですよね。お聞きしたいことがあります」
そう言われて屋上に行くと、集団に囲まれた。
「何の真似や!」
「活かしておく人間が困るので、此方でデリートさせていただかと思います」
「チッ。」
幽華は十字架を剣にセットして屋上から蒼い焔が燃え上がった。
「私達は神の祝辞に散れよ!幽華!」
幽華は屋上を飛び込んで隣棟の清明寮に乗り移りサタン・マモン・ルシファーを呼んだ。
学務課が押し寄せてくる。
記憶を操作されていて、幽華は剣を構えた。
《呼ぶのが遅いぞ!(Es ist langsam zu rufen)俺を呼ぶの遅い!(Ich es zu rufen bin spät)こいつ等(Neben den Hindernissen)邪魔で(wie diesen Kerlen)うっとうしい(Dunkel)》
「ああ。蒼い焔の階梯だ。敵を一網打尽する。×五倍の威力よ」
《ふん。(Exkremente)だいぶ成長したって(Ich kann die Sache sagen )事は(auch wenn ich )言えるわ。(beachtlich aufwachse)記憶操作は(Die Gedächtnisbedienung)厄介よ。( ist schwierig)誰が遠隔的に(Wer entfernt)操ってるかなんて(Handhabst du es)分かんない(Ich bin und ein Anteilsflugze)者よ。( ist eine Person)KGUも怪しい(Die zweifelhaften)連中は居るわよ。( Leute haben KGU)カオルの根の(Der Atem der Wurzel )息が(von Kaoru)届く場所に(In der ankommenden Stelle)CODEが居る。(Es gibt CODE)》
「そうや、そうか。嫉妬の紫はCODEを自分色に染められる。だけど、CODEはCODEでしか裁けない。通常の法では裁けない犯罪者を裁くのが役目だから」
《時間と次元を(Zeit und eine Dimension)創造する者達が(Leute die es schaffen)自ずと時が来る。(Zeit kommt natürlich)次元創造だ。(Es ist die Dimensionsschaffung)CODEとCODEと(Mit CODE und CODE)人間と人間・・・・・(Mensch und Mensch)我は(Der eigene Weg sieht )そのような(sieht wie es aus)役目だと(Ich glaube nicht daß)思わぬ。(es eine Pflicht ist)我は憤怒。(Ich bin wütend)万物すら(Sogar als für alle Sachen)消し去る焔だ。(Es ist Flamme auszuradieren)》
「元天使か。ハッ。時間無さそうだ。ここは一丁懸けてみるぜ!」
《学務全員(Keine der Schulangelegenheiten)地獄行きかどうか(Ist es reprobacy)裁くのは(Das Beurteilen davon)御前次第だ!(Es ist bis zu geehrt)》
「MAXだ!遣れる遣られたらやり返す!倍返しだ!」
《古い。(Alt)去年の(Es ist ein Modenwort)流行語だぞ。( vom letzten Jahr)あの~天神家の(Davon Tenjin-Haus)人間がここで(Ein Mensch ist hier)実力見せるぞ!(Ich zeige Fähigkeit)》
「わかってるよ。まぁ俺はもう・・・MAXで突き進んでやるよ」
《帝國の(Vom Kaiserland)殺し合いの(Von der Tötung einander)間際にこんな(Ich komme nicht zum Rand)問題起こるって(Ein Problem scheint zu passier)言うんじゃねぇよ(Sagst du)》
幽華は剣を構えて蒼い焔・黄色の焔・紫の焔と剣に纏わせて学務に囲まれ、衝撃波で吹き飛ばした。
「俺式(Ich Art)・十字の魔神(Boshafte Gottheit des Kreuzes)天龍(Drachen)龍牙(Drachenstoßzahn)」
屋上に燃え上がる三色の焔にその日の昼間に幽華はその一撃で、学務全員を眠らせた。
幽華は剣を置き一人の職員に語りかけた。
「何があった?」
「うぅ・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・職員全員カオルが狙っている。カオルにとっては、KGUですら潰す気か!」
職員は眠った。
「俺も戻るよ。」
部屋に戻り帝国内のサイトを見ていた。
http//:kkland.co.jp
関西帝國のサイトと歴代皇帝を見ていながらも動画配信とSkypeでのチャットしながらも昼過ぎにKGUの社食を喰いに下に降りて151617FのKGUフードストリートに行きいつも行きつけの常連の『オラッ!麺獄一家』に入り、財布からKGUクレジットカードを出して食券機にピタッと反応させて「地獄盛り最凶セット」を注文した。昼時は人が多くカウンター席に座った。
「フゥー」
伊勢茶を飲みおしぼりで手を拭き顔も拭き待っていると、将司とヴェルトとシエルが来た。
二人はタブレットで講座を受けていた最中で、講座帰りに寄ったという。
「日本はラーメンが美味い!俺、マフィアセット」
マフィアセット。
激辛ラーメン増し増し増しとチャーハンだ。
ここは、ヘルシーで低価格が自慢な麺なら全て創れる専門店。麺は野菜・フルーツ・寒天・コンニャク・豆腐・ハーブを練り込んだ麺をセルフに出してある。
将司は「男メシセット」を注文して食べていた。
幽華は、トマトコンニャク麺を食べて、野菜増し増し増しと頼み食べて、勘定を済ませて教室に向かった。
「待てよ。」
「俺達は帝國の試合に行く。」
「いや、それが、俺も行く」
「愕いたわ。十三人全員招待か。松田帝は慈悲の皇帝。」
三人帰りその頃関西帝國では、KGUの動きを監視していた天才科学(Geniewissenschaft)捜査官分析(Ermittleranalyse)主任帝國(Hauptkaiserland)主席局長(Direktorenvorsitzender)特別(Mitglied bei besonderer )監査員( Buchprüfung)の御神楽龍神が松田に呼ばれていた。
「皇帝陛下。お忙しいところ何の用でしょうか?」
「うん。御神楽主任。CODEを解析できたかな?」
首を傾げて莫大な資料に目を通すが、人類がCODEに目覚める課程についての研究成果を大至急急ぎで作成していた。
「陛下のCODEは間違い在りません。金です。金で戦う民のヒーロー流石、歴代最凶最高の皇帝ですよ」
「照れるな」
松田は照れながらも大理石の敷き詰められた円卓に腰をかけて巨大モニターに表示されるCODEの研究の観察を終えて御神楽は煙管を吸いながら、白いコートを着てスーツ姿で研究重ねて調査を続けていた。
「陛下。五賢帝達・主要大臣宰相が来ますよ。俺はその件に関心はないが、陛下を暗殺しようとする者も少なからずいらっしゃることは頭に置いて下さい。」
「案ずるな。死なん・・・ワイ相手に殺す者は居らん。居たとしてもその金で命を貰い受ける。」
「あぁ、俺は出かけるわ。」
帝国内の研究室は阿倍野ハルカス隣の土地に広域の帝國所有の国家機関であり、多くのCODEの血液・DNA・実験・研究・調査・分析・新薬・人体・臨床・多くの研究は、九十万の細かなデータを読み込んでその主任が、御神楽である。
歴代皇帝が寵愛を受けて主任の立場であり、C8サミットの分析参事官も務める。
松田は祖父のCODEを見ていて近未来の部屋で、何重の壁と堀と複雑な迷宮の研究室だ。
松田にお茶を出したのは、御神楽の部下FBIの研修を受けて実際のCISにも協力した女性分析官の東陵罹撫が来た。
「はっ。陛下」
「うん。東陵君。いつも忙しいね。ワイ応援しとんで」
大坂(関西帝國)にC8の大臣宰相が来た。
(良いな。皇帝陛下の首狙うのは松田帝の命)
暗躍する反帝国分離主義の武流輔(ブルータス)の将軍釣盛慎吾が関西の地下に数人乗り込んでいた。
その詳細の監視カメラの映像を単独で見ていた御神楽は難波の新世界の通天閣に立っていた。
釣盛慎吾(つりもりしんご)・逢坂山苦労衛門(おうさかやまくろうえもん)・宮野雪(みやのゆき)・二階堂善知古(にかいどういいちこ)等が地下鉄の電車に乗って、阿倍野まで来ているのに気付き考えた御神楽は、黒いコートを着て顔を隠して死門も遺さずに、黒い手袋をはめて帝國の地図がインストールされたスマホを持ち、自身のCODEについて密かに研究分析続けて漸く判明した。
「そうか。そうか。そうか・・・・火のCODEか。火。」
御神楽は鞄にCODEの薬と注射を持ち出して非常時は自らを実験体と考えていた。
その頃五賢帝は先にハルカスの最上層《皇帝の円卓(Runder Tisch des Kaisers)・関西の王冠(Die Krone von Kansai)》に着いて座って待っていた。
松田帝よりも后で皇后のセシリアが来た。
純白のドレスに五賢帝も、今回の会議で殊の外重く考えていた。
KGUがカオルに潰されるのは時間の問題。
より兵が居る。
「気にするな。松田は理解してくれる。それに大坂は今じゃ、この国の首都だ」
「そうだな。それは俺も思う。帝國は進撃派閥・迎撃派閥・叛撃派閥が存在する。一方の松田帝のお考えは、帝國を叛撃と考えているか。KGUもお力添えになりたいと思う」
應神が言う。
近くに仁徳天皇陵(大仙古墳)がある。
應神がイタリア産のスパークリングのミネラルウォーターを飲みながら大臣宰相を待っていても一行に来ないので、セシリアに尋ねた。
「おせぇーな。」
その頃大臣宰相は地下鉄をハイジャックされて現在上本松線にて籠城のこと。
反分離主義の軍が駅事を囲んだ。
五賢帝も騒ぎを聞きつけて地下鉄に緊急配備の件で現場に来た。
御神楽も現場に行き、テロリスト達を見張っていた。
「すいません。エンペラー様」
「大臣と宰相が犯罪者に拉致現在上本町線三番ホーム内にて籠城。どう?」
龍纖が頭脳から犯罪者のデータを読み取り應神も水道の水をガブリと飲み拳を濡らした。
氷の準備が整い、その事はKGUにも電報が伝わった。
KGUでは、学長の漸十朗が郷土研究会を呼び試合よりも犯罪者の制圧と、何と驚き平成31年9月27日「松ヶ崎連族爆破殺人事件・伊万里ちゃん強盗殺人事件・松田帝の曾祖父シーンヴェリウス帝暗殺事件」の真犯人凶悪犯釣盛慎吾・宮野雪・逢坂山苦労衛門の三人が脱獄して此度の事件に、前MIU当事者の安濃津影秋からの知らせで、幽華達を帝國に向かわせた。
派遣させた。
郷土研究会も試合の三日目に緊急的に上本町に向かった。
KGU前から観光特急“しまかぜ”DGに乗車して一時間後に着いた。
駅は混雑して関西帝國のターミナル部分での事件に、迅速且つ行動と思い三番ホームに向かうと銃の音が聞こえた。
「キャアアアアアアアアアアッ!」
「ヤァッヤ、ヤメテクレレエエエエエエエエエエエエエ!」
乗客も居て電車の上に二階堂と宮野が銃を構えて乗客を人質に、五賢帝と御神楽がデバイスを開きCODEの錠剤を飲んだ。
飲んだCODEは「煙」。
使用期限五時間後。
ベンチに座り自販機の水を飲み目も瞑った。
「二百人乗車。テロリスト四人。大臣宰相十七人・・・・聞こえますか。」
御神楽は五賢帝の龍纖・ジョー・澪・エンペラー・應神と合流。
地元警察にも手配した。
最悪な状況は亜理寿が映像を見た。
「再生分析映像未来。審判」
亜理寿はテロリストの未来を読んだ。
この上本町創立以来の事件で、大量の血が流れると読んだ。
エンペラーはコートから腕を出して、二階堂に近づいた。
「馬鹿な真似は止めろ。」
エンペラーが両手を出して誘導するが、二階堂が銃を撃った。
《黒焔幻影(Hēi yàn huànyǐng )皇帝の剣(huángdìno jiàn)》
黒い焔に浮かびエンペラーの躰が銃弾をすり抜けて黒焔から大剣を抜き二階堂の電車をぶったきり、毒が駅構内に溢れ出るのを應神が凍らせた。
銃を黒焔が受け止めて幻影に消えて二階堂の首を抑えた。
「野郎!野郎!兄者ッ!」
二階堂が拳でエンペラーを殴り逆に触れて銃を乱射。
電車では悲鳴と叫びが交わる。
緊急の件で警察もSAT・SITの準備もしていた。
「突入開始!」
「ハッハハハハハハハハハハハハ。CODEを使えるのは俺等もだよ!テロリストによる公開処刑の時間帯だ。来るな、ポリス!」
二階堂はCODE《毒》毒ガスで全員息を苦しそうに窓ガラスの方に咳き込む。
應神が痺れを切らして電車を凍らせた。
「黙れよ。人の命の重さが重いシラねぇ人間に生きてる価値はない。」
應神は氷で電車に貫通させた。
「幻影斬り(Ich schnitt eine Vision)・鬼殺し( bitteren Sake)零式(0 Sätze starken)」
車内に突入して澪は鞘を抜き銃弾や短剣を抑えて乗客の命を守りながら車内に脱出させて分身で斬り込み、澪は刀を咥えて鞘を持ちテロリスト相手に応戦した。
「大検索(Dà jiǎnsuǒ)・叡智の古文書(Ruìzhìno gǔ wénshū)」
頭脳の中に一千億冊の文書の中からテロリスト制圧の策を思い付き一両目に入り、釣盛が警戒している隙にジョーが生きている人間の魂を呪符であの世に送った、
「墓王の呪符。(Mù wángno zhòufú)」
ヘブライ語で罪人を地獄に送るのに掌を返して正拳突きで逢坂山はビビリ漏らした。
「皇帝の裁き!(Das Urteil des Kaisers)大罪の(Der Zorn des großen)逆鱗(Verbrechens)神の愛(Liebe von Gott)」
電車内に上本町内にて燃えさかる劫火に乗客と大臣の命を確保したが、テロリスト全員CODEで焔をかき消された。
エンペラーは舌打ちして幽華を呼んだ。
五賢帝が見せる実力に腰を抜いた幽華達は、指示に従い電車に突入した。
「郷土研究会俺等が指示を出す。ガチで制圧頼む」
エンペラーは頭を下げて幽華は十字架を剣にセットした。
《今回は(Priorität wird es dieses )人命(dieses Mal zu menschlichem)優先。(Leben gegeben)クズには(Um dahinzuschwinden)消えて貰う。(Ich lasse dich verschwinden)そういうことか(So eine Sache)》
話が分かりやすいサタンは剣に蒼い焔を纏い幽華は扉を開けると、釣盛が嗤った。
「俺のCODEは偶然にも産物だよ。御神楽研究所の先々先代の皇帝から貰ったCODEを身に染まる時期だぜ!ワロウヨォオオオオオオオオオオッ!地震ッ!沈め!」
地震が駅の中心地となりグラグラグラと余波の衝撃波が激しく余震が続き、大臣等は逃げようとすると、逢坂山が抑えた。
「逃がせるかよ!」
「止めるんだ!止めろ、御前等悪人に改心はない。CODEを悪用する者が居るからこそ全世界にCODEの抹殺が善いと思う。」
「んじゃーよー、DETH」
銃口を口の中に突っ込まれて大臣が騒いだ。
「ゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッゲラッ!散れ!爆発!」
ドバッアアアと爆音が聞こえてきて電車内で猛パニックだ。
「大爆発!(Es ist das Flammengefängnis )爆発の(der Explosion eine großartige)焔獄!(Explosion)」
指輪から強力な爆薬が上本町に天井が崩落して、幽華に続き琥御架が天井の崩落を受け止めた。蒼空が人の影を使って電車を包み込むが、銃弾が飛び交う中神が灰燼で二階堂達を蹴り落とした。
「制圧!(Es ist Himmelsspeerstaub)灰燼無限槍!(eine Kleinigkeitsunendlichkeit)天槍塵(Speerkontrolle)」
神のCODEは《塵》だが、灰燼も扱える。
二階堂は全身毒で神が効かずに、脩爾が重力で駅を面してその太刀を抜き宮野雪が酒の徳利を持ち刀も受け止めた。
「大酒!(Es ist eine Sakeflaschenfaust)徳利拳(berühmter Sakedämonenkönig )銘酒(große Quantitäten )魔王!(Alkohol)」
拳が刀を折脩爾の後頭部に重く徳利が響き電車のレールの下敷きになった。
「ハッ。ヒックヒックヒック・・・」
酒の力を借りくけて脩爾の窮地に将司が刀を抜いた。
「離せ!脩爾、重力で押し潰せ」
将司が押し潰した空間から助け出して宮野が大酒を飲み将司は鞘に納めて、左足を踏み込んでいると警察が突入して汽車内は騒然だ。
「くっ。」
ヴェルトが晴天の空から降り注ぐ隕石の襲来に上本町は衝撃波に巻き込まれて関西帝國の玄関口に大きな損害が生じた。
釣盛は大臣と宰相を人質に、上の二階堂も来た。
「おおおうさ!俺は釣盛。ここに来てる連中はCODEを道具としか見ない。こっからショッキング・ザ・ショ・タイム!」
「人を活かす。人の命を救ってやる。」
幽華はロッカーから黒いコートを着てトイレの洗面台に顔を洗い鏡も見た。
(俺はエンペラーであり天神家の男だ。CODEでもある。もう随分と自分で鏡で見たこと無いけど、はっきりと言える。今はCODE!)
