叛撃のKGU

郷土研究会戦記皇學館異聞見聞録
JULIUS
JULIUS

EPⅢ太陽の死(Geist einer toten Person)~不死の御霊(vom solaren Tod Unsterblichke)~

EPⅢ太陽の死(Geist einer toten Person)~不死の御霊(vom solaren Tod Unsterblichke)~

公開日時: 2020年9月9日(水) 09:16
文字数:57,008

EPⅢ太陽の死(Geist einer toten Person)~不死の御霊(vom solaren Tod Unsterblichke)~

アマテラスがカオルに殺されるという世界史上最凶災厄最悪の事件

この事を受けて伊勢神宮に神武が祀られることになり、神武も此の地に郷土研究会を護る為に幽禅達若い世代達が大陸を渡ってヴァチカン侵攻の為に自由の防衛の為に集団的自衛権の発動で、人類の叛撃と神達が脅かす神々に遂に衝突した。

カオルは真の神のCODEを手に世界は暗黒に染まりヴァチカンも僅かの手勢で、サン・ピエトロ大聖堂にカオル達が押し寄せてきて、ディゾン達が応戦した。

「糞(letame)!立ち上がれ(alzare)!人類の(Il contrattacco della )叛撃を(razza umana)!オオオオオオオオッッッッッラッ!」

ディゾン達の教皇軍はレイヴァウス軍と対峙していた。

「姉上(Percentuale su)?用は無い(Non vi è alcun uso)。身内だからと(E perché i parenti)言って私が気に(Tengo a dire)変わりない(non cambiare)。天国でも地獄でも(Anche in un inferno in paradis)姉上諸共(Manderò insieme a )送ってやる(TUTTI sorella)。ハッハハハハハハハハハ」

レイヴァウスの能力は良く理解している。

ディゾンも黒コートで腰から剣を抜きベルトから銃を装填しレイヴァウスに向けるとジンやエメフィールに藪内が来てあっと言う間に包囲されてそのままエルサレムの地下の土と石で出来た暗い牢獄に収監された。

「片付きましたぜ(È stato chiarito)。兄貴(Aniki)」

「とんだ手間(E 'stato un momento )暇でしたな(terribile e fatica)。レイヴァウス王(Reivu ausu re)」

「王という柵が(Recinzione del re)嫌いだ(odio)。ジン(gin)」

「レイヴァウス(Reivu ausu)?ヴァチカンは(Vaticano)任せて手こずっている(Si stanno lottando a sinistra)テンプル騎士団壊滅に(I Cavalieri Templari distrutto)迎えよ(benvenuto)。アイツらの(Il ragazzo da)攻防に兵を(Soldati in battaglia)差し出せない(non tenere fuori)。カオルからで(Che da Kaoru)、テンプル騎士団を(I Cavalieri Templari)根絶やしに(annichilire)エルサレムを(Gerusalemme)取り返し(recupero)、自分達の新時代の(Di una nuova era di loro)世界の為に(Per il mondo)この件は(La questione )レイヴァウス(Reivu ausu)筆頭に( al più grande )頼むとな(E chiedo)」

「了解した(Per saperne di shi ta)。出来るだけ(quanto prima)早く(presto)終わらす(fine)。しかし人間の情だ(Ma è informazione umana)。姉上だけは助けさせろ(L'Sasero solo aiutare sorella)。姉上に汚い(Sorella sporca)野蛮な奴隷に(Per schiavo barbaro)売るな(non vendere)!万一姉上を(Nel caso in cui la percentuale)犯してその子を孕み(I incinte suoi figli commetton)この世界が死んだと(Questo mondo è morto)同時に(Allo stesso tempo)御前等全員(come la piena ni Imperial)カオル諸共姉上の(Suor su insieme a tutti Kaoru)子供を俺が斬る(Ti ammazzo i bambini)。こんなのは人間がすることじゃ(Di questo non è che)無い(un essere umano)。俺はもう(Non posso tornare )・・・・戻れない(indietro more)」

システィーナ礼拝堂に馬を止めていたので、馬に跨がって紅海を渡り砂漠を越えるとエルサレムが見えてきた。

今、人類と神の壮絶な戦場に一人の魔王が下りたった。

レイヴァウスは馬に乗り二日でエルサレムの城壁まで着いた。

外と中には人類とカオルの軍勢に競い合い血が流れていた。

まだ生暖かくレイヴァウスは血を舐めて剣を抜いた。

「最高だ(sono i migliori)。戦場の血(Il sangue del campo di battagl)。これこそが暗黒に(Questo è quanto buio)染まった我が(Il nostro Tinti)魔剣(magic Sword)」

城壁の砂漠に馬を放して一人で城壁に入りテンプル騎士団も自由への奪還とエルサレムの巡幸を巡礼者の保護・キリストの聖遺物・エルサレムの調査研究の為に十字軍として、呪壁で激しく戦っていた。

この事は幽禅の耳に伝わった。

幽禅も郷土研究会はエルサレムの第四師団駐屯基地に呼ばれていた。

管轄を任されてエルサレム第一次十字軍活動カオル戦線の責任者であるユーグ・ド・パイヤンに進められるがまま基地に入ると従士や騎士や修道士が居座っていた。

第一次戦線では、聖地奪還の為に兵の喪失。

損害に頭を抱え込んでいた。

「若者に手を貸そうなど私が行けなかった。君達は何者なんだ?」

「KGUから来ました。俺達は人類最期の郷土研究会代表の天神幽禅と申す。CODEだ。使う力は天獄・地獄・天・時空・剣神・刀神・武神・軍神・紅蓮だ。アンタ等の力になる」

「おお・・お・・おお・・・有り難い」

パイヤンは神殿内部に案内して壺からワインをコップに入れて人数分配った。

「ありがとう(grazie)」

全員イタリア語で感謝を言うとパイヤンの目に涙を浮かべた。

自分自身昨年からここの責任者で働いているが、カオルの軍に押されていた。

多くの貴族の娘や軍人や市民は捕虜となりここの最下層の真っ暗闇タルタロスの冥府の牢獄に収監されている。

奴隷共相手に、日夜犯され喘ぎ声も聞こえてくる。

「ああ」

パイヤンはテラスに座って一輪に咲く花を見ていた。

パイヤンは、長身で茶髪に鎧を着ていた。

紅い十字架のエンブレムに多くの騎士が武器を鍛え直していた。

鍛冶場が近くに創られて騎士達はそこで武器を創っていた。

幽禅は黒コートを着て華を見つめながら砲撃の音が聞こえてきた。

「大丈夫か?マジでヤバくない?ちょ・・・」

ツヴァイは金髪を黒いスカーフに隠して80年代に流行ったプロデューサー巻きして幽禅の手を握っていた。

「綺麗な女性だ。ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・」

度重なる戦地の出征に病を患い薬も飲んでいた。

弟子でパイヤンの従士(後の第二現場責任者ロベール・ド・クラオン)が背中を摩り椅子に座らせた。

「郷土研究会?頼む!旧市街の敵を駆逐してくれないか?この者達には家族が待っている。

元々下級貴族・百姓・商人・没落した武人の者だ。」

パイヤンは指が震えていた。

咳き込むだけで掌に鮮血を吐きハンカチで血を拭って

水を飲んで騎士団の大広間で全兵を呼び寄せた。

神天暦3年7月7日

七夕の日に俺達はここエルサレムで第一次聖地奪還及びカオル達の戦に身を投じた。

「これからどうするんだよ?俺達だ。アマテラスが死んでしまったことに変わり様は無い。まぁ、なんとかなるさって言いたいが・・・何とかするしか無い」

「英矢・旧市街の人間の音は聞こえるのか?」

「聞こえないな。全くだ。人間の鼓動を感じない。さっき歩いてきたが、足下は血塗れだ。俺も足から臭うぜ。血。血の臭いが」

「幽禅?これからの戦は人の生死が大きく関係する。俺達自身も」

「分かるよ。分かるよ」

英矢と幽禅がテラスで話し合い英矢の音のCODEで旧市街の人達の声が聞こえない。

しかし、最下層からは僅かであるが人間の周波を感じる。

英矢はギターを担ぎイヤフォンで、音を聞いていた。

幽禅はツヴァイを呼び孤島までの金を手に渡し終えると本部に入り、パイヤンも落ち着き杖を床に叩いた。

「ツヴァイ?俺はもう愛する人の死を見たくも無い。絶対にだ。ツヴァイ?生きろ、俺達は戦場に散る覚悟は出来ている。ツヴァイ?必ず帰ってくるからKGUで待っててくれ」

「え?良いけどさ。幽禅こそ生きて帰ってきてね。私は今日帰るわ。」

幽禅とツヴァイは抱き合いキスをして手を振りツヴァイは帰っていた。

幽禅も深呼吸してパイヤンが待つ部屋に行くと薬を飲んでいた。

パイヤンが重たい重装備をして、クラオンも軽装備で双剣を腰に差して準備出来次第に騎士や従士や修道士が声を挙げて士気を高めた。

「オオオオオオオオオオオッ!!俺達は最凶の十字軍!教皇に認められた騎士だ!誇りと名誉の為に敵をガンガンガンガンガンガンガンと斬り倒し!祖国と家族の為に!」

全騎士の圧倒的な士気に幽禅達もコートを着て鎖帷子を着て小手をはめた。

男女用の鎖帷子と小手と盾と長剣を装備して火が灯された神殿のキリスト像に祈った。

賛美歌と聴き慣れないが、読経が聞こえてきた。

「神と仏に祈れ。ああ。幸あれ」

パイヤンが馬に跨がり続く背後にクラオンが馬に乗り俺達は最期の列に並びエルサレム最初の戦場である旧市街が戦場だ。

「OK・・・こっちは準備できているぜ。」

「あーああ。俺も」

「私もガンガンガンガンとオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!ってストレス発散させたいからマジで逝くよ!」

「瑤子さんおっかねぇー」

「俺の奥さん怖いだろ?まぁ。それが良いんだけど・・・良いかな?」

「パイヤンが最前線だ。死なせずにカオルを討つのが目標だ。これはゲームじゃ無い。リアルな戦場だ。CODEを信じろ」

「第一次戦線の結果次第で変わる。俺はもう誰一人哀しませない!おおおおっ!」

「旧市街は複雑だ。幾重に張り巡らされた壁と住宅と丘の丘陵地帯だ。全景色に注意せよ」

「ご丁寧だね。ハハハハハハッ」

「もう始まるぜ。」

「ルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルン・・・・・今日のおかずは何人相手だ?何人遣れば気が済む?私のコンディションだけど五十人余裕だね。」

「そっち系の噺じゃ無くてこっち系ね。超高速に光速緊縛的に束縛ってよ。深早妃?」

「郷土研究会一同このエルサレムを死に場所と心得よ!」

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

郷土研究会の士気が全開に感じて旧市街での戦が始まった。

神天暦3年7月8日

エルサレム旧市街

砲撃が始まり、藪内が市街地の住宅の壁をよじ登って剣でパイヤンに斬りかかろうとすると、パイヤンは馬から落下して腰を強く打ち付け短剣で抑えていると、綾将が刀を抜き藪内の剣を折った。

「天翔抜刀術秘伝”天照剣龍(Amaterasu Schwert Drache )鬼天閃(Geist Day Flash)”」

住宅と城壁の利点に壁を蹴り上げて左足で踏み込んで、刀を右旋回風が巻き起こり龍の牙と天照の輝きで全てを眩ませて怯んだ隙を突き垂直に相手を押しやり、片足で踏みカバに叩き付けた。

藪内は顔が凹んで歯が折れて腫れ上がって血を吐き剣が折れた。

「ぐ・・っぐっわ・・あああああああああああ・・・・・・・・・ぐっ・・く」

ズタズタにされた藪内だが、起き上がり腰に差していた剣を片手で持ち構えた。

「兄さんの腕前は変わらないな。あっ。俺も」

八剣神将軍の剣術指南藪内剣星は綾将と瑤子と深早妃を囲んだが、パイヤンは腰を負傷して杖を叩く音がした。クラオンが背中を支えた。

「岩のドームや神殿に丘に続け。ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・」

急に病が再発して戦場に血を吐きクラオンの後方支援しながら民家に顰めるが、最早後が無いと悟り騎士団の総長の証しをクラオンの手を握りしめて渡した。

「パイヤン総長。私はアナタに従事できて光栄です。こんな平民同然の俺をアンタは家族として迎えてくれた。待っていてくれないか?鬱陶しいカオルを討ち取ってくる。」

パイヤンは涙を流しながら杖で起き上がって竈の水を飲み終えると、クラオンは小柄でボロボロの布切れを着ながら鎖帷子に身に付けて半被を被り長剣に手を伸ばして、民家から外に出ていった。

(パイヤン総長を死なせないことが俺に出来る事。俺にしか出来ない策がある。オリヴィア?シルヴィア?来てくれ・・・・俺にとっての頼みの綱だ。)

民家を左に曲がり路地に入ると、八剣神将軍藪内の軍が大勢攻めてくるのをクラオンは、長剣だけで斬り込んで壁をよじ登って屋根裏を這い上がり走って岩のドームを目指していると、純白の鎧を身につける銀髪の女性二人がクラオンを待っていた。