幽華は電車に突入してサタンの焔が燃え尽くした。
「魔神(Gottheitsfegefeuers)煉獄の(Böses Grab des )十字墓(boshaften )」
車内に燃えさかる焔に四人が乱闘。白宮は吊り革で跳び蹴りをして釣盛は、地震で地盤を歪ませて高熱のマグマが湧き出て駅が崩れるのを秀保が耐えていた。
「ああああっ!うううぉおおおっ!音柱剣璽天照の(Yīn zhù jiàn xǐ tiān zhàono )高見原癒給え!(gāojiàn yuán yù gěie)」
光の剣が駅全体を支えて音の周波と音域が秀保の心を通じて駅と上本町を辛うじて乗客と崩壊から護っていた。
秀保は血を吐き汗も流しながら歯を食いしばり、上本町を支えていた。
ある程度CODEの上級は、ヘブライ語により真価を宿せるという。
英矢愛用のギターが悲鳴を上げるが、秀保は稼いでいた。
時間を・・・MAXまで凌いでから幽華が、使うのを待っていた。
「剣璽?へぇー、面白い野郎共だ!剣璽を持つ者この国の覇王なり?ん?」
釣盛が大臣宰相一人ずつ銃で撃ち殺した。
「たまんねぇえええぇーーーーー!」
背後から切り裂く音が聞こえて剣が光るように見えた。
「赦せ者どもよ。私が相手だ。犯罪者よ外道非道の輩を討つ」
現れた松田帝握られていたのは、長剣で菊の細工を施し神剣《草薙剣・天叢雲剣》を握り釣盛・逢坂山・宮野・二階堂は一同に一両目に捕らわれた。
「霊剣・天の赦し!」
ドオオガアアアアアアアアアアアアンと一振りでテロリスト全員を首を刎ねた。
松田帝は剣を鞘に戻してエンペラーに渡した。
「遅くなり申し訳ございません。私は皇帝の証を御返上致します。」
エンペラーは静かに受け取り腰のベルトに剣を差して首には勾玉をぶら下げた。
「松田。会議は無しだ。帝國の試合は今年で終わりだ。松田?大事なモンをっカオルから奪い返す。アンナ!!!クズな野郎に神を汚すか」
エンペラーはフードを被り五賢帝はハルカス最上層に向かい、郷土研究会は阿倍野コロシアムの宿舎に泊まった。
「郷土研究会の主な仕事は地域の色・文化・歴史を護る調査をする文化サークルだ。大学祭で功績を残す。なぁ?剣璽・・・エンペラーさんはどえりゃぁー凄い」
上本町駅は三ヶ月の封鎖で帝國の試合は予定通り行われる幽華は試合を目の前に、CODEを磨いた。
白宮は帝國の水を飲み凍らせていた。
宿舎は広く5F~35Fまでの宿舎に郷土研究会が宿泊して各国各県各藩からのCODEの剣闘士が準備していた。
*宿舎施設の利用期間は、三日間。
(決勝戦まで勝ち残れば+一週間)原則予選含める。
ここから含めての期間に入る。
毎朝四時起床。
幽華は目覚ましのうるささに耐えつつ起きて、パジャマからKGUの黒コートに着替えた。
「だっりーぉーの」
幽華は水で洗顔してコートを着ても帝國の朝は寒かった。
朝に郷土研究会は、ハルカス前に集められてそこからロケバスに乗り剣闘士の試合が行われるインテックス大阪までに、俺達はバスでぐったり寝て激しくブザーで起こされて実際に海上に足を踏み入れると、眠気どころか気合いが出てくる。
「マジか。人を斬る試合は初めてだ・・・実際斬るか、死ぬかの試合。ヘェ~俺も瓦全と気合いMAXだ。なぁ?脩爾?共に生きようぞ」
将司と脩爾は祖国からの服を着ていた。
藍染めのコートに黒のストールに銀製のベルトにKGU校章の黒いコートも重ね着てインテックス大阪の控え室に集められると、多くの挑戦者がざわついていた。
(愛。俺は凄い場所に来ている。心配するな。今の俺に失敗はない)
郷土研究会は一先ず練習に参加してみた。
「魔神(Gottheitsfegefeuer)煉獄の(Brenne Schwert )焔剣(vom boshaften )」
幽華が最初にサタンの焔で剣に纏わせると会場が蒼い焔に染まり、主催者側に呼び止められた。
周りのCODEが腰を抜かして青ざめた表情で、幽華を見つめた。
「お、おい、おい、アレ?地獄のCODEか?」
「生で見たわ」
「人類史上最凶のCODE」
「いきなりチート」
「皇帝陛下目前に居られる。俺等死にたくない!」
「ああ」
「だよな・・・・」
「しかしKGUと聞いて最悪なイメージがある。」
「俺等今回ここが死に場所だ」
「俺等は家族が待っている」
「CODE相手だ。CODEで決める」
多くの剣闘士やCODEの声が聞こえてくる。
幽華は主催者側の委員と会場の隅っこで話し合いをした。
「確認ですけど天神幽華様はDブロックですね。しかしあのCODEを極力抑えてくれとは言いませんが、我々はあの力は魔神の能力。天神家と古くからの付き合い。私は試合の広報担当の森敦繁之介(もりあつしげのすけ)と申します。」
「分かったよ。森・・・」
戻り練習の際は決して手を抜かずに剣を抜き周りのCODEと練習を繰り返した。
明後日が予選だ。
予選は午前午後と二回だ。
郷土研究会は三日監視抜きで練習した。
天照暦21年7月7日
インテックス大阪
第百回松田帝即位三十五周年記念公式御前試合―開幕―
予選一回戦
会場全体はものすごい活気と熱気だ。
「おおおおおっ!」
帝國一の娯楽で、盛り上げがハンパない。
「お待たせしました!我が関西帝國図一の強者が命を懸ける御前試合が予選の始まりだ!今回はA~Dの四つのブロックに別けて勝ち残った者が、各ブロック二人生き残った者が、本選だ!レディイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
実況の阿部靱と剣闘士姿の女性三人が予選を実況していた。
「御前等。逝くぞ!家族の為自由の為俺等は離れていても心は一つや。」
Aブロック予選のCODEが円陣を組んで肩を組んで言う。
「その通りだ!Aブロックで生きれば問題は無い」
周りのCODEが次々と会場に入りインテックス大阪の仕掛けで会場の隅が川の水で浸水して川からは大量のピラニアと(ショモクザメ・ジンベエザメ・ハンマーヘッドシャーク)が群れを為して泳いでいる。
背筋が凍り付く試合に、会場の陸地は虎・ライオン・際・牛・象・恐竜・マンモスが徘徊している。CODEは恐怖心に臆しながらも戦った。
「逝くぞ!逝くぞ!逝くぞ!」
CODEが次々と襲いかかり、会場のヒートが凄い。
「電磁場砲(Ein Eroberungskönig von einer)・巨砲の(elektromagnetischen Feldpistol)征服王(der großen Pistole)」
磁気のCODEで響く音にCODEはCODEで決め返す。
「鏡の(Sehr geehrter Professor der )宮殿(des Spiegels)」
鏡のCODEを持つ男が自分の周りに四方に鏡を並べて電磁砲が会場全体に反射するのを、斬り込み剣を構え、剣を咥えて、壁を蹴り上げて水面に立ち水を吸収し、サメ達を宙に投げた男に挑む中年CODEや若い少年に観客のボルテージが急上昇だ!
「遣れ!遣れ!遣れ!遣れ!遣れ!」
「逝くんだ!」
「そこだあああああああっ!榊!榊ィ榊ィ榊ィ榊ィ榊ィ榊ィ榊ィ榊ィ榊!」
鳴り止まない榊コールに榊が答えた。
「御意・水華月鏡花(Wasser sintert Mond Kyoka)」
いくつものも刀持ち水を纏う剣に水面と写る刀剣に斬られていく人に血飛沫が目立つ。
男女は騒然気質。
幽華はDブロックで見ていた。
「はぁー」
Aブロックに気を捕らわれていると、あの人物が来た。
「よぅ、幽華。俺を覚えているか?」
「ん?あああああっ!!冷泉!」
冷泉は伴冷泉。
命のCODEを持つ男で入学式に世話になった人物。
今回は医療班で来ている。
古くは紀元前ローマで行われる剣闘士の試合が、関西帝國統一後にも行われ、冷泉は試合が好きで来ている。本人は、Aブロックの負傷者を治療するのに救護テントに向かった。
アマテラスも激熱の熱気が見たくフツーに来たのだ。
「ヤ、ヤベェー、ヒューヒューヒューヒューフウー逝け!逝け!いけ!いけ!いけ!いけ!」
ポップコーン食べつつビール片手に応援していると観客の熱も凄い。
「幽華。剣璽のことは他言無用や。松田帝が御返上してくれたのはよい話し。俺は兄者をサポートするのに来たのに漸坊が見当たらん」
「漸十朗ならKGUに残るってよ。」
「そ、そうか・・・幽華。最期の予選ほど強者や観客が食いつきやすい。生きろ、お前のCODEは思いに応じて代わる。んじゃー」
冷泉は黒いローブにサンダルで地下の救護テントに行き俺は試合を見ていた。
幽華が見ていると、実況者が叫んだ。
「おおおおおおおおおおおおおおっとおおおおおおおおおおおおお!こ、これ、これはっ!Aブロックに超新星新手の登場!百人も一人で、名を名を名を・・・・・・・総統府鎮守府代表KGUの分家・・・・恐るべし、岡野世界(Die Okano-Welt)。手勢無し(無し)だが、Aブロック総勢二百七十人のうち百人・・・・波乱呼ぶAブロックウウウウウウウウウウウウウウ」
岡野世界という男は黒コートに大剣を背負い全身傷だらけで榊・小寺・井上・外山・市川・古市・アーサー・ゲットフィルド等の強者が残り、実況も観客も女剣闘士も熱中と熱気と歓声が大きく盛り上がっていた。
「いざ、、、、参る!」
水が大地を潤し剣から大量の水が押し寄せるが岡野が片手で受け止めて榊の腕を一瞬にして粉々にさせた。
榊は片手を折られて剣を構えるが、岡野の速さについて来られずに防御態勢のママで、岡野は「阿弥陀如来御御霊」と呟きアッパーで榊を気絶昇天させた。
榊敗退に混乱とする岡野の力に観客は叫んだ。
「岡野!CODEは・・・世界のCODE。世界”自分色”自分の空間を自在に動き相手を捉え放たれる斬撃・・・・カッケェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」
観客が握手する中、アーサー・ゲットフィルドが槍を振りました。
「王の槍(Ich gebe Speer zurück)・神葬(Begräbnis Land von )・極楽天槍(Glückshimmel-spearmanship )返し(des Königs)」
長い金髪で麻衣一枚と黒コートで参上した男は各地を放浪仕官先を見つけられずに齢四十過ぎの戦士に戦で培った経験と槍の天賦の才が岡野を貫く。
次々と次とCODEが乗り出して、傷つく岡野は血を吐き大剣を構えて跪き地面が赤く染められ全会場に地球が投与された。
世界が動き世界が生まれ、消える。
破壊と創造。
岡野は殺気立ちアーサー・ゲットフィルドと激しく衝突して会場の隻が爆風と衝撃波で吹き飛び、岡野は槍に貫かれ昇天した。残り二十人。実況が叫んだ。
「すすす・・・・すすすす・・・・・凄いぞ!アーサーーーーーーーーーーーーー!槍だけで槍一本で勝ち残る亡者に誰が!誰が!誰が!誰が!誰が!勝つんでしょうか!レディィイイイイイイイイイイゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
鐘の音と試合の音が会場に響く。
アーサーを狙い狙い撃つCODEが多くインテックス大阪の地面が赤く染められ血の海とかしてアーサー自身傷つきへばっていた。
CODEとは自然界に帰る。
還る者だ。
死して尚CODEが存在するのは神だけでこのAブロックで命を落とした二百人もののCODEが元に還り新たに目覚める。
アーサー・ゲットフィルドは、額に傷痕が残るが槍で弾き返した。
(愛する妻、子よ、私の人生で良いことは経験を積みこの場で思う存分四十年分の力を出せることだが、私はもう後先無い。後悔するこったぁはない。子よ、子よ、子よ!俺は生きたい!俺は生きたい!生きたい!クッ。限界じゃ)
二十人相手にアーサーは跪き誰にも明かさずに誰にも知らずにCODEを発揮した。
「風よ。爆風(Die Bombenexplosionsflamme)焔神雷神!(Gott Gott des Donners)ライディーン(Der Roggendean)・イン・ザ・ダンス・ナイト!(in der Tanznacht)お、俺に、生きる力と俺に自由を!自由を!グハアアアアッ・・・グッ。ガアアアアアアッ。ウ」
会場に衝撃波と多くの人間が海に落下してサメに食われ、一人たった一人生き残りその勝利を噛みしめたアーサー・ゲットフィルドがAブロック予選突破した。
勝利したアーサーは風のCODEを使う浪人。
元々はメキシコのマヤの末裔。
コパン家・ティカル家・歴代の王家の血が流れている。
控え室に戻りテキーラを飲み干すと、妻と子が迎えに来てくれた。
「アナタ素晴らしい戦いよ。この子ったらお父さんになりたいって」
「おうか。止めておけ、ザーロック。御前の道は自分で見つけろ。殺し合いに向かない。」
「パパ!強い!」
微笑みベンチで眠るアーサーに妻と子は毛布を掛けてその場を去った。
「一旦会場の整備整う前お待ち下さい。いやー、激熱の戦いに俺も絶頂してきた。次?Bブロックはこれもまた見物白宮。誰だ?お、俺は・・・」
ボトルの水を飲み次の試合まで休憩した。
その頃・・・冷泉は負傷者を治療し、榊が気を戻した。
「兄ちゃん起きたか?」
冷泉がボロボロの剣を榊に渡すと手で拒んだ。
「剣は捨てておけ。水も何処に消えた。命あるだけでよい」
榊は杯一杯の酒を飲み眠った。
冷泉が治療の頃幽華は窓から見ていると会場が様変わりジャングルだ。
先程は、地面に水が入り組む会場だが今回は熱帯林だ。
Bブロック開始のゴングが鳴った。
「さぁさぁさぁさぁさっさっ!始まりだよ!Bブロックも激熱ぽんぽん丸だ!」
ビットが開き出場者のモニターが表示された。
観客が口笛を吹き拍手喝采だ。
「そして、今回消えて欲しいCODEナンバーワン世界最凶の残酷非道の男“DARKSOUL”馬場炉靱(ババ・ロジン)」
奇抜なファッションに首に鎖を巻き拳にナックルを装備して耳にピアス。
髪の毛は緑と黄色に染まり体格の良いレスラー。
続く一刀流剣術のマッキー、多くのCODEが出場してジャングルの中鬱蒼とした密林に、三百人がバトルロワイヤルを繰り返した。
白宮はマングローブ付近に腰掛けて冷たい水に手を伸ばすと凍り付いた。
「雹剣(Laß Schwert )・氷靱(niederprasseln)・餓狼紅蓮(1000 hungriger Wolf der rote)千本桜(Kirschenbäume brennt)・・スター・シューティング・グレイヴ(Star der Gres Eve schießt)」
凍てつきまとめてCODEを氷結。
氷靱の如く氷の剣を構えて一人で何百人斬り、凍らせると観客も白宮を叫んだ。
「いけ!いけ!いけ!いけ!いけ!いけ!いけ!いけ!いけ!いけ!白宮」
「GO!白宮!」
「ぶち込もうぜ!白宮!」
「OK!白宮!レディーファイティング」
「勝て!勝て!」
男女の声援鳴り止まず白宮は一気に優勝候補に上がった。
氷の白宮にマッキー・馬場・神聖ローマ帝国アイゼンリッヒ・シュヴァルツァー・フリードリッヒⅡ世・軍師アルマ・トリヴェルス・海賊女王エドワード・J・S・E・ティーチ・エリザベス・獅子王大津瀬巫李亞(おおつせふりあ)等々名前を聞いてもぱっと見しない人達がジャングルを彷徨っていた。
馬場は、鼻くそをほじり鼾をかきながら椰子の木で寝ていた。
「起きろ!起きろ!起きろ!馬場!婆アアアアアアア!」
観客の怒号。
「なんて言うことでしょう。試合に参加せず寝ている馬場炉靱。御前は何者だ?」