同刻地下の牢獄では市民の女性が引きずられて犯されているのを耳を塞いでしゃがみ込んでいたディゾンは鑢で手錠を解いていた。

「くっ!くっ!くっ!く・・・こんな場所で」

ディゾンが手錠を外して床下から剣と銃を手に牢獄の壁をCODEでぶっ壊した。

「創聖天覇“光龍翔天照剣(Luce Lung Amaterasu Sword)”」

剣を居合いで抜き抜刀の状態で手錠を斬り、ボロボロの布切れ一枚で麻を腰に巻き大事な箇所を麻で隠して胸は見えてしまうが気にせずに剣を構えて市民を助けた。

「くやあああ・・・きゃああぁ・・・あああ・・・あああり・・・がとう」

黒いベールの女性は腰が抜けて泥に這いつくばって足を引きずっていると、牢獄内は地獄絵図でこの上層部には神殿が建てられて神殿は現在騎士団が使っている。

旧市街の弘法激しく死者出る一方クラオンの猛攻にカオルの軍やイスラムの兵が退いて剣の使い手で、クラオンは第一次戦線に置き剣星の称号を授与された。

その頃幽禅は、ジンと戦っていた。

「私は魔導士。貴殿は天神の者か?」

「おらっ!おう!」

ジンの杖がコンコンコンコンと叩くと宇宙が裂き天空から隕石の襲来と大爆発の塵の影響で酸性雨が降り注ぐ。

「神聖宇宙交響曲(Divine sinfonia cosmica)“第45章7節(Sezione 45 del capitolo 7)”無限の愛(Illimitato completo Amore)ッ!」

ジンのCODEは魔導士の力。

宇宙を創造させたビッグバンが出来たのは無の宇宙に《火》《水》《土》《風》《光》《闇》が産まれたからであるとの説がある。

ジンのCODEは全てを操る魔導士で在り、エレメント・グランド・ディメンション・マスターで在ることに相違ない。

幽禅は双剣で隕石を斬り、壁を蔦って趨りかけぬと空高くジャンプして音速の剣から重力の剣に、切り換えて俊敏な動きでジンの背後の隙を突くと杖で弾き返された。

(くううっ!っくうう・・・・っ!らああああめえっ!うぐっ)

幽禅の肺にピンポイントで圧が貫きジンの杖から刃が抜き幽禅の肩を斬り深く斬られて黒コートを破り血も止めて5フィート離れると風が巻き起こり火の燃え上がる紅蓮の焔が飲み込んだ。

「救世の母“水土白凜天(Tianxiang diavolo bianco acqua)翔魔神絶頂(estremamente fredda e del suol)創天銃槍(una giornata canna pistole)千生剣廻(mille studenti Sword ciclo met)”」

旧市街にドドドドと大爆発が起こり幽禅は爆風の中剣で薙ぎ払った。

迫り来る脅威と宇宙による水と土のカンピオーネのシンフォニーが市街地を飲み込み球体の水の空間に閉じ込めて銃と槍と剣のパレードで全てを貫き打ち砕き、放たれた魔神の銃弾が幽禅の鎖骨を撃った。銃声が聞こえて剣を落として血を吐き細かい路地で跪いた。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

幽禅は生きづらいが荒くジンが近づいてきた。

魔導士の杖と思いきや忍び刀で老いた老将の割には現役バリバリ最凶ナンバーワンという事可よ。

幽禅は埃を払い井戸水で喉を潤すと体中の焔を解放した。

《御前等を急に(Ich glaube ich war schlecht )呼んで悪かったと(Anruf auf Sie plötzlich wie )思うが(die aktuelle )、今の状況分かるか(Situation wissen Sie)?》

サタン達七人の王は速やかに返答した。

《分かる。分かるぞ。幽禅(Verstehen Verstehen Kasokezen)》

失血する幽禅はCODEの限界を感じて紫色に変色した腕と黒コートが破れて咳き込んでいた。

ジンの力は予想外で、他の特に英矢も和雪は旧市街の中央の神殿で奮戦して、騎士団とイスラムの屍の上を転がり落ちて奮戦していた。

《ハッハハハハハハハハハ・・・・》

笑うサタンが王冠を外して瑜びををぶら下げたままシルバーのチェーンを幽禅に渡してジンがまだ歩き続いている。

旧市街の複雑な路地と城壁の神殿が点在する。

《薄気味悪いっつうか(Wirst Pass gruselig schlecht )気色悪いぞ(ging Macabre)、御前(Gozen)。》

ベルゼブブに叱られるが、幽禅は躰を動かして誇りを払いのけると旧市街に顔を出して落ち着き岩のドームに上がって剣を構えた。

地獄の能力と天の能力と時の能力を解放した状態で、大剣を構え始めた。

幽禅はドームからソロモン神殿、嘆きの壁に蔦って趨り壁蹴り上げてジンの背後に突いた。

《要するだな(Es sieht erforderlich)。ジンを倒すのに俺達(Unsere um den Gin stürzen)》

ベルフェゴールの黒焔で幻影状態にジンも咳払いしたが、一匹の黒いカラスが鳴いた。

《この通りだ(Es ist diese Straße)。ジンのCODEは魔導だ(CODE Jin magisch)。もう俺も(Ich weiß auch nicht sich mit )力が出ない(einer anderen Macht)。》

この状況の危機は双方理解している。

幽禅は残り少ない力のCODEを左腕に集中させて右腕は紫色で神経を感じずに包帯を巻いた。

《分かった(Ok)。御前は俺達を具現化させろ(Sie verkörpern unsere ey)!良いな(ich gut)?魔神大罪の儀いより(Von Yi Arzt Genie Todsünde)契約者の(Der Knochen und Blut )血と骨を(des Auftragnehmers)代価の代償には御前に(Um Ihnen der Preis des Preises)最期の(Ich verpflichte mich)剣を託す(das Schwert des letzten Moment)。成功すればその一撃は(Der Schlag wenn erfolgreich)神を砕き散らせる(Chiraseru zerkleinert Gott)咆哮の一閃(Issen Gebrüll)。失敗すれば御前の(Von Ihnen wenn es scheitert)魂は貰うぞ(Ich bekomme die Seele)。天神の魂は(Soul of Tenjin)至高の品だ(Es ist ein Artikel von höchste)。俺達は御前に尽くす(Ours werden Sie tun)》

全員説き伏せて幽禅と魔神が具現化して全員人間に戻り、全員長身で黒コート一枚に金の十字架のロザリオを身に付けてジンと二度対峙した。

「斯様に無残な無残。良いか、天神?御前と私に差がある。クッ。天神幽禅?CODEは人智を越える能力の限界に運命は我等にある。」

「爺さん!黙ってろ!俺は天神の名を継ぐ人間。俺の剣は覇に応じて変わる。つまりは、NOAHの継承者!じゃあっ!」

NOAHとは蒼白に輝き金の十字架を言う。

全部で七つ集めると一つの塊に成ると噂では語られている。

宇宙が出来上がった頃にNOAHが同時に誕生した。

NOAHを護る為に神武はその請負で背負ったのだが、何時しか時が流れて天神家に継承されていった。

想いの力で、十の剣に対応できる。

神武の末裔である幽禅はエルサレムで、腹を潜った。

ジンが杖を翳して旧市街に溜まっている地脈のマグマの大爆発と瞬間に引き寄せる洪水の交響曲に屋根に掴み剣を上空に解き放ちNOAHを投げた。

「十の剣よ。俺にNOAHの真の能力をこの時に継承者であるエンペラーに全知全能の神々よ、俺は幽禅。剣に誓って八剣神将軍を殲滅させることに命懸けます!」

ヘブライ語で唱えると剣が反応を示して十の剣が浮かび上がった。

NOAHが認めた人間にこのカオルを斬る史上最凶の剣に感極まり泣き出した幽禅。

その剣を構えた幽禅は、気迫溢れる殺気に覇気を解放した。

「人を斬らずして命を守り人を救う“天神斬剣陰流”俺の剣は命だ。」

幽禅に十の剣が輪になりCODEを具現化させる術をジンが目の当たりにした。

(これは手強いぞ。この関門突破されれば神殿に近づかせる。やむを得ない。神殿事私の秘技で終了させておこう。老いぼれの寿命この技に変えてエルサレムの戦場に散り我が航海に悔いは無し。OKOKOKOKOKOKOKOKOKOKOK・・・・・)

ジンは杖を翳して魔導を解放させると全人類到着点では届かない偉大なる魔導士エメフィール・ヴェルヴィルドランド卿が編み出した究極魔法“ENDOFEARTHHEVUN”がエルサレムを包み込み幽禅も光の中に駆けつけて剣の衝撃波でジンも岩のドームで最終決戦だ。

「魔神煉獄創天銃槍剣」

サタンとルシファーの知勇コンビが織り成す連撃に華が開き、幽禅の第二の剣に蒼い焔と黄色の焔を纏いジンも宇宙の大爆発が全てを吹き飛ばした。

「最大魔導限界解放極限CODE:END“天魔鬼神覇” ENDOFEARTHHEVUN王帝宇宙交響曲(Wangdi Yu-chou Symphony Voll )大猛烈(Voll unbegrenzte Liebe )無限の愛(großen Gewalt)第64億4000万章(Abschnitt 64 Milliarden 40 Mi)5000億(500 Milliarden )小節第弐節(Kapitel Abs Er Festival)宇宙創造(Erschaffung des Universums)新時代(und erstellen Sie eine neue )創生期伝(Ära der Erde am meisten )地球最期の楽園(Verbreitung Prognose der Le Pa)」

ジンのCODE全てが全世界の宇宙をかき分けて壮絶な光の柱で神殿が崩れ落ちてゆく中で幽禅も光に躰が引きずられているが、壁を蹴り上げて金の十字架で全てを切り裂いた。

幽禅は十の剣全てで光を切り裂き、エルサレム上空に飛び爆風で衝撃波を押し返した。

「無駄なことだ。この技は全て万物を終わらせる究極の宇宙。天神?」

「世界を俺だって・・・・」

幽禅が足場を見つけて鋼鐵の大剣を地面に突き刺して深呼吸して幽禅も悟った。

「ジン!ぐうううううううううっ!」

光の放射能は原子力の一千億倍の毎時一秒間に六十億㏜に躰は灰と化して幽禅も橙の焔で抜け出していたが、街は死の街として荒れ果てた神殿にジンも杖を翳し、旧市街に暗雲と雷鳴が轟き隕石の襲来と大爆発で街は木っ端ミジンコ。

光の中倒れる幽禅に、手を差し伸べたのはサタンだった。

「ハッ。死ぬなよ。幽禅。御前のこと本気で頼まれてるんだよ。幽華から」

「え?親父?え?」

幽禅は踏ん張り剣を構えた。

この場で死ぬ訳にはいかないよ。

本国にはツヴァイが居る。

ツヴァイの哀しむ顔は見たくない。

俺だって渚が死んだ時に喪失感は虚無であった。

今一度問うぞ。

俺はCODEであり、NOAHの継承者。

三代目エンペラーの断固たる決意と遺志ヲ継ぎジンを倒す。

エルサレムに亀裂が走り大地の高温の熱が蒸発して死海が塩の大地と化して、隆起した大地の空洞に黄金に輝く聖謐(アーク)が眩い輝きに、死海の底に埋まっていたのだがこの衝撃波の影響で何千年ぶりに目を覚ました。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第一の剣(Erste Schwert)”鋼鐵の斬鉄剣(Vollschnitt Eisenschwert Stahl)」

鋼鐵の分厚い鉄の大剣を握り直してあらゆる剣を斬る特殊な剣。

柄に十字架が彫られている。鞘には刀身にも菊の家紋が彫られている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第二の剣(Die zweite Schwert)” 炎獄爆翼炎剣(Entzündung Gefängnis Baoyiyanj)」

紅蓮色の橙に燃え上がる焔を纏う長剣に炎心の柄には髑髏の十字架が刻まれて刀身には菊の家紋と龍が彫られてある。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第三の剣(Dritte Schwert)”音超神光速(Gott hört sich super leicht )閃剣(Flash-Schwert)」

軽い剣に蒼白に輝き水色の長剣。

音速の衝撃波を放つ長剣で、十字架の型が剣に成っている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第四の剣(vierteSchwert)”無魔神滅(Kein Teufel Schwert)斬剣(abgeschnitten)」

長剣とエンハンスソードで翡翠色の刀身には龍が彫られている。

人を斬らずにCODEや魔法を斬る剣。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第五の剣(Fünfte Schwert)”創双焔氷炎剣(Yan Yan Bing Chong DualSchwer)」

双剣で焔と氷の二対一体の剣。

刀身は赤紫色のボーダーが刻まれている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第六の剣(sechsteSchwert)”双刃重力(Gravity Flinten-Tag )銃槍天剣(zweischneidiges Schwert)」

銃槍が装備された双刃の長剣。

赤と黒のボーダーの柄に菊の家紋が刻まれている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第七の剣(siebteSchwert)”光輝太陽(Leuchtende Sonnengott )天照神剣(Amaterasu Schwert)」

眩い黄金に輝く光の剣。光の剣で全てを闇を祓い断ち斬る剣。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第八の剣(achteSchwert)”超刀冥天(Super-Messer-Angebote )蒼剣(Tiancang Schwert)」

大剣で分解可能の八本に別れる起動式の大剣。

鉄に打ち直した剣に真紅に染まっている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第九の剣(neunteSchwert)”魔神大罪無剣(Teufel der Sünde kein Schwert)」

禍々しい覇気を纏い髑髏の剣。

持つ者に無類の力を増幅させて精神を蝕み鬼と化す。バーサーカーでひたすら攻撃に特化する。魔王を上回る威力に放たれる斬撃は破壊を限り尽くす。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第十の剣(Zehnte Schwert)”NOAH《ノーヴェルト・オルヴィア(No WeltOruvuia)・アークネス・ハートネス(AkunesuHatonesu)》」