「試合に参加しろ!しろ!」
ゴミ箱を投げられていても炉靱は後ろを向きお尻を掻きながらも欠伸する悪態に、全員呆れていた。
だが、この男が“DARKSOUL”の異名を持つには訳があった。
少々面倒が効かないCODEで、悪態でもつかないと動けない身である。
「ハッ!」
馬場は樹から用を足していた。
観客は唖然。
騒然。
言葉がなく沈黙が続き、馬場が動き出した。
睨み付けて襲いかかるCODEを一月目にも止まらぬ速さで、魂を抉り取り口に入れた。
この男は魂を喰らう男。
馬場炉靱。
賞金首四千億$の額が懸けられている。
ジャングルが凍り付く。
「俺以外に強い野郎はクソ居らねぇよ。魂が全てを語る。」
鎖を手に取り人が掴まり魂だけを抜き取り喰った。
「魂剣(Spada di anima)・天卸(vendita all'ingrosso di cielo)・ハーヴェル・ド・アーゼレァサ(haveru·do·azereasa)」
魂を具現化した長剣で髑髏の柄・鞘・青白い刀身に長剣を握り白宮は避けてジャングルを逃走していき、残ったマッキーは盾無しの剣だけを手に鉄仮面をつけて鍛え抜かれた肉体に黒いコートに黄金のベルト。
剣闘士の姿にそのまま。
Bブロックはヴェルトにシエルに蒼空・神も出て居る。
現在はマングローブの奧にいた。
「ヤバイ。俺が敵をまく。」
「止めなよ。ヴェルト君」
「おい、おい、おい、おい、おい」
ヴェルトはサバイバル地図を見ながらジャングルに隕石を堕とした。
「隕石群宇宙(Meteorite gruppiert )襲来!(Rauminvasion)俺式宇宙惑星(Ich-Art-Raumplanet Statist)超極大射撃!(sehr große Schießerei)」
宇宙全惑星銀河系の力を引き寄せてマングローブ・ジャングルが荒廃したクレーターだらけの硫黄と硫酸が臭い火山が湧き酸性雨が降り注ぐ。
毒ガスマスクに防水コートを着て、僅かな茂みに身を潜めた。
一気に宇宙を開放する地球全体の生態系をぶっ壊す覚悟があるのでヴェルトは手を突っ込め大地を歩いた。
「チェックメイト!(Setze matt)宇宙創造銀河系の(Der Segen supernova der )恵み超新星!(Raumschaffungsgalaxie)」
空間周り草木が生えて動植物が暮らす生態系と自然を宿し試合が一時映像が中有団になる場面があったが、ヴェルトは深呼吸した。
「俺の出番、俺の力、舐めるなよ!ハーフだし」
ヴェルトが地形を変えると再び地形が戻りジャン具と荒れた大地の二つがフィールドとなり太陽が照れる。
影が伸びて、砂塵や灰燼が舞う。
神は灰燼で壁作り、馬場はイライラしながら鎖で投げ飛ばして白宮は策を練った。
「戦略的に練ったぜ。神葬・魂氷結(Begräbnis Seele die friert)・神剣(Sword gewidmet )神槍(Speer dem Gott Gott)天神卸し(Tenjin-Großhandel)第八百万(Der 8000000th)滅尽(Widme dich Aussterben)紅蓮(Das rot Brennen)龍牙(Drachenstoßzahn)」
馬場に強烈な一撃を食らわして全身凍り付き魂が凍り八百万の魂分の清算として馬場は氷漬けにされて燃え上がる龍の牙が氷を溶かし肉体に燃え上がる業火に焼かれ馬場は死亡とは言わないが、緊急搬送とされて白宮が勝ち残った。
条件と状況を作り出して氷がある場所と相手が魂を抉り瞬殺と知ったので先程の技は父親魔柄應神愛用の技で、エンペラー自身嫌な思いをした大技である。
白宮は冴えない顔で凍らせた大地に穴を開き釣り糸を垂らし魚も釣っていた。
何カ所か穴を開き暫く一人で待っていた。
「こっから勝負つけるさ。」
「某が相手になる。」
一刀流のマッキーだ。
「うん」
海賊女王も駆けつけた。
囲まれる手勢にシエルが白宮のCODEを盗もうと短剣を一振りすると背負い投げで白宮は咳き込んだ。
エリザベスの攻撃が氷を砕いた。
「があっ!」
白宮は狼狽えてマングローブの茂みに倒れた。
「Bブロック超絶波乱旋風の嵐!白宮選手!こ、ここまでか!」
「ちげぇーよ。ちげー、ちげー、ちげー、俺は勝つんだ。」
白宮は腕を抑えてエリザベス・シエル・ヴェルト・蒼空・神・マッキー・剣闘士四方八方ふさがりで深呼吸した。
「海賊はその誇りと名誉と自由を尊重する!私は父の名を恥じぬ戦いをする。」
エリザベスだ。
「CODEは海賊。海賊稼業の力を見せてやるよ!」
白宮は淡水に潜った。
「一刀(Tagliando con un colpo dello)流( stile di spada)・水割り(whisky ed acqua)・オン・ザ・ロック・ユー(sulla serratura tu)」
マッキーの剣が水面を斬り白宮の肋が出血で血を吐き氷で血を止めるも剣を避けきり試合の白熱に観客は盛り上がる。
(郷土研究会の誇りと夢ヲ俺相手に託してくれたモンじゃねぇか)
マッキーを避けて白宮は氷の足場を作った。
「氷神(Eis Gott)紅蓮(der roten ungestümen )乱舞(Tanz brennt)―龍牙(Drachenstoßzahn)天昇(Es ist im Himmel)―俺式(Ich Art)“神父親(Zeuge Elternteil)”」
水面から突き上げて氷の槍がマッキーを貫き氷が広がり全員無条件で凍りに囲まれて紅蓮の炎に燃え散らされてその龍の牙が天に昇り氷の塊が試合に落下。
白宮だけが生き残り、全員緊急搬送された。
幸いにもCODEが残っただけで良いが、白宮は予選の三回も突破して、控え室に戻った。
「お疲れ、御苦労、遣ったな」
幽華が来て白宮は頷き他の負傷者も運ばれていた。
「ああぁ。ヘヘヘヘヘヘ・・・・」
「やっぱ凄い」
「うん」
「マジ死にまっせん」
シエル・神・ヴェルト・蒼空が祝いに駆けつけてくれた。
「あんまし無理に攻撃して悪い。ホンマ済まん・・・アレでしか終わらせる手はない。俺は“負け”はナインや。Cブロックは見物やけど、俺寝取るわ」
白宮は控え室のソファーに寝た。
幽華は三回スタンド席の窓を見ていた。
「Cブロックの有力者はなんと言っても将司&脩爾の剣師兄姉。しかし、初代から前回の覇者で皇帝陛下直々に玉璽を受け取り東の大帝国総統府が置かれている関東一帯を治めた女王の名を“剣の女王(Königin des Schwertes)”クイーン・徳川魔姫(Princess Tokugawa buff)(ロマーナ)か。波乱のムーヴメントが起こるから気が引けねぇな。」
スタンド席でビールの売り子が居る女性に頼み冷えた水を注文してCブロックを見た。
始まって七十二時間後・・・・予選も残すとこ三回だ。
「えぇっとですね。実況の私も疲れました。その疲れをぶっ飛ばす予選のCブロック見所は最凶の女王が百連覇&一千億連勝の記録記憶が・・・・っとですね。この者に挑む若き侍魂の獅子が食らいつく!OK、OK、OK、OK、OK・・・・・みんな寄ろうぜ!可愛い子相手でも容赦ねぇ!それが皇帝陛下の試合!コロッセオだ!」
実況者は水を飲みワイン片手にピンマイクで実況した。
「待て!」
既に一人である。
全員息が切れていた。
「わたし以外に居らん。済まん」
女王徳川魔姫。
東の東京帝国女帝。
関西の宿敵。
KGUの仇。
その女の覇気は会場を静まらせて剣の一振りで村一つが消える。
「ハッハハハハハハ・・・・天剣・剣の王冠・剣の騎士・剣の盾・付加術!時間逆再生俺達はまだ負けても始まっても居ない。そうさ、俺は侍のCODEを持つ男月乃将司。女王陛下に拝謁伺う。そもそも庶民相手に聞いてくれねぇが、俺は・・・・郷土研究会の自由とKGUの為だ。アンタは楽しんでいない。そのCODEは羅刹だな。知ってるも何も、そのCODEは初代藩主土方菰野守大納言中将鐵齋の者だよ。はっきり断言しにくいが、アンタが鐵齋の首を刎ねて羅刹を手に入れたのなら当然仇だ。俺が斬る。」
「用長々と言えるな。強ち間違って居らん。私には羅刹の血が流れている。剣を持つ意味人を斬ることでしか止められぬ力だ。私は鐵齋の実子そして、徳川慶喜公に嫁いだ娘だ。最期の徳川を存続させるのに・・・・私は受け入れた。将司、来い!相手するぞ」
これは、と言う展開に愕き会場全体が怒濤のCブロックが幕を開ける。
「では、、、、、参る!」
将司が刀を抜くと会場がウェスタン風の西部劇に代わった。
女王の剣は、鮮血に染められ黒い刀身に紅い鞘に十字架をぶら下げた長剣にギザギザの刃で将司は風に触れた。
「風剣(Wickle Schwert)・菰野魂(Komono Seele )MAX200000%LOVE(MAX200000%LOVE)“花鳥(Blumen und Vögeln )風月(poetisches Genie)”」
右足を踏み鞘から放たれる衝撃波と風の真空状態の剣で、女王徳川は長剣で、将司は咄嗟に壁を蹴り回して刀で脩爾が口笛を吹いた。
「♪フンフフフフフフンン~ダダダダダダダン~ダダダン~デンデンデンデンデン」
口笛が終わり重力を無重力に戻した状態で女王以外に強者が居る。
このCブロックの予選三回は他のブロックと比べて優勝候補の名が連なっている。
取り分け今回の大会で、女王はその名を歴史に刻むだろうと言われているくらいだ。
将司は剣先に集中して脩爾は重力で岩を砕き地面が砂塵舞う。
多くのCODEを女王が斬り、血に染まる大地に女王は井戸水で喉を潤した。
「東の徳川を護る為粛正と裁きを・・・関西が粋がるな。所詮豊臣の国。この徳川死すとも自由は死せず。覚えとけ、侍」
将司は一旦バーに行き瓶を小太刀に変えた。
「小太刀(Scherma della spada-corta)・燃焼系王の(Della pro-combustione di Re)衣(Vestiti)」
近くに酒を飲みながら銃を向ける男に将司がすり足で鞘を抜いた。
「俺はなぁ兄ちゃん。腕利きのガンマン。荒野銃士って者よ。悪い命頂く」
カチッと確かに弾が装填されてある。
五十六口径マグナム型。
将司は冷や汗で、目を向けて静かに下がるとCODEを見て屋上に上がった。
「待てよ」
「ちょい、待てよ」
「おい、待てよ」
「待てよ、」
「待て待て待て」
「ハイエナだぞ!」
「ゲラゲラゲラゲラッ!」
七人大柄から小柄の男性。
全員中年。
女王の羅刹が牙を剝く。
「羅刹の剣(Rakshasa zwaard)・命奪(Life wint)・魔神の王冠(Volledige kroon duivel)・魔神の騎士(Devil's Knight)・魔神の衣(Volledige duivel jasje)・魔神の盾(Volledige Shield duivel)・魔神の剣(Devil's zwaard)・魔神(duivel)四属性(vier eigenschappen)完全防御(Compleet verdediging )」
驚きがある。七つの完全防御系と攻撃を併せ持ち魔神の威力を上げて自分の身体能力も限界突破すれば、自ずと剣が上がる。
(羅刹には羅刹一歩間違えれば、俺が死ぬ・・・爺ちゃん)
その鬼覇を刀にすることは眠っている人斬りを目覚めさせることになる。
「どうした?来い、将司「小賢しい餓鬼」よ」
「私が護るこん腕は将司の未来にある!」
女王徳川が紅く光輝き背中から翼が生えて腕の甲から忍び刀を装備して、(GNドライブ)感漂う感じで、徳川の攻撃×十五倍の威力に猛者達の怪我が絶えない。
医療を続ける冷泉も煙管を吸いながら怪我の手当をしていた。
突然手の震えが止まらない。
女王の目つきが変わり、脩爾と衝突した。
「無重力解除!(Schwerelos Aufzug)引力最大超極(Gravitations größte Super)重力の王冠!(Gravity Voll Krone)重力破壊の(Vollschwerkraft Fracture)死神の鎌(Vollsichel Tod)」
重力がフィールド全てを押し潰し躰の自由ですら羅刹には無効。
女王の剣を脩爾の分厚い漆黒の鎧が弾き返した。
手に持つ刀から放たれる衝撃波と全空間が押し潰し歪んだ空間に飲み込まれるので、徳川は唇を噛みしめて羅刹を全開に脩爾のCODEを斬った。
「羅刹の剣(Rakshasa zwaard)・漆黒の(Zwarte verf Volledige )将軍!(generaals)徳川幕府(Tokugawa shogunaat)」
脩爾の肩を長剣が、切り裂き骨が見えるまでの傷と脩爾は体勢を崩して地面に疼くなって片手で刀を拾おうと徳川が手を足で踏みつぶして髪の毛を引っ張り服も剥ぎ下着を剥ぎ取った。
”勝者”と”敗者”将司が遂に禁忌の人斬りに戻るが、女王の剣が無情にも将司の心臓をストレートに突き、血を吐き力が抜けて将司は荒野に倒れた。
「私は絶対だ。祖国を護るが君主の務め。300年間もオランダ留学と生活を終えて久々の徳川再建という一大事にカオルがこの世界宇宙を支配だと?大馬鹿野郎だ!覚えとけ、関西の下船非道下品野郎共、私が徳川の世は天下泰平。爺秀治公たっての願い聞き受けろ、私に牙を剝く者はあの世で後悔しろ、この剣羅刹は日本その者と受け入れろ!」
徳川魔姫“剣の女王”Cブロック出場者四百人が病院送りと火葬送りとなり、女王に勝てる人間が居ないと思ったその時に・・・・将司と脩爾を担ぎヤレヤレとした人物が剣を向けた。
「女一人は差別やねん。俺は、このブロックで勝たんとKGUに顔出しづらいわ。」
「ん?お、御前は!」
「400年前随分とクソ爺ちゃんに追い込まれました者です。名を秀保だ。」
「あああああああっ!」
初めて見る女王の赤面の顔がミニターに写った。
全中継専用のモニターに女王赤面の顔にモジモジと戦う姿では照れ屋でツンデレであった。
秀保も密かにCブロックで二人を回復させてバーで休めさせた。
秀保も傷だらけで、頬には血が吹き出ていた。
「徳川に永遠は無い。俺ン家菊澤家は代々織田家・豊臣家・九鬼家・村上家・毛利家・真田家にお仕え致し候。先祖菊澤英矢二郎衛門は、戦国ROCK’N’ROLLの先駆けで、俺でも爺ちゃんに尊敬がある。だが、アンタの爺ちゃんは俺達の家をぶっ潰した。それで、今の俺アンタを見てリアルで、ガチで、激おこぷんぷん丸だよ!」
秀保のキレた姿を初めて俺は見た。
「秀保さん・・・モンスゲェー覇気を感じる」
幽華は寒気がしてこれが王の覇気だ。秀保に女王も気が動転して剣を向けた。
「徳川最凶(meest gemene Tokugawa)の(De)剣(zwaard)・覇王の衣(Koning volledige jurk)・勝利者に(Victor ni)栄光と(Volledige Sakae licht )永遠の(forever)自由の(Volledige vrijheid )束縛を(van slavernij )赦せ!(Amnesty se)」
女王の威力限界解放に秀保は吹き飛ばされた。
全身クリムゾン色の緋色の鎧に長髪に伸びた銀髪に長剣も大剣に遂げた。
全身から殺気立ち覇気を感じる。
背中に四枚の大翼に、空が漆黒に染まり秀保も隠さずに、KGUの階梯を使った。
予選の試合では禁則事項である“階梯”女王を討つのなら致し方無いだと踏んだ秀保は音楽を解き放った。
(全力全身ジャジャジャーン!呼ばれて飛びれてジャジャジャーン!)
男のケジメを幽華は見た。
「本当に生きる伝説だぜ。菊澤秀保。本名は五代目J・SOULBRASSIEREs菊澤英矢最凶の異端児ロッカーの見せ所だ。様々な音楽業界ではその名を聞いて震えて特に女性から保護団体からのクレームは後に堪えない。無敵のSEXだもんよ」
幽華はスタンド席に座り試合を見ていると係の人に呼ばれた。
「すいません!Dブロック予選の天神幽華様、此方です」
「行きまーす。」
剣闘士に連れられ地下二階の控え室。
幽華はその時を待っていた。
徳川の剣を避けてギターを双剣に変えた秀保が二刀流の有志を見せた。
「あ、あの音楽業界から異端児のHideがここここここ・・・この場では違う顔だ!女王に立ち向かう有志全国ネットで只今生中継です!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!」
実況者と観客からの歓声に手を振り、余裕の表情を見せた秀保。
「私を遣るのか。私は十五児の親だぞ!腹を痛めて何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も凌辱・犯されても耐えて見せた!私の帰りを待つ息子娘孫曾孫玄孫の顔に泥を塗るか、面目ない顔に私を!素の私をこんなサイテーROCK’N’ROLL野郎に負けない!うわああああああああああああああああああああっ!」
女王の心の本音だ。
女である自分に若い頃自分の腹・子宮が壊れるくらいまで痛めて産んだ子を思うと負けてられない。女王は涙拭き剣を構えた。
「ROCK’N’ROLL!ユウヤ・ウチダ(Yuya Uchida)・音楽周波剣(Musikzyklusschwert)・音域零式(0 Sätze der Auswahlen)」
指を鳴らし、双剣による衝撃波で周りの音をかき消して女王の鳩尾を斬った。
「あああん・・・・ああっん・・・痛い」
女王が膝をつき剣を置いた。
「止せよ。俺は嫌いよ。」
「羅刹解放(Rakshasa bevrijden )自身命(het lichaam het eigen leven )全力全身(leven vol het eigen )ジャジャ(thee ji ji ji thee thee schree)ジャーン!(schreef het omdat)」
女王の剣が輝き秀保は双剣から大剣に変えて衝撃波を飛ばし、指を鳴らすと瞬間的に飛んだ。
音がある世界では有効空間。
女王も全身から出血で腹を押さえた。
「クソ!徳川を、徳川を護るんだ!CODE:BARST真羅刹。羅刹を超え羅刹を上回る剣の声。絶対だ。犯されたら犯し返す!お返しだ!一千億倍も」
徳川が立ち羅刹が体中を完全支配して剣を構えた。
羅刹剣《村正》を手に無表情で、全身から紅い覇気を感じる。
秀保はバク転宙返りでギターで音色を変えた。
「ぐっっっはあっ!」
「ああっぐぅっー!」
秀保を貫いたのは徳川の大剣でその心臓の鼓動ですら羅刹により握り潰された。
無残に荒野に大の字で俯せに倒れる秀保に称賛の声が届いた。
「サイコーだぜ」
「ヒューヒューヒューヒューヒューヒュー」
「感動したわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「感動だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「おおおおおおおおおおお!Hide」
「Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!Hide!」
「時代の異端児」
「死ぬまでサイコーのスタイル称賛だ」
観客の声が聞こえてくる。
ネットに配信されてるんだもんな。
俺の姿。
Cブロックに予期せぬ奇跡が起こった。
秀保が起き上がり這いつくばって井戸水で血を流し喉も潤した。
ギターの弦を張り替えて聞こえる状態にした。
「俺はまだだ!女だろうが容赦シネェ!音楽の力を馬鹿にするな!」
しかし傷口が拡がり心臓はまだ動いている。
女王の斬撃に耐えられるが、秀保は深呼吸した。
予選三回も良く乗り越えたと思えば自分自身褒め称える。
「END:OF:CODE:ZERO・・・・クッ。初代菊澤英矢の力だ。温存しきっていられネェーから、ここで拡散だ!徳川も俺もこの時代で終わる。愛世来世後世前世に会おうぜ」
秀保は《菊澤英矢》に感謝した。
「Hide」・「HIDE」・「英矢」・「秀保」の名前は三千年近く継承されてきた。
菊澤の姓で代々ROCK’N’ROLLの家系である。
女王と一対一の一騎討ちで秀保は覚悟した。
「羅刹の(Paring Volledige )堕天使(gevallen engelen)・限界突破(Bound doorbraak)天昇紅蓮(HL-dag stijging)双焔魔神(Dual ontsteking duivel)煉獄剣!(Vagevuur Sword)」
会場全体に紅蓮の炎と衝撃波が全てを吹き飛ばして、紅蓮の焔と自身の、羅刹の焔が秀保を瞬殺した。
大翼で爆風を巻き起こすが、大剣が宙に浮き何千本も大剣が突き刺さり、秀保は動かなくなった。
「ハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
秀保は地面に這いつくばり自分の音を聞いた。
「ヒデヤ・キクザ(Hiroshi geht terrestrischen ya)ワ(ku Waku )MIXOVERTHELOVEPOWER10000000000(MIXOVERTHELOVEPOWER10000000000)%(%)最大出力(Maximalleistung )最大音量(die maximale Lautstärke)最大究極限(die größte Studie begrenzen )界突破( kreist Durchbruch )俺式( Ich tippe )音楽魂(Ton Le Seele )・・・・女王の剣(Schwert Königin)音獄(Sound Gefängnis )音速( Sonic )無限(unbegrenzte)千本桜!(tausend Kirsche)」
会場全体に桜が咲き乱れ美しい無限の桜に千本の刀が女王を映し、音のボリュームが限界突破して耳が割れそうでインテックス大阪が音量に耐えきれず会場が崩壊。
瓦礫と衝撃波と大音量で、英矢の魂その者を女王は避けきり、秀保事ぶった斬った。
「がああああああああああああっ!いうぐっ!」
秀保は負けた。
女王もふらつき会場を後にした。
「おおお・・おおおおお・・・おおおおおおわりました!勝者!女王徳川!現在会場の改修二時間がかかりましてそれまでは代理の会場味の素長居大坂スタジアムにて継続致しますので、皆さん・・・・盛大な拍手を」
秀保は起き上がったが、全力出し過ぎると躰が動かない。
最後の最期に、初代の大技だが今の自分には有り余る力である。
その後意識を無くし緊急搬送され、ICUで治療を行っている。
“愛”の力をぶっつけると俺はもう力が出せづらい。冷泉が来て、患者を死なずに救っていた。
冷泉が黒コートを着て、将司と脩爾を治し終えて、仕事の都合上長居に行くので秀保を早急に治療自体施して冷泉は鞄を持ち長居に向かった。
「野郎、無茶するなよ!」
秀保も長居に来ていた。
客の対応も上手くなり、徐々にブームが再来してきて秀保は一族を背負ってKGUに居る。
女王が本選出場して、いよいよ最後の予選だ。
Dブロックはこの長居で行われる。
天神幽華はゆっくり歩み出して、予選に向かった。
郷土研究会が幽華を一目見ようと最前席の確保に琥御架も居た。
琥御架もDブロックだ。
幽華と同じく、この予選で本瀬に逝けるか決まる。
「行くよ、勝つに決まってるよ。」
琥御架の手を握りしめて幽華は会場に入った。
総勢五百人によるバトルロワイヤル。
「ああっ!餓鬼が来るんじゃネェーよ!」
「ぶっ殺すぞ!ごおおおらああああっ!」
「ガンガンガンガンガンと突っ込んで逝くぞ!」
三人・四人・五人ないし十五人に囲まれた幽華は深呼吸した。
《俺等の番や!(Ich und andere Voll Fan )もう五日も(Moo 25 Länge ta te ku )経ってくたびれたが(ku Verengung Aber ko )こっからが(ta ka ra usw Aber )俺等の実力や!(ich Tatsächliche Full Force)》
サタンが声かけした。
蒼い焔に幽華は目を閉じて静かに人数をカウントした。
指を鳴らすと焔が全員囲み燃やした。
「蒼焔魔神浄火(Cang Yan Teufel Netto Feuer)」
幽華は剣璽を持ち十字架をセットすると焔を纏う剣に唖然とした。
《姐さんなら(Ein Fehltreffer hat )問題ない。(kein Problem)俺等の心配、(Sorge wie ich)御前が(Ich interessiere mich )気になる(für meinen Herrn)》
ベルフェゴールの焔により気配を隠して次々と勝ち続けていった。
「うごおおおおおふっ!」
「ヒューーーーーーーーーーー」
「オマヴァ」
長居は一番盛り上がっていた。
フィールドはコロッセオ。
古代剣闘士が生きた時代をここ関西帝國が総力を挙げて忠実に長居で再現させた。
勿論松田帝自らもこの予選を見ていた。
幽華の桁違いの強さに対するのは、隠家氏清司郎(おかしせいしろう)だ。
CODEは《奴隷》元々神カオルのCODEであるが、偶然にも奪い身に付いた力。
幽華を襲う輩を集団として雇い、強制的に奴隷として飼い慣らした。
「クッ。奴隷は犬だ!幽華!」
「猟犬の牝豚野郎爆熱業火!」
物言わぬ女性をペット同様に扱い首輪に繋がれて幽華は避けて紫の焔でCODE自体を抹消させて女性を自由にさせた。
「よっ、よっ、良くも俺の力に何つうこったぁ!」
「そのCODEがない御前に生きる選択無い。俺があの世の焔魔に代わってクズをぶっ殺す」
清司郎は怯えて翠の焔に触れて魂が宙に消えた。
「幽華AAAAAAAAAAAAアアアアアアアアアアアッ!」
全員寄って集っての総攻撃に幽華は全魔神解放と踏切、全員会場全体を僅か五分で掌握制圧させた。
史上最年少で最短記録の樹立にアッと愕いた。
*サタン→マモン→ルシファー→ベルフェゴール→ベルゼブブ→アスモデウスの順序で幽華が今まで使ってきた技を使用して数を減らして、それなりのリスクを負いコロッセオを生き抜いた。
「ハァ・・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・ハァ・・・」
幽華は深呼吸した。
「誰だ?誰だ?誰だ?誰だって言うだろうが!」
後ろに四人居る。
「我等の存在に気付くとは勘が良いな幽華。」
「如何にも我等はカオル殿のCODEである。CODE:EDENをご存じなら話をして上げよう」
仮面をつけた男性に幽華は剣を向けた。
「やいやいやい!結構だ!俺達郷土研究会は生きてやるぜ!」
「残念だ・・・・」
若い男性長髪青髪の男性で黒いコートを着てCODEは《闇》。
幽華は四人相手のCODEを苦戦だった。
幽華のCODEを押さえ込んだのが、仮面の男だ。
「どうしましょうか」
幽華は黄色の焔で時間という概念自体止めた。
(三分。カップヌードル!ヌードルかよ!ヤバイ!)
全体を止めるにも自分の時間も止めるので躰に重くのし掛かる。
「終わりですよ。”審判の時(Triail lánaimseartha)”」
杖を振りかざして天から轟きと雷鳴が響き《雷》だ。紅い焔でCODEを活性化させて瞬間的に移動し、四人も禁則事項だが“神の階梯”を発動した。
「雷神の神葬(Bös zaubre Gott Speer)・皇帝の(von einem Begräbnis )天魔(dem Kaiser des Gottes )神槍(Gottes des Donners weg)“天孫(Nachkommen des Sonnen)降臨(Göttin-Beginnes)”」
女がビリビリビリと雷が長居に堕として会場全体の電気がショートして停電して暗闇の中、両腕に超巨大な雷の槍を幽華は避けきれずに全身に雷が直撃して息絶え絶えに時間的にも限度を超えて血を吐き地面に倒れた。
長居に堕ちる雷撃と雷鳴に暗闇で、蒼い焔を灯し幽華は剣を構えた。
だが、幽華の隙を狙う四人の素性をルシファーが見た。
《ユウカ?(Hörst du Yuka)聞こえるか。(Ich höre es vorsichtig)心して( Zwei zwei Männerfrauen )聞くんだ。(in vier einem)四人の内男二人女二人。(Die Person des CODES)闇(kein von Dunkelheit)・雷(Donner Maschine)・機械(und die God Stütze )・魔導のCODE(Eine Person die CODE)否や、神支柱の者。(und die God Stütze Eine Person)カオルのCODEを持つ者や。(CODE von Kaoru hat Sehen)私が持てる力を余すことなく見よう(wir Macht mich gründlich haben)》
ルシファーの黄色の焔は時間や空間を止めて自在に操れる。
死者生者の命ですら単に扱える焔である。
幽華は立ち上がり暗闇の中深呼吸した。
「全時間停止!(Vollzeit zu stoppen)俺式世界!(Ich tippe in der Welt)」
ルシファーで会場を止めて勿論四人も止まっていると思えるが、魔導のCODEを持つカオル家臣の一人欧我覇邪(オウガ・ハジャ)黒いコートを着た長身の男性が杖を振りかざして、魔導で幽華のCODEを封じた。
強力な結界で幽華を水玉に封じた。
「うっ!ガァ・・ハッウ・・・ハッウウゥウウ・・・アアッ!」
水圧に苦しまれる。
幽華はベルゼブブで浄化した。
「RE:浄火!(Net Feuer)無限邂逅ッ!(Unbegrenzte Begegnung ッ)」
水圧を抜け出して暗闇の中先ほどの雷轟を喰らった身で皮膚が焼けていた。
「機械(Die volle mechanische)巨人(Riesen)古代の逆鱗(alten Lamellen)」
機械の集合体にギアがコアとなり巨大な人形が目を光らせて幽華は壁を蹴り上げて、剣璽に草薙の剣に紅い焔を纏わせて機械の心臓に突き刺すが、ギアの腕に握られて幽華は息を上げた。
「深淵の闇(Voll dunklen Abgrund)“混沌の終焉(Chaos Voll letzten Yan)”」
真っ暗闇の空間に大爆発が起こり幽華は吹き飛ばされ埃だらけで力尽きた。
「雷神(Raytheon Ray )雷双刃(zweischneidiges)」
雷の双剣に着られて全身感電だが、幽華はコートで防いだ。
ボロボロのコートに片手に橙の焔を持ち上げてタイミングを待っていた。
「雷槍(Strahlenpistole)」
雷の数百万ボルトの槍が心臓に突き刺さり血を吐き意識が遠のき会場に力尽きた。
「深淵の槌(Vollholzhammer Abgrund)」
重いハンマーに脳天を打たれたと思い幽華は壁際に下がった。
「闇の制裁(Sankcje ciemność)」
杖で隕石が堕ち大爆発で幽華はボロボロであった。
「ヤバイ!(Já fullkomna Sui)復讐闇の爆破(Hefndin Darkness Blow)」
大爆発を暗い会場が吹き飛んだ。
地響きと衝撃波にコロッセオが瓦礫の山となった。
「古代の巨人(Antikva giganto mekanikaj )機械の(Bildo en pli alta )千手観音(Senju Kannon )“神聖千本桜(sankta unu mil ĉerizo)”」
桜が散り咲き乱れて千本の花びらが散り天喰うから千手観音の光に目が眩み機械の巨人に押し潰されて幽華はもう絶命寸前であった。
四人に完敗の幽華に這いつくばりコートから勾玉を取り出して天に仰いだ。
《アマテラス!おめぇーの力を貸してくれ!》
勾玉が光り太陽のように熱くなり漆黒の空間を照らして幽華は何とか歩き出した。
四人も浮かばない顔で追い詰めた。
「済まん。こいつ等を殺すかは分からない。もう自分自身では分からない。四人は桁違いで身分詐称チッ。カオルの手下なら全員ガチで!ガチで!ガチで!遣って遣りまくる!俺の力も僅かだ。心して聞け、俺は・・・・負けないさ。四人の盲点を見た。」
フラフラになりながらもベルフェゴールで黒焔を纏った。
「黒焔黒夢(Nero Yan Nero Dream)”無限ア・ラモード”(illimitato Ann · ra allacciatu)」
CODEを護る緊急手段で、黒コートから燃えさかる焔に幽華は黒い橙の焔を身に纏い十字架をぶら下げていた。
四人も面白がったのか。
「俺が魔導の者神髄に堕ちた闇の魔導の強さ思い知れ!」
覇邪は杖でCODEをそれぞれ封じて空中に大爆発で会場では何が行われているのか分からない。
幽華は這いつくばり地面を思いっきり殴ると紅い焔が燃え上がり覇邪の杖が焔を吸収した。
「幽華。諦めろ、神の前にして跪け!赦しを問う姿を見せろ!」
幽華は立ち上がり剣璽を握りしめた。
(御前等一気にやるぞ。俺の命問題ないぜ。先に覇邪を遣る)
虹に輝き七焔の焔を一同に使い体力的にも限界だが、覇邪は杖を持ちあげて指を鳴らすと会場が動き出して雷鳴が長居に落雷。
急激なスコールに土砂降りの地面を幽華は濡れながらも、戦った。
他のCODEも居た。
多くの剣闘士の負傷者を乗り越えて、幽華は受け入れた。
“エンペラー”天神幽の力に目覚めると覇邪も愕いた。
「伝説の皇帝か。面白い。」
「マジか!皇帝だったらこの機械で抑えた遣る!」
覇邪と青年の外套を着た火傷の男。二人を睨み合わせて幽華は黒コートを脱ぎ目も瞑り深々と深呼吸した。サタンの焔が重点的に蔓延した。CODEすら滅ぼす力。
「逝くぞ!アマテラス!束縛式(Bondage-Stil)・・・・蒼焔紅蓮神葬(Cang Yan HL Gott begraben)」
会場に燃え広がる蒼い焔が覇邪を飲み込みDNA事灰に還す焔に幽華も全力で、焔が制御できずにいた。
黒コートが半分燃えてそれでも諦めずに食らい付き幽華は立っていた。
焔を使う分の注意点は、CODEによる相手の力を超えればその分を吸収できる。
会場全体に照明が明るくなると、前席で見ていた白宮と秀保に近づく女王に呼ばれた。
「秀保・・・Hide・・・ちょっと良いかしら?」
「ん?何だよ。俺に用があるって珍しいな」
白宮の肩を叩き秀保が任命した。
「俺が本選までには戻るわ。暫し、副長を任命する。」
「え?」
秀保はコートを着てフードを被り女王と一緒に廊下に出た。
「御免ね。最近カオルが動いたのを知ってる。アンタは?」
「前からだよ。」
「私の家臣が見当たらないの!」
「ああ。カオルの部下が紛れ込んでいる。彼奴等は女を浚い陵辱させて犯して処女を奪い穢れたっつうか精液精子を子宮に出された。おうい、徳川。アンタの部下は精鋭で十二神将だよな。良くKGUと競い合っていたのを知ってる。ハッ。カオルは容赦の無いゲソ糞野郎だ。徳川に恨みはないが、今の俺はKGUに誓い生きてる。」
「アンタがそう言うとはね。家臣見つけたら言うて」
頷き女王と別れを告げて秀保は長居のバックボーンに行き暗証番号を入力した。
《0420-9890-321142-187651219》
固い鉄の扉の先に東側と西側に左右対称の部屋でコンクリートを挟んで階段を下りていき秀保はライターで松明を灯すと、家臣が拘束されていた。
「音域解除・人間音波。(Dreifach-Schallbereich Aufzug)何より生きて居て良かった。」
「どうして分かったの?」
「御前等の心で分かる。徳川に頼まれた」
十二人の鎖を外して傷口も治療した。
女は泣いていた。
アヘ顔腹ボテなどの拷問に凌辱に秀保はヤレヤレと周りを見て女達に指を鳴らすとスタンドに移動した。
「瞬間(Moment)センチネル。(Zentrum für Chiba Neko Hikaru)BEYOND・THE・TIME」
秀保があらかじめスタンドと拘束場所の音域を設定させてその間は自由に行き来できる。
会場全体が盛り上がった。
「行け!逝け!逝け!逝け!逝け!逝け!逝け!」
「おおおおおおおおおおおう!」
「幽華!」
「がっついてこーぜ!」
観客の歓声に幽華は四人もCODE全開で挑み、黒コートが燃え尽きた。
鍛え抜かれた肉体に長く伸びきった黒髪に左腕の火傷の痕。
蒼い焔と紫色の焔が燃えコロッセオの盛り上がりに、サタンが出てきた。
《俗物め、俺様登場。消えろ!》
青髪に黒コートで王冠を被り髑髏の指輪をはめて蒼い焔が覇邪を飲み込むが、魔導によりかき消された。
「魔導の深淵(Fairy abyss Iomlán )“創世の十字架(Cruthú Iomlán Cross)”」
眩しい十字架の閃光の一撃に幽華は壁にぶっつかり意識が無い。
「カオルの部下を舐めるな。青二才の小僧」
覇邪の言うとおりだ。
「いやっ!負けねぇよ。俺は・・・・俺は・・・・行こう」
立ち上がりベルフェゴールの焔で躰を纏いアスモデウスで全身の細胞を活性化させて、一度っきりだが幽華はエンペラーの力を使った。
幽華には最後の力を振り絞って、歴代の天神家が受け継ぐ最凶の大技で長居・大阪の中心部をあっという間に瞬間的に消滅させた。
地響きと衝撃波とコロッセオ中心に多くのCODEを消した。
アマテラスの剣璽に力を貸して貰い、蒼き龍の咆哮に舞い上がり翼を広げて、CODEは貫かれて幽華も跪き目を瞑った。
「真天照(Wahre Amaterasu)魔神天槍(Devil-Tag Pistole)聖槍神剣(Heiliger Gott Waffen Schwert)紅蓮龍牙(HL Aralia)魔神鋼鉄(Eisen-und Stahl Teufel)の魔女墓(Voll Witch Tomb)アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」
魔神全員解放+会場に虹の焔が全体を鮮やかに燃やし尽くし全てのCODEを一撃で瞬殺完全に地獄に葬る限界を超えた大技。エンペラーもこの技で、多くのCODEの命を奪ったと言われている技を長居で使った!