純金製の十字架の剣。

NOAHその者を剣に変えて神を斬る剣。

多くの神々を斬った事から由来されることで神を殺すために専用に打ち直される剣。

全ての剣を自在に扱える人類の希望は幽禅に託された。

(これは驚いた。人類外にもあの方以外にも使えるとは・・・・くっ。カオルとレイヴァウスと繋がりがあったのか天神家。この老いぼれ最期に良い余興を楽しませてくれる。)

ジンが動き出して杖で魔法陣を創りこの宇宙に高濃度の威力が秘められている大爆発の源に目を瞑り手も合わせた。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第九の剣(neunteSchwert)”魔神大罪無剣(Teufel der Sünde kein Schwert)」

髑髏の剣を握りしめて攻撃特化で自分自身の精神力を蝕みジンも魔法で対処した。

「大魔法宇宙(Big Sviluppo magico )爆発(universo di scoppio)」

崩れゆく世界の中で俺は剣を振り自身の攻撃を超越してジンに斬り込んだ。

「ぐっ・・・ぐっわ・・・くっ・・・くっ・・・」

初めて与えた一撃に幽禅は息を荒くして剣を変えた。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第五の剣(Fünfte Schwert)”創双焔氷炎剣(Yan Yan Bing Chong DualSchwer)」

双剣で焔と氷の二対一体の剣。

刀身は赤紫色のボーダーが刻まれている。

幽禅が剣を構えた。ジンも死を悟った。

エメフィール・ヴェルヴィルドランド卿に憧れを抱き八剣神将軍創設にも携わりカオルのサポートに従事した人生であった。

幽禅も最期の剣を握り、突っ走り崩壊した神殿足場で純金製の十字架の剣を片手に持ち変えてジンを斬った。

「グランエッジ・ビヨンド・ホープッウウウウウウウウウッ!」

裁いた一撃の衝撃波と斬った空間の一撃でジンの足を切り、額から割れてジンの血が飛び散った。

最期の剣は全てを斬りCODEの魂はフワフワと浮かびカオルに還った。

ジンを瞬足に斬り倒れた。

ジンの魂がカオルに還った。

幽禅は力尽きCODEの消耗に躰が動けずに血を吐き神殿の地下には騎士団が居た。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

今は水が飲みたい。

幽禅が歩き出して砂漠で力尽きた。

黒コートに砂が埋まる。

その頃クラオンと共に居た南側の門の大通りに居た和雪と英矢もはぐれてしまい剣聖達の追っ手にエルサレムの丘の上に逃げ込み二人は僅かな食料と井戸の水だけで生き延びていた。

英矢は砂塵舞う日陰に潜り込んで、音で聞いていた。

「待て、和雪!シッ。」

「ああ。英矢さん?四方に攻められるな・・・まいったけ」

英矢と和雪は神殿の地下の旧家に匍匐前進で戦火を潜り抜けていた。

剣星の精鋭部隊や八剣神将軍の軍勢にも荷担したイスラムのサラディーンに抵抗しようが無く騎士団の第一次戦線は全滅に等しく郷土研究会も散りじりに応戦していた。

和雪は氷のCODEを持つが、剣星達に囲まれた。

(状況は任せたぞ。突破には俺達の秘技で蹴散らす)

和雪が氷の剣を構えた。

「氷神氷結覇“絶対氷結氷神(Absolute Eis gefriert Gott)氷河乱舞雷舞(Eistanz Flurry Ray)甜歌(Süßer Song)”應神白宮(Das Weiße Haus sollte Gott sei)甜歌紅蓮(HL süßes Lied)雷舞雷轟(Blitz und Donner Tanz)紅蓮氷銃(HL Eis Pistole)天槍神剣(Day Gun Schwert Gottes)」

唯一にして伝家の宝刀。

和雪が父親から一子相伝に継いだ技は絶大な威力と悪魔ですら神をも魂を瞬時に凍らせて全てを氷河期に変える魂を削る大技であるが、氷のCODEを持つ和雪にはこの術しか頭に浮かばなかった。

和雪は両手の型を取り冷気を溜めて自分の心臓の鼓動を熱く感じる。

冷気から放たれる絶対零度の銃槍に氷のCODE全てが集約されたCODE最大最凶禁忌の大技で紅蓮の雷撃を浴びてビリビリと雷が打ち紅蓮の炎が燃え上がり剣星やサラディーンを燃え散らし瞬間的に凍らせて魂自体を凍らせて氷の銃槍が、砲撃を放ち十億倍の空砲の龍撃砲の弾丸が放たれて八剣神将軍剣星はズタズタに撤退して、エルサレムの双方を取り囲む要塞の城壁として騎士団の加勢が城門を強行突破で進んだ。和雪は、長身で黒髪上半身鍛え抜かれた肉体に首には一族の証しである菊の十字架の王冠のペンダントをぶら下げて、英矢も飛び込んで音の周波を自分に設定して八百万の兵を一人で挑み和雪側とは逆サイドに引き寄せて自分は音のCODEで全員倒せるのだと踏んだ。

「遣ろうぜ。俺のLOCKなステージを!」

英矢は秀保の長男で亡き父に意志を継ぎCODEの限界にもチャレンジしてきた。

「音獄天照覇“俺式最高絶頂改式”楽園音獄(Le Park klingt große )大罪(Sünde Gefängnis)天葬(Beerdigung)皇帝の大演奏会(Voll Kaiser große Erwägungsgru)《グランド・メモリアル・ロック・フェスティバル(Grand-Memorial Rock Festival )Ver2080》」

敵全員が耳を塞ぎ口から泡を吹き意識朦朧にバッサバッサと倒れていきギターの剣を握りしめて敵全員を音速で斬り飛ばして元に戻った。

体中の音を拡散した為に英矢は壁にもたれてポケットからカロリーメイトを食べて音で自分の腰を治した。

(ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!親父よりもっと上だ。俺自身最凶に登り詰めないとゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・)

無茶しすぎで英矢は神殿まで戻っていた。

一人の和雪も待ち自体が氷に覆われて冷気舞う世界で和雪は鬼と化した。

剣星達は退き第一次戦線は幽禅達が勝利を収めた。

カオル達はヴァチカンの聖堂内併設の宮殿に居た。

残りの八剣神将軍と暗い部屋に蝋燭の灯が揺らぐ中ジンの魂を実験施設に送った。

「死なせぬ。ジン?私は神だ。神の神による神のためのCODE狩りだ。CODEを持つ者全て総人口刈り取れ!狩って狩って狩って狩りまくれ!本能のまま」

カオルは黒いローブを被りゆっくり部屋を出て螺旋階段を下り腰に剣を差して地下の扉を開けてジンの魂の肉体が急速に蘇った。

数十年前に戦死した人間の遺体をジンに移した。

「肉体転移(Metastatische Fleisch Seele )流魂再生(Regeneration Saints)天聖人術(Strom Tageschirurgie)!忘れるな?御前の心臓は地獄の核だ。禁忌の悪魔で昔ある場所に居た少年に悲劇と災厄をもたらした師匠の仇討ち“アルヘルヴィオラソープ(Al Viola Hölle Seife)”AHVSとも言う。ソープ嬢?ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ・・・ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ地獄から刈り取れ!ジン!お前はこの私にとって欠かせぬキーパーソン。皆にも言うが、八剣神将軍は全員何かしらの悪魔及び魔神が存在する。光と闇があるように人間には善悪表裏と別れている。ジン?ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」

カオルは暗い部屋で魂を器に転移させ終えると一息にスタバのイタリアンローストブレットのホットコーヒーを飲みながらも研究資料を片手に読みながらジンを再生させた。

「ん?ん?ん?あ?」

若い男性が寝ていた。

「目を覚ましたのか?ジン」

「そうだ。ジン?」

「あ?思い出したっぞ。俺が確か偉大な魔導士だ・・・」

ジンが起き上がり杖を渡した。杖の正体が禁忌の悪魔“アルヘルヴィオラソープ”を宿してヴァチカンを出た。

「さぁ、郎党の者よ!我が王国エルサレム奪還の為に血を流し刈れ!オヤジ狩り!家族狩!CODEを刈れ。彼奴等全員元々は私の力だ。くっ」

唇を歪ませてカオルは指示した。

大艦隊と騎士団の増員にレイヴァウスは、黒コートに袖を通してNOAHを握りしめて首にぶら下げたまんまヴァチカンを発ちエルサレムの東側に城壁を取り囲む陣を張りその奥地の庭園に神殿が並びレイヴァウスは次の策を練った。

(さぁ。俺も戦うか。カオルは動けずにいた。そうだろうな。エンペラーや應神は徘徊している。彼奴等阿呆なのか?今日は違うな。カオルは最近警戒に厳しい。俺?俺も怪しいと踏む。)

その頃エルサレムにほど近い岩場の岩窟に焚き火を焚いていたエンペラーと應神が黒コートを着てエルサレムの地図を眺めていたが、この地図の地下には秘密の通路が存在する。

エンペラーは、KGUを留守にしていたが友彦がKGUの遷都に関わっている。

ツヴァイも石神淳之介もKGUの設立に大きく携わっている。

エンペラーは顔を隠してローブを着て岩窟の隙間を掘った。

オウジン達は視察で極秘に入国してソロモン神殿を目指していた。

レイヴァウスがNOAHを持つ者というのは分からない。

カオルが何を企んでいるのか?アマテラス亡き後の事を収めようと懸命であった。

「蒼天神雷(Himmel God of Thunder )緋星龍(Shock Fei Stern )撃剣(Dragon Sword)」

エンペラーが紫の布から太刀を取り出して手に握りしめると岩窟を裂き地下に光る柱の向こう側に移動すると岩窟の切れ目からエルサレムに続く通路が出てきた。

周りのイスラム勢力を斬りながらも神殿に着いた二人が病床で寝たきりのパイヤンに謁見した。

「兄さんお元気か?来て遣ったぞ」

「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・エンペラー?應神?我が友よ来たのか?ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

パイヤンは杖をつき聖杯の水を飲み白い法衣に着替えて剣をベッドに置きエンペラーと應神は神殿近くの祭壇に座った。

パイヤンは死期が近いと悟り遺言を残した。

「俺が死んだ場合クラオンに現場代行を任せる。もう一つテンプル騎士団は最凶の騎士団だ。俺の願いはただ一つ・・・・ここエルサレムを護ってくれないか?」

「引き受けたぞ。これからもテンプル騎士団は来るからな。」

二人とも頭を下げたパイヤンは咳き込み神殿で俯せに倒れて死亡した。

その後パイヤンの遺体は本国に送還されてクラオンが二代目総長と騎士団責任者の就任に、郷土研究会はエンペラーも應神もKGUに戻っていた。

(フィストによる拡張連鎖の一撃は暴拳だぞ。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ)

綾将は刀を抜き居合抜きで練習した。

神天暦3年7月10日

クラオンと会食が行われた。

「今日は久々のメシとベリーダンスとポールダンスを奢る。EVERYONE、COMEON!GO!GO!俺が責任統治者になったロベール・ド・クオラオンだ。これから長くなる闘いに疲れるかも知れないが、GANGANGANとイスラムを潰す!」

「い・・い・・いやぁ」

この頃の歴史に大きく歪み地球自体がねじれて次元の上昇と空間の崩壊が同時に行いヴァチカンに居るカオルはこの世界がエルサレム陥落を待っていた。

「多勢に来るのは空かん。カツヤ兄」

「カオル?何用だ?我の子は?」

「はっ!トモエ様ッ!お元気でお過ごしです」

「万一次の神だ。私が愚かに殺された場合トモエにはこの創造した世界を任したい。」

ヴァチカン執務室でカツヤとカオルはグラスに注ぎ込んだワインを飲みながらエルサレム攻略を見ていた。カオルは黒コートを着てヴァチカンの蒼空を眺めていると、八剣神将軍は随所にエルサレムに兵を進めた。ジンも蘇ってエルサレムの城壁まで着ていた。

「魔神宇宙交響曲第零章零節“アルヘルヴィオラソープ・ヴィオグラゼテッダサーニ”」

ジンが杖を振るとジンの真の姿が現れた。

70m級ヲ超す超巨大な悪魔である四本の曲がった角に黒い翼が生えてボロボロの布切れ一枚を腰に巻き毛むくじゃらの悪魔が咆哮の雄叫びを上げた。

「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!俺がジンだ。本来の姿と裏腹にこの悪魔の借り受けの姿こそ人間だ。ガグウウウゥガグゥゥウッワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

アルヘルヴィオラソープがエルサレムの壁を壊し乗り越えて騎士団を掴み捕食した。

「っぐうっっわああっうううううううああわあああああ!」

捕食された騎士は飲み込まれた。

続く剣星やソフィアや我流餓鬼が攻め込んできた。

テミダオクレス・的場〆・ワーゼンドゥーラの各部隊が攻め込んできて幽禅達も杖をつき、和雪が食い止めた。

「絶氷神姫黒翼(Absolut Eis Shinki Black Wings)レーヴァセレィヤーゼンヴォ」

氷の翼で城壁が崩れて門前まで兵が流れ込んで来ると、氷の翼と吹雪で凍らせてテミダオクレスの暴拳が正拳突きの衝撃波で和雪が一人八剣神将軍の荒波に揉まれた。

「暴拳百千(Mit Blick sogar gewalttätig )連撃( Faust Shock)」

テミダオクレスは鍛え抜かれた肉体でその拳が和雪も拳で受け止めた。

「銀槍(God of Thunder Yinqiang )氷神雷舞(Eistanz zweischneidiges )双刃氷剣(Schwert aus Eis)ゥウウウウウウウウウッ!」

銀槍で織り成して氷神の和雪はテミダオクレスの暴拳にエルサレム側にテンプル騎士団はイスラムに阻まれて動けなかったのだ。

一、レイヴァウス・フェヴラーブル・リアレスト(Reivu ausuFevuraburuRiaresuto)(ジュリアス・クレイヴェルト・リアレスト(Julius Argilla WeltRiaresuto))