「ううぅ!わあああああっ!」
「クソおおおおおおおお!」
「カオル様幾分来世にお目にかかりましょう」
「バイーバーイキーン」
四人を完全に消した。
コロッセオも消失。
黒い雨が降り注ぎ長居の観客はレインコートを着て幽華を見ていた。
実況者は唖然とした。
「あっ・・・なーん・・という・・・えぇー・・・幽華の勝ち。予選突破見事本選出場権を手に入れた。試合史上尤も撃熱の試合であると思うが、天神幽華!あっ・・・CODEが・・・・ギガス。」
天神幽華の一人勝ちに長居は改修工事に暫く工事期間に入り、試合に勝った幽華は白宮に合流した。
「めっちゃかっこいい部長ッすよ」
「ヘヘヘヘーハッハハハハハハハハハ。サンキュー」
幽華も先程の力を使い果たしてペットボトルの水を飲んでいた。
後から将司も来た。
「幽華殿見事な勝利。」
「嬉しくはねぇよ。エンペラーのCODEを使うというのは街や国をぶっ壊すという威力。御免・・・・長居をめちゃくちゃにして」
幽華はスタンドを去り控え室で寝た。
秀保が戻り友禅も来ていた。
「先生も今ご到着ですか?」
「帝國の損害は?」
松田帝は本選からの閲覧で、予選は実況者が建設の地図を見て溜息を吐いた。
「二十年かかるぞ。」
「御前等はそう思うだけだ。俺に任せろ」
友禅が来て早々時空のCODEで長居・帝國・インテックス大阪を設計図通りに作り指を鳴らした。
「時空天創造!(Zeitliche Tag zu schaffen)俺式KGU(Ich tippe KGU )グランド(Tasche ra nn )・アニヴァーサリー(ni Vin Ann Farmer thermischer )」
時空のCODEを持つ友禅は帝國を蘇らせた。
(病むわ。伊勢市も準備は手配したぞ。倉陵祭の季節が来る)
友禅は髭が伸びて黒いコートに太刀を腰に差して雪駄を履いていた。
雪駄の方が歩きやすい。
走りやすいのだ。
郷土研究会を友禅がその日の深夜に帝國の酒場に招集させた。
「眠くて悪い」
「ここに集まってくれてありがとう。」
友禅が礼を言い郷土研究会のこの夏のお仕事は《倉陵祭(Ling Ji stöður)》についてである。
琥御架も遅れてきて、友禅が気さくにバーから好きな飲み物を頼んでも良いと言い白宮はお言葉に甘えてジントニックを注文した。
「冷えたジンが美味いんだよ。この冷たさにライムの香りにミントの味。ん~サイコー」
白宮は今年で二十歳。容姿は小中校生に見えるが、大人である。幽華はノンアルコールの《デスペラード・シンデレラ》を頼み飲みながら話し合った。レトロで一見さんな感じでは帝國の新世界のバーに集めて来月から郷土研究会がどこに行くかを考えると幽華は、伊勢市周辺の島の地図を見て幽華は伊勢遺跡を指さした。
「俺達はまだまだ行ったことがない自分達の街を見てみたい。伊勢遺跡・・・・俺達一相に遺跡に行き島全体を回ろう」
幽華が決めた。その日の夜から朝に懸けて酒を飲みバーで夜が明けた。
「幽華。決めたことには感謝する」
友禅はKGUに戻り五賢帝が待つKGUは局面を迎えていた。
天照暦21年7月12日
本選開始の五時間前。
友禅は電話会議出席の為にKGUの学長室に来ていた。
漸十朗もアマテラスも居た。
「わざわざ呼び寄せおいて悪い。友禅」
「本当だよ。やることが一杯で今日は会議?」
友禅が刀も置き黒コートをクローゼットに掛けてソファーに座ると五賢帝のエンペラーが物々しく玉座に座り剣璽(リアルガチ本物)も木箱に収められていた。
ヴァチカン協定の教皇と電話会議に友禅・漸十朗・影秋が参加した。
影秋にケアーしたのは、漸十朗で神道博物館の倉庫に影秋を住まわせている。
「遅いぞ、(Come per essere è un terrazzo)アマテラス!(dilettantistico)アンタが居ネェーと(Ci ti sei con)始マンねぇから(Uomo che comincia )俺達はともかく(A parte da noi)教皇は忙しいんだ。(Il Papa è occupato)俺はマジで、(Io sono serio)アンタの捜していた(Di te stava guardando)兄貴と(Fratello più)残念きわまりねぇが、(vecchio e rammarico )妹は(La più giovane sorella)自殺だ。(è suicidio)イジメが原因で、(Per intimorire)死んだ。(Io morii)」
エンペラーが電話で先ず教皇に知らせると、遅れてきたアマテラスがセンターに座り電話回線のグループを開きSkypeで顔を出して話した。
最大八人専用の会議で、教皇ディゾンⅦ世の兄ガイアス・ラスト・リアレスト(Gaiasu The Last Riaresuto)と妹アルテミシア・エイゼン(Testa Artemisia Aye Zen)ヴェルッヒ・リアレスト(Courchevel Martedì e Riaresuto)の問題を解決の代わりにカオルの世界についての条件であった。
「先ずは妹の(mia sorella prima)遺灰を此方に(questo le ceneri di)戻してくれ。(Dammi indietro a)ゆっくりと(lentamente)サン・ピエトロ(della Basilica di San)大聖堂( Pietro)・システィーナの大地に(la Sistina sul terreno )眠らせてくれ。(Lasciami dormire )私が即位(Hoincoronazione)三十年目の節目に(il traguardo dei 30 anni)ガイアスお兄ちゃんは諸国を放浪。(Gaiasu fratello errante paesi)現在は腕利きの(Ora polso Lee ki completa)CODE狩りの達人。(Maestro di CODE caccia)籍ではヴァチカンが監理している。(Vaticano vigilanza la tosse)私が兄を見捨てない。(Io non abbandonerò fratello)兄も兄で(fratello fratello)妹は家族以上に(Mia sorella nella famiglia )一人の女と(con una donna più )見ていた。(stava guardando )実際に肉体関係。(Rapporto fisico in realtà)SEXもしていた。(Ero anche SESSO)だからか?エンペラー、(O così imperatore)話しはするが先ずは(Per parlare ma in primo luogo)カオルについての(A proposito di Kaoru)会議とKGUに(KGU e conferenza)ついての認証だよな?(Eh autenticazione per)認可か。(Riconoscimento ka)」
ディゾンが執務室のパソコンのモニターにUSBでSkypeのドメインとして電話に出た。
應神・ジョー、龍纖、澪も会議に出た。
友禅も水飲み指を回していた。
「真犯人は三人。(Il vero colpevole di tre perso)私も(Non ho nemmeno)伊達に( Data)伊勢神宮で( in Ise Shrine )ボットは(bot)してない。( Non ho nemmeno)神宮は暇なんだよ。(Shrine'm tempo libero)すること自体ネェーから、(Da se stessa Ne ~ e per)ディゾン?(Dizon)別れた亭主と話しながら(il marito che si sciolse)あんたの妹捜しに(della sorella Anta)人約買ったの(comprato di persone in cerca )私なんだぜ。(Io sono)」
アマテラスが最新式のスマホ片手にカルパスをつまみながらビールを飲み日本酒・御神酒を飲みながらSkypeのチャットを開きながら見ていた。
アマテラスは神宮で参拝客相手に営業しつつ妹を死に追い込んだ三人(バルバロッサ・エゼヴェリット・グラン)の女を至急アマテラスが見つけて身柄を先程レオナルド・ダ・ヴィンチ空港にて取り押さえたと知らせが入った。
「なんとかだよ。(E 'in qualche modo)後は首でも(Il Nero tagliare )刎ねろ、(la testa al collo)KGUが( KGU o)ヴァチカンが(Vaticano)力貸すのか?(o prestare vigore dopo il )」
「貸す方向だ。(È una direzione che prestano)」
ディゾンも執務室からミントの紅茶を飲み棚に置いてある桜のワインをグラスに注ぎ飲みSkypeのチャットとFacebookの「いいね!」がグーーーーーーーーーンと伸びて、ディゾンも三人の顔写真の資料とパソコンで前科歴を確認した。
「犯罪者じゃなければ、(Se lo fai criminali not're)誰だ?(ma chi)」
家族の写真を倒して見ないようにしているが、今でも自分の部屋に妹の鍵を持っている。
アマテラスはこの日は御神酒をがぶ飲みして電話に出ながらも神宮の営業に関して積極だった。
ディゾン側ヴァチカンの要求を述べたKGUは、影秋と友禅が、KGU発ヴァチカンシスティーナ礼拝堂行きのチャーターを借りて出発した。
「教皇よ、(Papa)友禅と影秋がそっちに向かう。(Kageaki Yuzen ed è diretto lì)香典も(Regalo Funeral è anche)妹の(una sorella di )参列だ。(di partecipazione)ペテロの(Peter)参列くらいは(Partecipato molto di un)賑やかな(occupato)バニーだよ。(un coniglio)ヒヒヒッン。(Hihihinn)天神の名に恥ねぇのが(Non è degno del nome di Tenjin)俺の流儀だ。( è il mio stile)ガイアスが居るんだろ?ガイアス。(Gaiasu è ti chiedi Gaiasu)N Anta'mアンタん家の一族は複雑なんだよ。(Casa Famiglia di complessi)リアレスト家は正式には、(Riaresuto casa ufficialmente)ヨハネ・パウロ・ペテロの(di Giovanni Paolo Pietro)血を継ぐ(cheriescono al sangue)一門だ。(Si tratta di un clan)さぁさぁ、俺は会議。(Beh OK devo incontrare)」
「同じだけど、(E 'lo stesso)どういう(di ciò che )風の吹き回しだ?(ventoma è Fukimawashi )」
「エンペラーさんも(l'imperatore di)今日は、今日は、(Oggi oggi)今日はって(oggi ho )こんなのENDLESSに続いて(seguito ENDLESS per questo)いたら(Se avessi )俺は嫌だね。(non vorrei che )」
應神が氷のロックを飲みながら酒を飲み会議にはそれぞれの名前が表示された。
リアレスト(ディゾン・リアレストⅦ世(Dizon-Riaresuto Ⅶ II))女性イタリア人。
三十二歳。
エンペラー(エンペラー・天神幽(Yu Yu Emperor Tenjin))日本人。
二十五歳。
JOE・GRAVE(磯城譲(Shiki Certificati))日本人。
四十七歳。
夕日(魔柄(Maniglia magia)應神(dovrebbe essere nervoso))日本人。
二十五歳。
天照大神(アマテラス(Amaterasu))日本国皇祖神。
赤松澪(四条小路澪(Quattro corsie Mio))日本人。
二十五歳。
伴五十嗣朗(伴龍纖(Con fibra lunga))日本人。
三十五歳。
津影虎☆浜虎(安濃津影秋(Anou Tianjin Yingqiu))日本人。
三十五歳。
岡野幽齋(織乃坂(Sakamoto è stato tessuto)友禅(Yuzen))日本人。
四十歳。
グループ名を《CODE:ZERO》として月に二回会議を開いている。
エンペラー達は話を続けた。
Skypeは基本的に無料絶対条件で無料の電話である。
KGUでは、学長室に集まっては、カオルとの対策を甲も話しているのだ。
「最凶とも謳われた(sancito anche il più malvagio)CODE(CODE):ZERO(ZERO)が現在では(nella corrente)とんでもない荒くれ者って(Arakuremono ridicolo nella)聞いたら愕然呆然と(scioccato stordito Ha detto )するわ(Sarò)」
ディゾンも桜ワインを飲みジョーは白いベージュのコートにテキーラを飲みSkypeのチャットでも見ていた。
基本話すだけでチャットはまだ見られない。
「教皇!(Papa )俺さぁ、(Ora io)ものすごくやりたい(voglio fare terribilmente)のよ。(sei tu)ヘヘヘヘヘ(hehehehehe)」
「三人は(Tre persone)偽名で(sotto falso nome)イタリアに(in Italia)潜伏よ。(che si nascondono)アンタ等正直に( sinceramente ecc Sei in)教えてよ!(Dimmi)本名は(Vero nome dirà)丸々日本人じゃん。( paffuto giapponese)犯したかったら(se si voleva commettere)来なさいよ。(Venite )ヴァチカンに(in Vaticano )・・・・三人とも(tre persone )拷問に架けて(tortura )真犯人が(vero colpevole )居たら(Se ci fosse)ぶっ殺す。(Ho battuto a morte)妹は( Suor )死にたくなければ、(se non vuoi morire)本当は( davvero)根の(figlio della radice )優しい( dolce)子よ。(figlio della radice )お兄ちゃんとの(tuo fratello)SEXを(sesso con)見破れなかった私も(Non ho visto )悪いけどそ(ma anche un male)れ以上に(ancora più)あの子を(che il bambino )分かってられなかった(non sapevo )自分が(io)許せない(è ancora più imperdonabile)。」
「悪いな」
アマテラスは服を生着替えした。
黒いコートに黒のドレスを着て長い黒髪も結び最後に清酒白鷹を一気に大樽を抱き抱えて飲みSkypeを開いたまま準備をした。
「教皇よ、帝國の本選だ。ひよっこ共が成長するの楽しみだ。」
アマテラスがスマホに中継される帝國の本選試合を見にベランダに向かった。
「相変わらずお宅の国の神様は楽しそうだ。三人の処分を終えて正式にKGUに力を貸す。カオルの息の根を止めるチャンスも残り僅かだ。誰かが殺さねば世界は宇宙は終わる。だろ?エンペラー」
「ああ。その通りだ。カオルは史上最凶最悪最凶災厄の神だ。赦し解く限度を超えている。五人の決まりだ。落とし前は俺等がつける。カオルは今の勢力拡散中だ。CODEを創り破壊する。アイツらに関係する者は、CODEを与えて貰った。」
「本来なら道理に反するよ。」
「同意」
澪と龍纖が言うとディゾンは黙った。
「用が無いのなら俺達は忙しい。元気に居ろよ、ディゾン」
「おうよ、私もここからが踏ん張り時だ。」
Skypeを終えて学長室から出るとエンペラーはコートに腕を突っ込み帝國まで行くのにKGUの旧記念講堂跡に向かい地下への道を開けた。
「友禅が作った場所だ。俺達はここを抜けて帝國に着く。」
本選がいよいよ始まる関西。一方、友禅と影秋はイタリアに向かっていた。
イタリアに着くと、ディゾンがフェラーリで迎えに来ていた。
車中に渡された分厚いA4サイズとB5サイズの史料計二百数点の史料に目を配った。
「バルバロッサ事龍神天音(Raccontare Dio Drago)・エゼヴェリット事天竺凌(Tianzhu Ling)・グラン事椿榊永愛(Wing Chun Sakaki amore)の三人。KGUヴァチカンキャンパス所属三学年。前科歴無し。だが、キャンパス内ではイジメ・横暴・権力乱行・裏工作・スパイ・詐欺・放火・強盗等の余罪追及百万件では済まない。キャンパス内の牢獄にでもぶち込もうと思う。廃虚の古城に三人を収監。拷問に架けよう。然れど、産まれ子に罪はない。子を孕んだ場合はKGUが責任を持ち預ける。KGUとヴァチカンで育てよう・・・・」
「そう私も思う。これだけの悪事を見逃すわけには行かない。女は利用価値がある。子を孕ませるなどの肉体を活かすことが罪への償い。誰が妹を追い込んだのかも自然に吐く。」
影秋は黒コートに黒の帽子に髪の毛も前髪を散髪。
友禅は刀を構えて腰に差して車が古城に向かった。
城壁が連なり歴史を感じさせる場所に居た。
一方、幽華達もエントリーを済み長居控え室で待っていた。
「今回は長居とインテックス大阪と大阪城国際ホールの三元だ。」
幽華が目を瞑っていた。
郷土研究会が後に、カオルとの一戦に迎え撃つ際に龍神天音・天竺凌・椿榊永愛の三人と非情な戦闘を迎えるとはこの時誰も予想だにしなかった。
郷土研究会が何故に生きる伝説とも恐れられた理由は、十三人のうち七人も生き残ったからである。その続きと詳細は、暫し後で。
http://www.Galordrad.mie.jp
帝国内のサイトと動画サイト併用にアクセスしたアマテラスはログインして松田帝の思惑とKGUが帝國と交わした契約をアマテラスは見ていた。
「ドメイン指定を三重か。帝國はアニメ・ドラマ・映画・CM・AV・アダルトアニメ・バラエティー・情報番組・ローカル・天気予報・営業・広告・出版・運送・物流貿易・製造・工場・遺跡発掘・調査研究・CPD設計・大学講師・卒論・斡旋媒介・飲食・ゲーム・アプリ開発・病院・医療事務・介護士・弁護士・政治家・旅行事業までも手掛ける超大手の企業が世界一多い。故に大坂は天下の台所。堺は豪商の街。KGUは金無しに一手を打ち郷土研究会が魂試合に勝てば、賞金一兆$手に入る。ガハハハハハハハハハハハハハハハ。知っている?最凶の会社の名を歴史上初めて四人の王がその思いを込めて創立再建して今では映像制作の神。ヴェルト・クレアツィオーネ・・・・・私共CEOを共にしている。お陰様で創立二百五十周年目。本社を三重に置きグループ社一千億を超える。三重から世界へ世界から三重への理念で、田舎を馬鹿にする輩を見返したくて私達の会社も時代の荒波を幾度乗り越えた~社長はKGUの王であると同時に最凶のメディア経営であると踏む」