男性:1㍍87cmCODE《創造》《破壊》《光》《闇》《水》《圧縮》《粒子》《再生》十のCODEを持つ八剣神将軍のボス。

筆頭組頭。

カオルが絶大な信頼を寄せる青年で在り、現在のヴァチカンディゾン教皇の実兄。

神に誓い聖人とされていて、カオル亡き後の新世界の創造主と決められているが、その能力故に恐れられて国連からは緊急指名手配を賞金首も懸けられている。

一千億の罪を背負い、左腕も右腕を右足に機械化した鎧を身につけて生きて居る。

レイヴァウスに誰一人傷ですらつけられない。

一、 藪内剣星(Tau all'internospada stella)。男性:1㍍65cmCODE《斬撃》《紅蓮》《刀神》を持ち併せる禁忌の藩士。

菰野藩出身だが、KGUに恨みを買いその後闇に堕ちて染まった挙げ句その身に宿る力で、政府の要人を暗殺していた。

カオルに拾われて、忠義を永劫に誓う今では八剣神将軍随一の剣豪と称される。伊勢亀山藩四十五万石の礎を築き、エレベーター工場・部品・ロケット・ミサイル・電車・造船・銃器・プラントなどの経営者である。

一、 ソフィア・アローゼンヴェクラッド(Sophia Rosen ve rivestito)・ガンストリンフィールド(Gance campo rigorose)(神姫ソフィー(Shinki Sophie))

女性:1㍍74cmB95H69W59CODE《戦乙女》《軍神》《槍》《血》のCODEを持つ女性軍司令官。

八剣神将軍唯一の海賊を束ねる司令官で在り、第一師団筆頭隊長として、主に欧米・中東・北米・アジア・南米の制圧平定に身を献げ僅か五年後に征服させた若き姫君。

出身はイタリアの貧しい小国の姫。跡継ぎが居らず奴隷娼婦として売られていたのをレイヴァウスに拾われて猛勉強と努力でカオルに仕官した。

美しい白肌に肩まで長い金髪と男を惑わす胸の持ち主。

一、 的場〆(Campo 〆)墓故路(Pertanto Strada tomba)。男性:1㍍87cmCODE《力》《煙》《斧》《銃》《獅子》《龍》《魔神》のCODEを持つ全身傷だらけの巨漢。

CODE使用時は、長身のイケメン。

短い坊主頭に、鍛え抜かれた筋肉の男の放つ一撃必中の拳が全てを壊す。

一、 ジン・ベルメヴッザーレ(Jin Berumevuzzare )・グリンデルベルク卿(Glynn del Herr Berg)。男性1㍍70cmCODE《火》《水》《土》《空気》《宇宙》《魔法》のCODEを持つ老人。

大魔導士の異名を持ち全身黒い民族衣装で隠しているが、優れた魔法の知識と大魔導士。

カオルに助言や八剣神将軍創設から携わる人物。宇宙を創れる人物であり、偉大なる魔導士。

一、 我流餓鬼(Sono flusso multa di )上等(fantasmi affamati)。男性:1㍍50cmCODE《酒》《処刑》《拳》《大地》《逆鱗》《瞬間移動》《記憶操作》《時間》《影》のCODEを持つ青年兵。

ヤンキー道を心がける信念で、CODEも潜在的にコントロールして最速最年少での幹部。

カオルが一目置く存在で、レイヴァウスを兄と慕っている。

一、 テミダオクレス(Temidaokuresu)・男性:1㍍78cmCODE《罪》《剣》《鷲》《鷹》《溶岩》のCODEを持つスパルタの血を引く古代ギリシア人最期の末裔。

CODEを異形の背徳と見なして動物に変身できる人間。

大剣を担ぎ盾だけで生きてきた軍人が、カオルに誓い立てて一千戦の戦場で死なずに「戦場で生きることと」「戦場が死に場所と」思いながらも生き抜いた人物。

カオルに認められて、八剣神将軍随一の戦術と優れた知識在る男で、師匠であるジンの愛弟子である。

一、 ワーゼンドゥーラ(Nieder Zen Doula)・オルヴァッル・ベルクランド卿(Oruvu Arru Berg Land Lord)(ヴェルト・クレアツィオーネ(Welt Claire Nazionale Pensione))

女性:1㍍75cmB97H78W60CODE《鋼鐵》《時空》《石》《青銅》《星》《地獄》《天》《金》《犬》《貓》《兎》《植物》《天候》《女帝》《武器》のCODEを持つ八剣神将軍史上最凶の残虐な女性。

この女をカオルが命を助け、奴隷全員血塗れにし、鮮血を浴びすぎてCODEに一番溺れレイヴァウスが信頼する人物。

元々は、ドイツ貴族の名門ハプスブルク家第五皇女であったが、奴隷に売り飛ばされて、殺されかけたところカオルに助け出され力を身に付けた。

最凶の戦術・人海戦術・航海術を兼ね併せた知勇に優れた軍神且つ英雄。

八剣神将軍でも女性は少ないが、カオルが一番手塩に育てた人物であり、CODEでも動物から変身できて、天気も自在の女に人類は窮地に堕とされる。

テミダオクレスが鷲と成って上空に飛び垂直降下のまんんま飛来するが、英矢も来た。

「周波絶唱(Frequency Masterpiece)!OH!」

英矢のギターが全ての軌道を反り鷲となったテミダオクレスは塔の上に立ち人間に戻り、盾を置き大剣を一振りすると地割れが起こった。

「灼熱紅蓮爆(Guren burning esplosione )ガンガン剣(martellante spada)!OH無責任ヒーロー」

剣先から溶岩が砂漠を溶かし灼熱でマグマの足場を和雪は冷やした。

しかし溶岩の地熱で思うように動けずにテミダオクレスの大剣が和雪の右腕を刎ねた。

「ううううううううっうっわあああああああああああああああああ!」

右腕を刎ねられて足場を蹴り落とされてマグマの中に転げ落ちた和雪をテミダオクレスは引きずり盾でぶん殴った。

「大盾天罪(Große Schild-Tage-Verbrechen )魔神(Teufel)双銃銃天葬天(Doppelläufige Pistole Grab Tag)“大罪審問(Sin Verhör)”」

大盾に閉じ込められ銃槍による拷問と抉られる銃弾に和雪は血糊がつきフラフラに砂漠の日差しが強いが直射日光で焼け尽痛みに刈られて目覚めた。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

和雪は瀕死の状況で氷のCODEを最大極限解放まで達した。

「氷神天魔神覇ED“氷銃天葬天(Ice Pistole Grab Tag)葬魔神剣(Beerdigung Teufel Schwert)”応神氷河(Applied Dio Glacier)氷結絶氷(Icy assolutamente ghiaccio)氷龍天照(Ghiaccio Drago Amaterasu)氷閃刀神(Flash Ice spada di Dio)剣千氷神(Spada di Dio mille ghiaccio)乱舞(raffica)Ver白宮和雪(La Casa Bianca e neve)」