アマテラスはスマホを持ちベランダに出てタブレットで自社のサイトをチェックしながら幽華達を画面越しで見ていた。
「幽華・・・御前等の運命がここで試される。」
神宮の奧白い布の奧に腰掛けて参拝客を見てジャリンジャリン稼いだお金の音が聞こえる。
アマテラスはテレビ片手に関西帝國の本選に胸を躍らせていた。
「えええええっ!お待たせしてジャジャジャーン!呼んでも呼ばれなくても飛び出せ!がっついてこーぜ!おおおおおおおおおおっ!これより本選一回戦を行う。記念すべきは、無名のDARKホーーース!ヒホイヒヒヒヒンンンンンンンンッ!白宮和馬と幾多の戦場に血を流してきた軍神森亞玲胤(もりアレイン)レディイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイゴオ!」
本選一回戦
白宮和馬VS森亞玲胤
フィールドは氷河。
舞台はここ、インテックス大阪で観客は十二万人が熱気ある試合を見た。
白宮は目を瞑っていた。
「氷河拷問!(Glacier Folter)アイス・ブリュンヒルデ・アイアンメイデン(Ice Brünnhilde Iron Maiden)Ver2020(Ver2020)」
会場全体にフィールド全土を瞬間的に凍らせて、氷の棺に亞玲胤を閉じ込めさせて氷の無数の槍を貫き血が凍り付き白宮は壁側に移ると氷の盾を構えた。
「軍神の御霊を宿せ!戦のCODEを持つ俺をくたばらせんよ」
無傷で腕が凍っていた。
長剣を構えて静かに剣を読み戦の状況を捉えていた。
「戦の剣(War Schwert)・天喰(Tag Sun God)龍滅(Drache neben )氷靱(neben dem Eis hart )神剣(Sun God Schwert )零式( hart Null)」
長剣が変形して天を喰らい神を斬る氷の牙と化せよ。
白宮は舌打ちし、壁を凍らせて森は剣を構えて静かに風が吹き上げて会場も固唾を呑む。
「軍神の王に剣の魂槍と化せ。血槍魔神龍王穿(Blutdrachen tragen Teufel Pist)」
会場に血の槍の衝撃波を避けて白宮にズシンズシンと突き刺さる槍に白宮は歯を食いしばり、片手で氷の剣を作りもう片手に氷の足場を作り跪いた。
「氷王!(Ice King)地球凍結究極破壊!(Erde gefroren ultimative Bruch)シ・ズ・マ・レ・ク・ズ・ノ・アーホウ!」
全てを凍らせて森は凍り付き会場全てが瞬間的に冷蔵庫と化した。
白宮は吹雪舞う会場を歩き深呼吸した。
森は崩れるが上空に響く天を切り裂く剣に白宮は舌打ちし、氷神の階梯でCODEを超えた。
(羅刹が危ない。チッ。CODEをCODEを以て支配する)
白宮が全身白銀に輝き鍛え抜かれた躰に全身から凍てつく覇気を感じる。
「僅か一分だ。階梯に命ありきだ」
森は微笑み軍神の名を恥じぬ力を使った。
「軍王の知識に我答えよ!剣式から甲に」
森の両腕に大剣が装備されて白宮も森にトドメを刺した。
「剣王の(Ken-o)氷(von Eis)靱剣(Schwert)千乱舞(Thousand wilden Tanz )」
剣戟・斬撃が織り成して十字に切られる氷の閃光に白宮は避けて森の隙を狙い、溜めていたCODEで全てを終わらせた。
会場全体に吹雪が舞う。
「魔神氷結(Ein Grab der boshaften Gotthei)煉獄の墓!( das Purgatory gefriert)」
氷柱で相手を凍らせて剣戟で切り刻む。
氷に誓い一度だけ大ダメージを与える。
両者互いにぶっつかり森が力尽きた。
白宮が辛うじて立ち階梯も終わった。
「うぉおおおおおおおおおおおお!やる!白宮選手が勝ち上がりました!今回無名のダークホース・・・・・・」
実況が盛り上がると白宮は水を飲み干した。
白宮の勝ちに幽華が来た。
「やるぅ~」
ハイタッチして本選のトーナメントが表示されるので電光掲示板を見ながらベンチに座り自販機で、サーダーを飲んでいるとシエルが来た。
「白宮君、カッケェーじゃんカッケェーよ」
「あんまし褒められたくもないね。俺はこの腕さえ在れば護ってやれる。」
白宮を部屋に置き幽華はシエルと共にスタンドまで同行した。
「皇帝の一族はおっかないね。私が盗み入れたお宝を目にしたわ。松田帝は近頃地下の礼拝に籠もりっきりよ。」
「ほほう。礼拝?地下に?え?ここ日本だろ?大坂やで?OOSAKA?」
「松田帝の祖に当たる人物ルクレツィア・アルヴェノッザーレ・リアレスト帝の血を継ぐ松兄皇子(まつのおおえのおうじ)がこの大坂を世界の中心まで発展尽力させた。幽華?」
シエルはポケットから鍵を見せた。
十字架の鍵だ。
幽華はスタンドの席に座り深く考えた。
淀川からKGUまでの伊勢湾に通じる航路が整備されてある。
松田帝は阿倍野ハルカス・大坂ツインタワーの真下地下5000m下の大理石に創られた四畳半の礼拝堂兼別室に籠もりテレビ観戦で試合を閲覧。
及びKGUのCODEを見ていた。
松田帝は、金のCODEを持つ。
触れたモノや見るモノを金に換える力を持ち剣術に天賦の才があり、シエルが十字架の鍵をいくつか盗み出して幽華に見せた。
「この試合の目的自体意図が分かんない」
「ヴェルト居たんだ。」
「おう、おう、シエルと居た。鍵は全部で七つ。松田帝はディゾンと親戚筋。関西帝國がかつて、豊臣の統治に置かれたが今は純粋で笑いが好きな陽気な関西人が暮らす都よ」
ヴェルトは紫紺色のローブを着て黒コートに袖を通しインテックス大阪では、二回戦が行われた。幽華も将司も脩爾も席に座っていた。
その同時刻・・・・影秋もある場所に着き捉えた三人の尋問とカオルの詳細を吐かせた。
「教えろやねん。なぁー、現教皇の妹をぶっ殺した金髪豚野郎は?」
影秋は黒のローブを着て龍神と天竺と椿榊を見ろしていた。
友禅も刀と長剣を構えて、ヴァチカン最深部のかつては牢獄として使用されていた現在では使われていない地下の部分に、三人を磔にしていた。
教皇も来ていた。
三人はヴァチカンキャンパスに居た少なくとも将来を数機卿コース・官僚コース・修道女・宣教師コースを目指す特色があるヴァチカンキャンパスの敷地にも友禅・影秋・ディゾンは三人の顔を見ていた。
「お前ら妹アルテミシアがどんな思いで死んだのか知ってるよな。」
「知らんがな!」
龍神が力強く言う。
「だって、教皇の妹は顔見知りよ!」
天竺の強気に影秋が水責めを行った。
「スペイン・ポルトガル両王政府により承ったぞ。海の怖さをその身に刻め」
かつてMIUの三賢者でドドドドドド田舎の三重大を立派に成長させた男で、KGUと共に争っていたが現在はKGUの属州で影秋もKGUも加わった。
「いやあああああああああああああっ!」
地べたを這う椿榊に衛兵達が取り押さえる。
「神に逆らう敵よ。妹君はディゾン教皇の継承者にアルにかかわらず不適にも営業と称し枢機卿に犯されたのだと近臣家中仰せだ!」
衛兵長官のグッヴァザーニだ。三人はそのまま十字架に磔にされてディゾンは、大広間に行き友禅と影秋にKGUに戻れと下す。
「言い忘れていた。ヴァチカンキャンパスは終わりだ、これより本格的に神の場とする。正式には百五十年間近くもよう働いてくれた。感謝するぞ」
最後に日本語で話した教皇は友禅と影秋を見送り自身は、収監されている三人の元に行き祈っていた。
その頃インテックス大阪でも二回戦が行われた。
「続き況してや如何に!二回戦はレジェンドオオオオオオオオオオオオオオオオオッ対決!関西代表は泣くも黙る鬼の子人の子!安横美作!CODEは焼却!対する東の大帝国では、剣一筋の中年侍無職浪人元々は征夷大将軍!無清田策吉(上野良治)では、レディイイイイイイイイッ!GOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!」
ゴングが鳴り会場全体に二人の侍が対峙する。
「俺は商人生まれの大坂人どうも、安いの安に横の横って書き美しい作文美作って言います。おおきに~」
見窄らしいコートにスカートを穿き帽子も被り頭を金髪に染めて背丈が低くサンダルを履き剣も構えていた。
今まで予選含めて全戦全勝で無傷だという。
「ほなああっ、逝きますさかいに」
剣を振ると地面が燃え上がり焔を刀で斬った白髪の侍良治。
良治は動じずに刀を抜くと突風で砂塵が舞い埃瞬間的に背後に立った。
「失礼しやす。俺はCODEじゃ説明ごわす。CODEは無い。CODE無しでこの場に居る。」
良治は刀抜き鞘を手にしてじっとモノ応じずに安横を見た。
「焼却(Verbrennung )爆炎!(Explosive Flamme)なんでやねんんって!」
会場全体を焔で囲み熱風と灼熱の中良治は忍びが刀を手に焔を斬り、安横の目の前に立つと四方が高温と全てを灰にさせる灼熱に立たされたが、安横はあぐらを掻いた。
「待ちや。せかさんといてなぁ~」
「ん?」
「あんさんに無いな。これで終いや」
良治は負けた。
安横は手を振り会場を去った。
「三回戦は!女王のお出ましだアアアアアアア!対するのはKGUから来たこの男名を月乃将司!以上で本選の一次は終了。」
将司が脩爾に別れを告げてフィールドに出た。
「俺は心配いらんよ。腕。」
将司は深呼吸して刀を三本地面に置いた。
(菰野藩の者。刀だけでこの試合女王相手とは言え俺が死ぬ率が高い)
生々流転。
将司は目を瞑り砂塵を刀に変えた。
「塵刀・砂夢丸和(さむまるわ)」
将司を応援した幽華に郷土研究会が応援した。
「頑張れよ!頑張れよ!イケイケイケイケイケイケエエエエエエエエエッ!」
女王の大剣を担ぎ荒れていた。
「魔剣(Magic Sword )・戦乙女の(War Otome Voll)牝豚(weiblichen Delfin )野郎(wildeLang )千乱舞!(Aufregung)」
吹き荒れる突風と大剣が血に染まる中将司は、瞬間的に鞘を抜き将司が壁を蹴り刀を咥えて刃を向けた。
「首切り・刎(Enthauptung enthaupten)」
女王が大剣で地面を裂くと将司は鞘を数本堕とした。
「龍鐵夢幻靱(RyuTetsu Mugen Zähigkeit)・刹魂」
その目は鬼の目であり、鬼覇状態の侍はその身を軽々と受け流す身体能力と攻撃を限界に超える。将司は長い黒髪に黒コートの羽織にコートを着てジーンズに首には、十字架をぶら下げて女王も体勢を崩した。
(この期に応じてしかと実力行使相違なし。CODEは“?????”)
秀保が観客席から将司を見て女王に対して言った。
「アイツは混沌のCODEを持つ。絶対無二に知らねぇが、将司!己を信じて侍の階梯を使え。俺は直接フォローできねぇーが、将司!逝け!」
秀保の言葉を聞き将司は足を踏み込み片手を会場全体の空気に手を回した。
侍の階梯は、武器に出来る。
将司はゆっくり刀を抜き、掌を回すと会場全体の魂を刀に変えた。
大小の二刀流で目の色を変えた。人を斬る目であり、深呼吸した。
「流魂天照龍鐵靱閃!(るこんてんしょうりゅうてっじんせん)」
蒼と赤の剣が女王を一瞬にして腹を抉り上空に薙ぎ払い吹き飛ばして鞘で相手を斬った。
女王は倒れた。
将司の刀から夥しい血が流れ滴り落ちる血と汗に将司は、刀を納めて会場を去った。
だが、激しい戦闘の末自身も咽せた。
天照暦21年7月18日
帝國の試合が始まり二週間が過ぎた際に俺達郷土研究会は試合を見て終わり、この記念すべき優勝者は古式部御巴御前(こしきぶおともえごぜん)だ。
まだこの時は気品があり駆け出しの科学者であった。
そして、俺達はKGUに戻った。
久々のKGUに戻ると俺達は来る倉陵祭に向けての、企画提案で旧伊勢市遺跡を調べようと思い郷土研究会が動いた。
天神幽華はノンアルコールミントティージンジャー(微炭酸)を飲み学科研から出ると、エンペラーが待っていた。
「ツラ貸せよ。」
「え?いいけど、どこに行くんだよ」
エンペラーはアメ車のキーを自室の研究室の壁から手に取り非常階段を下りて神道博物館の駐車場に止めてある普通のアメ車に幽華を乗せた。
アメ車だが、耐水耐火対塵専用のコーティングに水陸にも走れる。
1975年製作のアメ車に揺られる中伊勢神宮に続き御幸街道をひたすら走った。
御幸街道は先の大地震(百回)・大戦争により伊勢市は、荒廃した都市で、神宮とも隔離されて辛うじて御幸街道だけが神宮と繋がっている。
それ以外は崩れた大地に海に沈んだのがほとんど。
伊勢市・二見浦・二見・宇治山田・五十鈴川・五十鈴ヶ丘・一色・小俣・宮川含めて小さな漁村を中心に海洋国家の起点に、ホームベースとして三重県の南側として機能している。
最早KGUを囲むように遺跡都市の城郭の中に、俺達は生きて居る。
エンペラーは車を運転して神宮の橋に車を止めた。
「着いた。下りろ」
「おうよ、サンキュー、俺が今度運転するよ。ドラテク上手いんだから」
「ケッ。ヘッ・・ハハハハハハ。幽華?車の免許在るんだな」
「愛を乗せるつもりで高校卒業後一週間で取った。」
「KDSだろ?」
「うん。KDS・・・KGUの遺伝子を継ぐ日本最期の自動車綜合学校施設。」
「俺達が創ったKGU・KDS・TDG・MMO・KGSの五つの建物は俺達が最高責任者で最高コミッショナーだよ。幽華?日本を護る為にその身に懸けろ!御前等が時代を造りかえろ、郷土研究会がその全滅の前にカオルの首を討ち取れ!」
「分かってるよ。本当に」
神宮に着き参道を渡りながらエンペラーと会話して進んでいると参拝客ともふれあった。
参拝客はほとんどが話していた。
(映像化の際全てがアドリブ。一切の台本無しのアドリブ全開で進められる。)
砂利道を進み手水の前まで着いた。
いつ来ても参拝客が多い伊勢神宮は、今となっては日本で唯一の観光地である。
群雄割拠の大学戦国時代のKGUが勝利した後に、多くの学生がKGUを目指している。
KGUは全部で国内に四校存在する。
CODEを育成するのは、四校が担うが四校も既にカオルに陥落堕ちて現在は荒廃したキャンパスにカオルの実験体が収監されている。
伊勢神宮は神域な空気に包まれて俺とエンペラーは身を清める為に手を洗い更に氷点下の五十鈴川に全身浸かり身を清めてから正宮に向かった。
「ツラ貸してぇんは、アマテラスに会わせるためだ。しつけんだよ。御前にどうしても会いたいって言うこの機会だからアマテラスに会わせてやる。」
「皇祖神に会う自分が信じられない。神様か」
「御前は人間らしいから俺と違う。クッ。俺は手を汚したんだ。この三百年間近く碌な人生だった。人を何人何千人何億人も裁いてきた。CODE:ZEROは法律で裁けない連中をCODEで裁く場だ。俺はそのCODE:ZEROの人間・・・・お前が将来そこに居る者だ。」
エンペラーは素の時は天神幽として居る。
天神家の者として生きて居るが、多くはエンペラーとしている。
参拝客をかき分けて奥に進むとアマテラスが石段に座りジャリンじゃリンと賽銭の音を聞いていた。
「来たのか、エンペラー」
「はい」
二人は言葉を合わせると奥に行き頭を下げた。
二礼二拍手一礼で正式に参拝を済ませて奥に行きアマテラスが腰をかけて御神酒を勧めた。
「呑め!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!呑んで!」
アマテラスがホストのかけ声と同じように御神酒の徳利の一升瓶を幽華とエンペラーに勧めて、エンペラーが最初に一升瓶を持ち口につけた。
そして、一気に飲んだ。
「プハアアアアアアアアアア~ゴホッゴホッゴホッッゴホッゴホッゴホッホッゴホ」
咳き込み咽せて一気に空になった御神酒をアマテラスに返した。
「俺、アマテラスさん!俺、俺、俺は!エンペラーだ!今居るエンペラーを超えてその先に繋がる自分達が居る世界を護ってみせるさ。愛が死んで分かったんだ。俺は一人じゃ力の無いクズだけど、仲間だとこの力で、CODEで思いっきりやってやるさ。」
「デカイ口叩くとは・・・私が期待するのはCODE:ZEROの再結集だ!より強くより誇りある七人にCODE:ZEROはその最高位。最高級クラスだ!アマテラスが指揮する日本国一のCODEの王こそエンペラーだ。さぁ、―呑め」
一升瓶の徳利を片手に持ち酒を飲んだ。
「ゴホッゴホッゴホッッゴホッゴホッゴホッホッゴホ・・・・プハァァァァァァザァアアアアアアアアアアッ!ゴホッゴホッゴホッ」
幽華は一升瓶を飲み薬により即効で気分がすっきりした。
エンペラーは腰を上げて幽華に手を貸した。
そしてKGUに戻ると伊勢遺跡・宇治山田城址公園・倉田山・御陵に郷土研究会はネットで地図を印刷してきた。
ここ、友禅の部屋に集まって昔の地図を照合させてKGU周辺を探索しようと考えた。
話しを遡り、日本から遠く離れたヴァチカン最深部《断罪の牢屋》に天竺・龍神・椿榊等の三人が脱出し最近になってKGUに戻ったと言われている。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ最悪よ!許せないな!影秋!KGUに復讐心の為に禁忌の闇の能力に身を染まる時に妾の躰が完全体の力を貰い受ける。」
全身に拷問の痕と処女を失い既に開発済みの肉体となった龍神は、空港に到着の際に黒コートを着て黒いサングラスに赤のドレスで日本に戻ってきた。
遅れて五分天竺は長居ベージュクリーム色の髪に黒ずくめの服装で長い帽子にサングラスで戻ってきた。
同時に椿榊は重たい荷物に失った処女と兄を殺め殺しながらも日本国に戻ってきた。
禁忌の能力ほど世に存在しない。
カオルが三人を助けたのだ。
これは、天照暦21年7月16日のことで、事が起こる一週間前のことだ。
ヴァチカン脱出後東に向かい、カオルから与えられた能力に三人は復讐心を心に顰めながらここ、KGUに帰還してきた。
五賢帝の目が険しい中三人も神道博物館でその奥の方に部屋を借りて暮らしていた。
倉庫で備品室があり三人ともヴァチカンでの拷問とネットでの拡散・凌辱・レイプ・調教に繰り返し行われて三人とも前の穴と後ろの穴を犯されて三人とも心に傷を負い、ここKGUでとんでもないことを考えていた。
「五賢帝が居るわ。郷土研究会も注意ね」
「うん。怖かったんだよ。友禅が居る限り私達ピンチね」
三人は闇に潜むが、郷土研究会のメンバーは後れを戻すのに鬼のような地獄で、テストとレポートと試験に忙しく憂鬱な夏が始まる前に七月を終えた。
――――七月が終わりテストの返却が送り続けられて幽華が十連休寝ていなくてもパソコン生活で最近は野菜ジュースだけで生きて居る。
月曜日グリーン火曜日ブルー水曜日ブラック木曜日レッド金曜日オレンジ土曜日ブラック日曜日レインボーという順でお手製オリジナルスムージジュースを飲んで生きて居る。
パソコン上のデータファイルだらけで、USBもバックアップしつつ八月に入り、郷土研究会が集まる時に、五賢帝も久々のKGUとして動くという。
五賢帝がどうのこうの言う前に幽華が、遺跡の入り口となる伊勢市駅に注目した。
「この駅が分かんないよ。伊勢駅は面影だけが残る」
「決まったか。決まってねぇのか?・・・・幽華」
秀保が来て扉を開けると、幽華が頷き遺跡全体の地図とKGU周辺を見た。
倉田山は四季折々で巨木の桜が植えてある。
その頃三人は神道博物館を出て学務課に顔を出した。
「ちょっといいい?」
「え?」
「うわああっ!」
受付の人を拘束させてデスクのノートパソコンに三人の指紋認証させて、開いたファイルは《JAPANtoNextFILE:CODE:ZERO》銘付けされたFILEの中にはKGUの全CODEが詳細且つ全て記録されていた。
三人はデータをUSBに保存コピーし、学務課を制圧させた。
「ハハハハハハハハハハハハハハハッ!この力で御前等を死者のリプライ!」
龍神の腕に最凶の恐怖“混沌”職員を拘束した。
「KGUは気に居らねぇ!ぶっ潰すぞ!」
天竺が銃を向けた。
弾を装填させて弾を十二発も装填完了後に職員が喚いた。
「何のようですか!何!やめぇてえええええっ!」
ドキュン。
職員一人を撃ち天竺は触れたモノを銃に出来るウェスタンのCODEを持つ女。
ペンとメモ用紙を銃に変えて二丁拳銃で学務課を発砲すると、高笑いした。
「思い知れええ!KGUに安息の終熄に眠れ!」
学務課の奧から凍り付く空気に黒コートにサングラスをして七三のブローチの男性が歩いてよってきた。
男は煙管を吸いながら職員を助けて天竺を睨み付けた。
「俺はKGUのジム職員であり、魔柄家嫡男魔柄占守っつうわ。CODEは氷」
「だっまれええええええええええええ!」
天竺が銃を乱射して学務課に弾痕の痕がくっきりと残る。
「氷壁氷塵(Ice Wand Korichiri )乱舞!(wilden Tanz)」
学務課のフロアを全て凍らせて分厚い氷の壁に職員を護った。
占守が応戦の頃、郷土研究会も異変に気付き下に行くと医務室では職員の手当を冷泉がしていた。帰国した水鏡も驚き三人はCODEを確実に持っている。
「退いてろ。俺だってKGUの一員だ。」
占守は銃弾を凍らせて職員は椅子の下に蹲った。
「何がどうなってる。君達はここの者じゃ無いはず」
「生きてきたんだ。私達の肉体と精神の穢れを償え!KGUはその代価を支払う義務がアル!」
椿榊のCODE“紅蓮”は燃え盛る劫火に業火の煉獄の焔に占守はポケットに手を突っ込み氷で焔を防ごうとしたが、椿榊は学務課に炎を引火して燃える学務課を氷で冷やしたが、一人では無理だ。
「サイテーのクズだよ。氷神矢千本桜Ver2021(Ice Kamiya Senbonzakura Ver202)魔(Zauberformel )柄(Muster )式(Zauberformel )“凍神戦乙女(Kokami-sen-Mädchen)”」
氷の矢が千本舞い散る桜のように乱れ撃ちして翼が生えた槍を持つ氷で創られたヴァルキリーに三人を囲み凍らせた。
「ううううっっわああああっ!」
「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「燃え上がれ!燃えろ!燃えろ!燃えろ!燃えろ!燃えろ!燃え・・・・きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
天竺・龍神・椿榊の三人を押さえ込み占守は息を切らした。
「ありがとうございます!本部長!」
女性職員に感謝された。
「いい・・ええよー」
占守はバリスタのコーヒーを飲み二階の食堂がある別館に行きコンビニで雑誌を購入して新聞を買い消えていった。
郷土研究会に呼び出しで学長室に向かった。
「さっきの騒ぎは失態だよ、俺の・・・御前等は明日と明後日は休め。今日は自分の家で休め!以上・・・御前等は普通の人間だ。CODEを使うのは相手がCODEであり、犯罪者だけだ。一般人に使うな。特に・・・三人見てぇなサイテークズに野郎はCODE裁くが当然だ。御前等はこの四ヶ月お疲れCYAN。ちゃんねぇー、おつです」
学長の漸十朗が窓を見ながら十三人に言うと解散した。
「俺は部屋に戻るわ」
「行こうよ。幽華」
「う、うん。アー行こうか」
琥御架の手を握り幽華は部屋に連れて行き明かりをつけると史料は剥き出し本棚が崩れて食器を出しぱなっしでパソコンもつけてベッドも散らかっていた。
「汚くて御免ね~御免ね」
二階建ての3LDKに琥御架をリビングに座らせて冷蔵庫からお手製オリジナルのスムージを渡した。
「ん?何?これ?」
「RECENTLY飲んでる。材料はほうれん草・小松菜・水菜・オレンジ・レモン・パセリ・バジル・ミント・ローズマリー・アセロラ・アサイー・ゴボウ・ニンジン・トマト・塩・オリーブオイル・チーズ・ミルク・紅芋・イカスミ・竹炭を水割りロックで微炭酸の7:3で創ったヤツ。栄養MAXで摂れるし、美味いよ」
「う・・う・うん」
色合いが不気味で泡立てて毒々しい色だが幽華が飲み美味いと言いテレビをつけた。
「飲んでみるね」
琥御架が飲んでみると美味いと零した。
「だろ?だろ?だろうよ!」
「流行のLASTFAIRLYの新曲《郷土研究会》聴く?」
「ど、ど、どんなー」
スピーカーをオンにすると最新曲《郷土研究会》がガンガンに響いた。
幽華はアルバムの曲全部をパソコン上の音楽サイトで聴いていた。
琥御架も進められて曲を聴いていた。
清明寮が巨大ビルになったことに関しては、35Fのビルに幽華と琥御架は、最上層のフロアーに住んでいる。
《郷土研究会》作詞Hide作曲Sky編曲jin
♪♪♪郷土研究会《LASTFAIRLY50thシングル》♪♪♪
THE NICE ON THE FOOL LOVER REMEMBER EMOTION
I TAKE YOUR LIFE SAD IN MY HART ON WORLD?
EMOTION EMOTION EMOTION OVER LOVERS
WOWWOWWOW
LOVE SAD OLD EYE AND BIG DREAM
Wäre warum? Herz schmerzt für Anta
Gestochen den Nagel plötzlich, was Sie denken zu spät
Wandern in der Wildnis ist gut der Verzweiflung ... im Land der Shusoku abgeschnitten werden nur hoffen, Rest
Die Stärke der Sinn des Lebens und die Auswahl war absurd hank
Ist nutzlos ohne die Kraft dieser Welt sich selbst in eine wirkliche
Ohne Änderung auf NULL. Ich Yuku schmilzt das Herz auch kalt
Kann nicht geändert werden denke nur, dass
Das Leben jeden Tag von uns könnte schmerzhaft im Katastrophen Leidenschaft aufeinanderfolgenden schwierig sein, es gibt
keinen Sinn jetzt tragen. Zukunft würde Angst, aber es ist nicht. Es ist eine neue Ära, Zeitalter von uns kam, um zu leben,
eine turbulente Zeit, werden wir nicht in den Tagen der Shusoku leben in einer Umgebung, die wilden, was ist, führen zur
Regeneration der KGU
Der Marsch der Narren die Flügel der Freiheit
Der Marsch der Narren die Flügel der Freiheit
Der Marsch der Narren die Flügel der Freiheit
Gefährlich! Revolutionäre Änderung ist die Stimme der Welt in der Rache der Finsternis, wird der Anfang der Welt die Ära
schütteln! Schlechter Doktor Hameln gießt in einem Tier-Maus, die auf der Menge der Marsch von der Hexe und Ritter schwimmen
ist!
Gefährlich! Revolutionäre Änderung ist die Stimme der Welt in der Rache der Finsternis, wird der Anfang der Welt die Ära
schütteln! Schlechter Doktor Hameln gießt in einem Tier-Maus, die auf der Menge der Marsch von der Hexe und Ritter schwimmen
ist!
Gefährlich! Revolutionäre Änderung ist die Stimme der Welt in der Rache der Finsternis, wird der Anfang der Welt die Ära
schütteln! Schlechter Doktor Hameln gießt in einem Tier-Maus, die auf der Menge der Marsch von der Hexe und Ritter schwimmen
ist!
Zeigen Sie mir mehr als die Leiche eines jungen Löwen zu schützen regionalen lebendige der Pfeil, der im blauen Himmel
flattern! Und widmen, um dem Kaiser!
Zeigen Sie mir mehr als die Leiche eines jungen Löwen zu schützen regionalen lebendige der Pfeil, der im blauen Himmel
flattern! Und widmen, um dem Kaiser!
Zeigen Sie mir mehr als die Leiche eines jungen Löwen zu schützen regionalen lebendige der Pfeil, der im blauen Himmel
flattern! Und widmen, um dem Kaiser!
Zeigen Sie mir mehr als die Leiche eines jungen Löwen zu schützen regionalen lebendige der Pfeil, der im blauen Himmel
flattern! Und widmen, um dem Kaiser!
Zeigen Sie mir mehr als die Leiche eines jungen Löwen zu schützen regionalen lebendige der Pfeil, der im blauen Himmel
flattern! Und widmen, um dem Kaiser!
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Der Gegenangriff der freien Lokale Study Group sowohl Kerl und ein Ritter ficken eine Sperre von 13 Menschen, die die Stimme
des Kasokehana zu sammeln! Es wird Schwert zerstören Gott in Glen Voraus Brennen und Hanate ein Pfeil! Wir werden nicht sein
und ist eine der am meisten KGU Böse in der Höhe, ist auch die CODE!
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Wutanfall! Um die Welt der Kosten zu machen! I Wir leben in einer Welt der Trauer jetzt!
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Trinken! Trinken! Trinken! Trinken! Trinken! Trinken! Trinken! Trinken! Trinken! Trinken! Trinken! Und die Erde lieben,
schnappe ich mir die Freiheit in der Welt! Lassen Sie uns gehen!
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Lassen Komimo Bukkake und stürzte stürzte stürzte in den Gangangan Gangangan!
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Oder sammeln, um hier zu beenden! Unsere Zukunft und Restaurant eröffnet das Element unabhängig davon, was bedeutet! Gold
gewinnt menschlichen und nicht auf die Jungfrau Gegner Störung schreiend in Nokka ~ tsu Flügel der weltweit gemeinsame
Sprache tige gefallen! Es ist ein Pick-up-Treppen von Amaterasu cum Spritzen hat ein Ende einer der größten in der Blut
tropft kommen!
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tropft kommen!
幽華は《LASTFAIRLY》の大ファンでファンクラブには属さずに音楽を集めている。
先々先代の《XXJAPAN》《ZZJAPAN》《LASTGROUND》《ZERO》《LASTFAIRLYANOTHER》《OLD&BOYWITHWOMAN》の曲やアルバムが書斎の棚に並んであり、琥御架は椅子に座っていた。
「最高だったわ。日本のロック界やJ-POP史上最高よ。幽華ってセンス在るね」
「うん。まあぁーな。俺さあ菊澤が好きでHideは代々受け継がれていく偉大なミュージシャンだよ」
幽華と居る琥御架はほとんどのアルバムを手に部屋を去った。
「じゃー、8月4日の伊勢駅で」
「はーいい」
今回は珍しくドイツ語の歌詞に冒頭の英語だ。
Hideの詞が好きで幽華は曲を聴きながらパソコンで郷土研究会を打ち込んでいた。
同じ頃神聖清明寮(仮)12Fのスタジオ兼家秀保・蒼空・神が音楽スタジオに集まってギターを弾きピアノで演奏シンエンサーをチェック蒼空はピアノを演奏して神はギターを弾き秀保はパソコン四台で曲を作っていた。
「あ?リリースしたシングルだけど?YAMAHAからのVOCALOID事業主の依頼でね。15種類だよ!15!ハハハハハハハハハハッ。俺達もアレンジ・ピアノ・ギター・クラシックVerを造りかえてボーナストラックで売り込む。ハハハハハハハハハハハハッ。倉陵祭で俺達のライブが待ってるんだ。ライブが・・・・初音ミク・リン・レン・何つっうかの声で儲かって俺達は今この国に必要とされている。」
秀保は曲を作りスタジオには自分達の賞状シングルやアルバムが並んでいた。
スタジオで、蒼空はピアノの演奏でチェックしつつYouTubeでUPした動画の仕上がりを見ていた。
「こ、こ、こおこ・・・Hideさん!アルバムどうしますか?」
♪♪♪♪ピアノとギターの音が聞こえる。
神はギターとベーシックで演奏して、アルバム製作の曲を何曲かの編曲やレポート用紙に詞を書いていた。
「明日の夜に~泣くこともあるけど~勝ちは其の人に分かる事に~自分達の未来に限界は無い~ユトリだろうが、馬鹿にするな~Manchmal weinen - morgen Abend - aber gewinnen würde, No-Limit, um die Zukunft des eigenen ersparen, dass es in seinen Menschen gefunden, aber ein Narr Na ~」
詞を書きギターでサビとかを聞きながらも神はjin名義でギターリストとして多くの曲をアレンジで売りさばいている。
この四日間もスタジオに籠もりアルバム全四〇曲も作り大手の事務所と打ち合わせをしに三人はクックに向かった。
「メインとか?いやでも、あの人達は家の曲をどうプレだよ!プレゼン!伝える人間が居ない時点で音楽は意味を無くす」
神が言う。
クックに着くと事務所の人が椅子に座りジン水割りロック焼酎を用意して、事務所の担当者と今回曲を採用する映画の主題歌の案件でクック5Fの会議室で、秀保は緊張しながら椅子に座りプレゼンした。
「今回も早速ですか?パンチ在りますね。映画の世界観にぴったりですわ」
「ん?冷やかし?正当評価じゃネェーと俺は嫌だ。曲は一曲ずつ真剣に魂が籠もってるんだ!うおおおおおおおおおっ!うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
秀保が足組みしてジンを一気飲みして空のグラスを置き担当者の講談仁斎が言う。
仁斎は《KGU:LAST:CODE~THEORIGIN~》の主題歌の担当者で、四半世紀に及ぶ大大ヒット作のKGUシリーズ完結編全四部作の主題歌で来ていた。
「KGUシリーズは全世界が待っていて漸くLORDSHURAIN先生が書き上げた超大作にKGUがこれで売れるに間違いない。Hideさん?」
「そーなのー?蒼空」
「仁斎さん。主題歌採用はありがとうございます。私は御意」
「俺も賛成」
合意を得て事務所の《JAPANALLSTARS事務所》の桜台県が契約書を捲っていた。県が神に言った。
「ライブだけどこの夏も例年にサマソニやフジロクの出演良いよね?ね?」
「さぁー。郷土研究会が忙しいから微妙」
「はっはっはい。」
桜台県は中間管理職の社員でKGUと契約して彼ら《LASTFAIRLY》を世に羽ばたかせた人物。
元は《XXJAPAN》のドラマーでバンド解散後多くのミュージシャンをスカウトして世に出した。
時にはプロデュースさせた菊澤家もその中の一人。
「県CYANには世話になるね~」
「イクイクイクイクイクイクイクックイクイクイクイグゥゥゥゥゥゥ!」
着信音で秀保が会議中にも電話に出た。
《お?はいはい。どうもー爺ちゃん》
《お前さん元気?》
《爺ちゃん元気すぎだよ。》
《KGUの主題歌おめでとう。菊澤家で御前に正式に日程決まったぞ》
《はぁ?マジ?マジ?マジ?お、俺が、俺が、英矢に?》
《そうじゃ。御前を来月初代菊澤英矢卿の命日に俺ン家で正式に御前を認める》
《ジーCYAN何も今ここで電話しなくても俺も分かってるよ》
《秀保。曲作りも良いが、呉々も大学では穏便にCODEだと知られても他言無用》
《あっそうね。爺ちゃんさぁ、俺達事務所の金払ってるけどそろそろアソコに移したんだけど?いい?》
《好きにしろ。BARSTINFINITYWORLDだろ?アメリカニューヨーク最高の音楽に言うテの皇帝》
《そう》
《じゃ。行けばいい》
《おう》
電話が切れた。
秀保は県にきっぱり言った。
「俺はBARSTINFINITYWORLDに行く。決まってるんだよ。俺達が結成二五周年菊澤家二〇〇周年の一環でドーンとドーンと一気にアメリカの事務所に移籍する。俺達はこの国で成功した。次はアメリだ!!!」
その前に一つだけしておこう。
KGUで二十七年間もロンドンに行き国際教育経営心理学を学びKGUに戻り次第教授に復帰する真壁精子義という男。
水鏡老師が予定より早く帰りKGUでは、八月半ばの人事にて会議が行われた。
秀保達は部屋に戻り蒼空と神も音楽製作に没頭した。
将司と脩爾は清明寮17Fの茶室に本日は二人で安土桃山時代の最高級の茶釜に伊勢茶を煎れて煎じて回して飲んでいた。
「今日の一杯は美味いな」
「そうね。最近慌ただしくて二人の時間無いモンね。」
頷く将司は着物を着て袴も着こなしていた。
将司は茶飲みを済ますと脩爾も茶器を見て茶室に茶を立てていると友禅が来た。
「時々茶を飲むのは気分が落ち着く。人斬りはもう終いや」
友禅は人を斬ることを捨てた。
尚更二人の茶飲み茶を飲み終わり部屋を出た。
「ハッ。将司に脩爾よ聞け。俺は郷土研究会を護る。御前等も来る日に向けてCODEを磨け。CODEは基本的に階梯で遣り遂げる。ケッ。後から俺の部屋に来い」
返事を済ませて友禅は自分の研究室に戻ると論文を創り更には、作家の面もあり《反撃のリケジョ》《伊勢神苑における古代神宮とは》《神の正体》《CODE全史》《中世史伊勢編三重県史》《KGU》《LASTDARKNESS》《ETANAL》《友禅論文》《KGU全史》等も執筆してパソコンも全フル稼働で七台のパソコンに史料の棚は埋もれていた。
友禅は部屋では喫煙の為にベランダにて煙管で吸っていた。
水鏡と真壁もタバコを吸いに来た。
「友禅さん、一服すか?」
「ああ。ロンドンは御苦労。悪いのうていう気にロンドンでの経験必ずやKGUに活かしいやぁ」
友禅が部屋を出て坊主の水鏡に金髪に巨漢で鎖を巻いている真壁を残し自室に行くと、パソコンに向かい手を伸ばした。
その頃ヴェルトとシエルと亜理寿の三人は、清明寮の最上層にてモニタールームに座っていた。
「私がヴィジョン見えるのは過去と未来を繋ぐパイプ。私もここの場所で映像観るのは楽しみでやす」
亜理寿がこの場を管理して8月3日の午後の夕焼けは綺麗であり、ヴェルトは天の博識でこの巨大プラネタリウムに寝泊まりしていた。シエルは三帖の部屋に本棚が埋まってテレビでは、お笑いのDVDを見ていた。郷土研究会が活動する当日。
伊勢遺跡は、現在では荒廃してジャングルとなり瓦礫が目立っていた。
遺跡内部に行く前に始まりとなる宇治山田駅に集められた十三人に友禅はスマホから遺跡の地図とグーグルのストリートビューの併せ持つツールとして幽華達のケータイにアップロードされてその遺跡全体に点と線に繋がれるのは、麻吉旅館だ。幽華は頭に激痛が走った。
「ああっ!うっ!あああっ!うううううっ!っっっぐっ!麻吉旅館は俺が昔行ったことがある。天神家とその旅館は縁がある。郷土研究会で行われる宴会に卒業式の写真。俺は、親父につれて貰ったことがある。」
幽華の脳裏に“郷土研究会”歴代の王達が務めその都度にカオルとの戦争にCODEを鍛え上げて、エンペラーはその腕の中に死んでいった人の想いの分まで生きて居る。
幽華は徐々にエンペラーに近づいてきた。
その力は遺跡では使う。アマテラスが待つ場に、この伊勢市全体は神宮全体に盤上に囲碁の碁石の形状に都市整備されてある。
友禅は先ず、明倫商店街に案内した。
昭和のレトロ感漂う裏地に十三人も路地の飲食店の食べ歩きや、遺跡内部に進につれて幽華は地図を見ながら迷宮を進んでいた。
白宮は饅頭を食い遺跡は荒れていた。
外宮に通じる門前町は整えられていたが、それ以外は荒廃して駅も止まっていた。
「今日は集まってくれて感謝する」
友禅が示す方向に外宮が佇んでいた。
「今日は参拝に行く?ん?」
幽華が足を踏み込むとCODEが反応した。
「セ、センセ!先生!」
友禅に反応すると時空の扉が何重にも開き外宮に時空の歪みが生じるのに友禅が掌を地面の砂利に押さえた。
「俺の力は時空で正義の鉄槌はその悪を裁くのに時空で護ってきた。郷土研究会が俺を置いたのも分かる。時空は時間と空間のCODEを併せ持つ。否や、その能力故に俺はもう二度と血を流さないと誓った。」
友禅が禊ぎを済ますと奥に進み参拝を終えてバス停で待っているとホームレスが、キャリーバッグを引きながら車のキーを持っていた。
「郷土研究会部長の天神幽華は居るか?ん?」
「はい!はっい!は、おれです!」
「君かね。このバスは古市・河崎・伊勢遺跡全部周遊するよ」
CANバスに乗り込んだ郷土研究会はその後というもののバスで約一ヶ月近く遺跡近くの調査に研究した。
「俺は先に行っている。」
友禅が別れた。
一五年後の先である未来に時空の力を使い天照暦から神天暦の時代に置き換えて幽華の息子幽禅と史上最凶最悪の七人のCODEがKGUを新たな戦の幕開けになるのを見届けて自分がカオルに殺される。殺されたその未来を時空により知り得た友禅が思い詰めた。
「なぁ。幽華?俺が死んでからは御前等に託す。一五年先に待ち構えるのは地獄だ。カオルを倒せる人間は天神家しかいねぇ。」
幽華はその事に伏せていた。
郷土研究会が遺跡を調査して一ヶ月後の8月26日の夜にて麻吉旅館でこの日は盛大に芸者も来ていた。
最期の日本文化が根付く木造建築の由緒ある遊郭兼旅館の三階に、幽華は満月を見つめていた。
(この一ヶ月遺跡の調査をして思った。KGUの外郭部分は未曾有未知の大地。荒れ果てた市街地に俺達は七〇〇〇〇枚以上に及ぶ膨大なデータで現在は至急に倉陵祭に向けての企画提案を練っている最中だ。)
8月26日
ここは清明寮20Fにある友禅の第二研究室。
学務課が郷土研究会に支給された金額二万円。
通常ならば、平均五万だが如何せん郷土研究会が学務課に嫌われて金無し貧乏のサークルに幽華も部長で悩んでいたが、自分達十三人から三万円を預かり郷土研究会が議論した。
6LDKの第二研究室で、荷物を置き幽華は濃い伊勢茶ロックを朝から飲み、友禅が玉座に座りながらパソコン片手に話を聞いていた。
「所詮は所詮イニシアチブ決めるの部長の幽華だろ?幽華悩む時間よりもやってみろ」
友禅は着物を上に黒コートスーツを着て革靴で刀を三本腰差しで研究室の棚から、水を取り出して水をお猪口で飲みながら幽華を見ていた。
「部長!部長!部長!部長!部長!部長!俺が提案していいっすか?クイズがいいんじゃないっすか?クイズは誰でも定番に楽しめるスタイルッすよ」
白宮が珍しく手を挙げて意見を述べた。
「こういう学祭は俺も楽しみたい主義でね。テキ屋でも?」
「テ、テ、テ、テテテテッ!テキ屋!テテテテテテテテテテテテテッ!」
テキ屋で愕いたシエルに将司が説明した。
「テキ屋っつうの露天商は日本から昔の風景。金魚すくい。焼きそば・射的・フランクフルト・風船好き。リンゴ飴・チョコバナナなどのお・ま・つ・り。お祭り。テキ屋がある学祭はもう見られないが、楽しいのがテキ屋のあんちゃん。」
「良いですね。良いですね。めっちゃぁ~ワクワクワクゾクゾクゾクゾクしますね。部長?テキ屋併設のサイン?」
「ん~迷う。学務課がテキ屋は違うサークルだから辞めろって」
「MAJIMAJIMAJIMAJIか。」
琥御架が肩を下ろすと白紙の紙はメモだらけだ。
「おっ!え~、どうするの。あっ!企画企画企画」
脩爾は足を組み刀を回していた。
「コス?レイヤーだと思わずオタだろうなと思うけど、金無しビタじゃね」
亜理寿は目を瞑り映像を見ていた。
《9月学務課の認可。学祭はクイズと映像と展示発表とテキ屋で決定。上手いこと行けばね。私は調理師免許と医師免許あるのを。映像は嘘をつかない。》
《亜理寿。そう思うなら決定だ。俺はやる。》
《おめぇら、白紙の紙にサインと必要覧に書け。》
《イェッサアアアアアアアアアアッ!》
《丸く収まったな。》
《郷土研究会はこれから世界を揺るがす。CODEを持つ俺達は人類の代表でカオルを殺す。漸くすると、俺等のことが嫌いでもKGUを好きで良い》
亜理寿の心を読み幽華はKGUのB5サイズの紙とA4サイズの用紙七枚に必要事項を部長と秀保も残ってペンを取り書いていた。
「私も手伝うか。部長だけじゃサークルないし」
琥御架も学務課規定の《第二百五十回倉陵祭確認事項》に書き続けて友禅も顧問として目を通した。
幽華はトクホを飲み続けて時計を見ていた。
「先生。ガチな話しすけど、今さ17時50分すよ。みんなも遅くまでに怒ってくれてありがとう」
幽華はファイルに紙を了って学務課に向かった。
「さぁー、あああああああああああああっ、うううううううううう、再来月に備えるか。秀保?ライブで忙しいのならツラ貸せ」
友禅が下の階の金庫の扉を開けて秀保も下りてきて真っ暗闇の部屋を明かりをつけてライブ会場と古い史料の奥に進み友禅が手渡した史料に秀保も愕いた。
「あ?史料は・・・KGUはCODEと俺の爺ちゃんの文書」
「うん。うん。うん御前はこれからも見るよ。KGUにゃー御前が必要じゃ」
友禅が椅子に座り秀保も地べたに座り史料を読み学務課に来てギターを背負い、学務課の受付の人が段ボールを渡した。
「なぁっ!お、俺、俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺ェェェェェッ!9月2から19までライブで居ないよ、俺がKGUを護るのは当然じゃねぇか!音楽は人類の宝アッ!ライブだ、ライブだ、ライブだ、ライブでGOOOOOOOOOOOOOOOッ!バニーバニーバニーバニーバニーバニーバニーバニーアアアアアアアアアアアアアアアアッ!春よ、来いキャバ嬢来い来い、来い、来い、来い、来い、うううううううううううううううう!燃えてきたアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
秀保が学務課で小包を受け取って学割を書いている時に奇声変人奇行に走ってると受付嬢の新界晴海が学割発行に朱印で認め印を圧した紙に秀保が頭を下げて階段を上っていくと、待っていた蒼空・神・スタッフが大型バスに乗り込んで窓ガラスで待っていた。
「いいっすか?」
「おう、おうお、おうおうおうおおおおうおお」
破天荒な奇行を繰り返す歌手の秀保は手を振りバスに乗り運転手も待機していた。
「KGUが派手になれ!倉陵祭ではバニー代払えよ。俺のサークルが大炎上大乱交開始だ!バッグジョウブ」
三人がバスを出るのを見届けた学務課を見て幽華はカロリーメイトを食べてパソコン片手に倉陵祭過去の史料と動画を見ていた。
全歴史の中で、郷土研究会は影が薄くいつも地味でありながらも展示発表していた。
幽華と将司と脩爾は、スタバに座りスタバの無線LANで、パソコンとタブレットで、史料を見て議論していた。
「あああっ、マジよ、マジ、地味だから地味で地味地味サークルの活動日誌が無い」
「明治期の史料は・・・あるわ」
将司が黒コートから書状を見せた。
「僅かにだが、これだけ」
将司が史料とパンフレットを見ながらも幽華も迷っていた。
「どうしようなー」
学務課が先程の茶封筒の現生のサツがいる。スタバの店員とKGUの編集スタジオに居る亜理寿・権六はKGUのドラマと日本最期の地域局ITV(アイ・ティーヴィー)製作のドキュメンタリーを編集している最中で脩爾はタブレットで資料を作りスタバのコーヒーを三人飲んでいると、森と御倉陵院淳親が空いている席に座りスタバオリジナルKGUだけにしか存在しないブラッドオレンジレモンシトラス伊勢茶MIXを飲んでいた。将司は、幽華に確認しながら資料を見ていた。
編集スタジオは、亜理寿もスタバのキャラメルカプチーノ増し増し+ミルクを飲みながらパソコンとシンセイザー・ピアノ・音響・ワード・CAD・エクセル・illustratorを使いながら隣に座る権六もカチカチと打ち込み、ドラマを作り裏稼業で、KGUのAV・DVD・CD・BD・CM・MMORPG・SRG・KGU・KDS・ヴァチカン・エルサレムの奪還・創設・製作・運営・管理監視・調査・研究等々のメディア運動の基盤の中枢を担うKGUの心臓部分である編集スタジオとスタバでは、予想を超える範囲で、関西から移動してきた森瀬巫李亞(森燕三条丸)と善光寺法主兼KGU関西支部局長官帝國革命軍参謀総監督の御倉陵院淳親(倉陵院青山)の二人が、郷土研究会の資料を見つつもスタバのコーヒーを飲みながら幽華に近づいた。
「よっ、部長元気か?学祭の手伝うか」
「感謝だけ有り難い。ウン気持ちだけね。」
幽華は書類の山を一つずつハンコ圧して史料をホッチキスで閉じて冊子を作り封筒に入れて学務課に提出した。幽華はウォークマンを聴きながら学務課に行き、国史学最高権威KGU名誉教授で、国家最年少の長島対馬守大納言右近将監歩煉(ながしまつしまかみだいなごんうこんしょうげほれん)が居る四階の編纂室に来ていた。
御歳齢三十四歳の医師免許・教員免許・CEO・CCO・CPO・介護福祉士・ホームヘルパー・伝統工芸・司書・神主・弁護士等の資格を持つ若手のホープで、幽華達が世話になる先生で、郷土研究会・KGU・KDS・TDG・ヴァチカン・テンプル騎士団・スミソニア自然史博物館・ルーヴル・大英博物館・故宮院の文書文献史料財宝をKGUで、研究して二十年に一度日本で暮らすが、残りは海外で暮らしている。
CODEは、人形。
幽華が四階のドアを叩き中に入ると異様であった。
特に雰囲気が漂う部屋には、長島教授と助手五人が居た。
「先生。居ますか?旧ですがここにサイン下さい」
「え?あ?そこの机に置きや」
長島は研究をし続けて荷物が埋もれていた。幽華が部屋を出て封筒だらけを鞄に入れて下の下の階に降りてKGUの神聖KGUがMIU跡地に作られて二ヶ月。メディア関係の施設に白宮がメディアの研究所に居た。CODEを分析して高度文明の研究所に、白宮はKGUの授業や講義を受けて一人でCODEを学んでいた。
「マジかよ。俺はアンタの講義に価値がある。価値。見聞。俺はぁッ!氷が最近ブレーキだ。BREAKING・THE・CODEってか」
白宮はMIU帰りに姉と兄の占守がMIUに来ていた。占守もMIUの教授に復職してメディア史なども経済授業を教えていた。白宮はMIUの食堂でバイキングを食べて水も飲み氷を食べていた。
「兄さんも懲りないね。」
「俺は御前の身を知り尽くしている。」
「兄さんも姉ちゃんも俺は大事ない。氷で超えてやッラアアッアアアッ!」
白宮は食事を済ませてKGUに戻った。
「和馬こそたまには家に帰りなさいよ。」
「帰らないよ。言ったろ、俺は家が嫌いで人間も興味ない。クズばかりの時代で有能な者だけが生きられる。」
白宮はコートを着て音楽を聴きながら軽自動車に乗りKGUまで走った。
「姉ちゃんも俺が護る。訳の分からない人間に処女を奪われるの俺は黙っちゃ無い。俺が姉ちゃんを一つにさせる。近親相姦は罪に非ず」
白宮が好きなのは姉だ。MIUを出て一時間でKGUに着き車をKGU附属神宮博物館に止めて麓を歩き校舎まで来てから学務課に来た。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」
「白宮ヵ。よーうて分かる」
学務課で氷を避けた人物こそKGUに来た理由だ。
白宮の攻撃を避けた黒コートの髪は肩まで長い黒髪にサングラスをした人物で革ジャンスカート・インディアン風の耳飾りの男性が欠伸をした。
「五年だ。名を申す遅れた。俺は白宮の師匠で光陵政重。よっ」
白宮は頭を下げた。KGUに帰ってくることはサプライズであった。かつて郷土研究会に所属してCODEは氷。白宮と同様で先々先代の祖母が魔柄應神と婚約な為に血縁関係もある。白宮にCODEを扱いさせるレベルまで上げた人物が来た理由は、倉陵祭が近づいた事に関係がある。
「白宮?倉陵祭までが厳しい。が、見込みある者なら俺が鍛える。カオル達はKGUをぶっ潰すのなら俺が止める。部長に会いたい。」
光陵は研究室に行き部屋の鍵を開けた。
この男はKGUの天災である。
白宮を育て占守に依頼されてきた。
「カオルが来るんだな。幽華に会いたい」
幽華が来たのは五分後だ。
「悪い。御前も実力ありきか、それとも・・・」
光陵は幽華を見ていた。
幽華は黒コートを着て袖を通したまま研究室を出て実験棟を出てスタバに戻って飲みかけのコーヒーを飲み学務課の機関に提出を済まして自室に戻ると全員ジュースで乾杯していた。
幽華は最近CODEを押さえ込んでいる。
「ああ・・御前等もきたんか」
「幽華、メシ作ってーよ」
白宮は肉を焼き食べていた。
郷土研究会がその後伊勢遺跡を周り資料を集め気がつけば、九月に入っていた。
幽華がKGUに来て半年後、と同時にカオルも遂に動きだした。
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