和雪は中東を凍らせて生命が生きられないほどの絶対氷結の極寒のエルサレムが凍り付きテミダオクレスの溶岩を凍らせてテミダオクレスが瞬間的に氷漬けされて氷の銃槍が、放たれて強靭な肉体に貫かれる氷の銃弾と槍が血液を凍らせた。

和雪も負傷して市街地を歩き待っていたのは英矢だった。英矢は和雪の心臓の流れを直した。

「音癒(Streaming von Audio)心流(und mehr Herz)」

英矢の手で和雪が傷ついた能力を音の流れで癒やした。

テミダオクレス撃破後に、綾将と瑤子と深早妃とクラオンの四人は僅かな手勢で進んでいたが、想定外だったのは剣星とワーゼンドゥーラが居たことだった。

「汚らわしい血の菰野武士?」

「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」

四人対二人。

(剣は腕を護る。否や菰野武士を侮辱とは舐められた者だ。逝くぞ!最期に御前等手元に六文銭ぐらい残しとけと。三途の川渡るのに手持ち無しじゃどこにも行けない)

綾将は刀を構えたが、この二人だけは刃がある法を構えた。

「人斬りのスタイルとかビックラコイタ(屁扱いた)テレビってか?ハッハハ・・・結局俺も菰野武士と名乗れないが、俺自身大企業の御曹司だぞ!ハッ。血が騒ぐ滾る」

藪内剣星は平成32年に産まれて天照暦27年まで菰野に居たが、菰野藩(現在の三重県菰野群菰野市国内村上ファンド内にての大量殺戮の実行犯)として国際指名されて懸賞金も懸けられている人物。綾将もこの男だけは故郷に首を持ち変えると誓っていたのだ。

特に瑤子からして見れば、自分の家族を奪い、自分を犯した相手の顔を憎んでいる。

瑤子も殺気立ち深早妃は近くの小川に居た。海のCODEを持つ自分は、近くに水が無ければ扱えは出来ない。

「菰野藩皆伝伊勢亀山藩流”天照鬼覇(Amaterasu Geister Pa Pa )皇臥(Huang liegen absolut )絶燐覇(Phosphoreszenz)”刹羅紅蓮(Lung Messer blinkende )刀龍翔閃(Brems Luohong Lian)ッ!」

剣星の剣が大小持ち構えて大剣で相手の動きを抑え封じ込めて長剣でリーチが届き、半回転で足を裁き瞬間的に背後に突き見えない速さと一瞬の剣先で全身斬り込み、クラオンは全身ズタズタのボロボロの血が飛び散り空に消えた。

この奥義こそ菰野武士でも一子相伝の人斬りの最凶技であるが、剣星はこの技で多くの血を流してきた。

綾将は目を閉じた。

(迷わずに今、矛盾だらけのこの時代で俺は・・・・憎しみだけじゃ無い。痛みやこの矛盾だらけの世界で迷わずに今、俺自身・・・・その手で斬り込むのだ。斬り込むのだ。優しさとか武士道には不要だ。この世界は人を殺してナンボという腐った世界観を俺はぶっ壊す。紅い涙に雫に零れる始まりの・・・・俺は・・・・俺は・・・・否や、この男だけはこの手で首を討ち取る。迷わずに、今この世界で矛盾だらけだが、俺がやる。未来とかそんなの関係ない。その手で俺はこの手で斬る。菰野武士の真の覚醒技は俺自身死ぬリスクがあるが、今遣らなければ、後々退けない・・・・ハッ。ハハハハハハ)

綾将はこの手で刀を構えた。直前にクラオンの魂と血と肉を刀に変えて鞘には十字架が刻まれていた。刀身には赤と黒のツートンカラーで剣星と衝突した。

「天照鬼覇!菰野流―うっ、くぐぐっ!わあっうぉおおおおおおおおおおお!」

綾将この時二十歳。

剣星は四十を超えていた。

「銃天葬天龍」

銃弾が放たれるが、植物で銃弾を交わした。

「無理よ。私はレイヴァウスでも見極められない軍神よ。女?この私に勝てるのなら是非にも非ず」

瑤子は銃剣で銃弾を放ち剣も構えるが、ワーゼンドゥーラは躰を犬に変身させて瑤子の左桃を噛み契り血が滲み砂漠に足を引きずりトリガーを引き銃弾を犬に発砲するが、青銅の肉体に弾を弾き変えて瑤子が潜在的に刀を抜きワーゼンドゥーラには傷一つつけられない。

剣星は笑い声で綾将は瑤子の手を握り砂漠の中で騎士団の屍の光景に綾将に異変がCODEに激熱に心臓の鼓動に流れてくるが、剣星は剣の血を舐めて垂直に剣を振り、斬撃から放たれる紅蓮の焔に一撃に人間は燃え尽きる。

「ぐうっうわあったああ・・・ああ・・っじいいいい」

「わああああああああああっ」

「あっぢじいいいいいいいいいいいいいいい」

「いたああああああああああああ」

「くっ」

「全員黄泉で会おう」

騎士団全員壊滅と剣星は天賦の剣術の才で綾将は起き上がり手をつき膝をつき深呼吸した。

「菰野武士が争乱の時代で受け継いできた刀がある。俺は・・・」

剣星も紅蓮の焔が囲み瑤子が手を伸ばして銃弾を放つが、ワーゼンドゥーラに阻まれる。

「菰野天照鬼覇王式免許皆伝“菰野武士龍滅(Komono Wu Shilong off)神龍天昇鬼覇(Drache Tage Liter Geister Pa)魔神剣(Teufel Schwert)”痙攣昇天(Krampf der Himmelfahrt)天昇快楽(Tag schnell Vergnügenschnell)四十八式(48-Stil)菰野双剣(Dual Sword Komono)葬天銃創(Zangtianchongchuang)無限千本桜(Unbegrenzte tausend Kirsch)御免(royal Free)”オーヴァー(Über)・スターダスト(Stardust)・ディメンション(Dimension)・ヴァギナ・キル(Vagina Kill)”」

全身全霊全力全身の一撃に綾将の剣が応える。

剣星が悲鳴を叫んだ。

エルサレム一帯に静寂な時と空間と時空を斬り刀から放たれる衝撃波と斬撃の重さでこの門外不出先祖代々素戔嗚尊から受け継いだ剣戟の究極の秘技に今の自分に懸ける。

この技でこそ、剣星を討つ。

この剣は全ての魂の剣が空間と時空に浮かび綾将は宙高く飛び、剣の剣戟から衝撃を家銃槍の千本の桜が乱れ咲きエルサレムに桜の風景が浮かび、花びら一舞い散る事に一体敵ヲの命を削り刈り取る綾将の刀が折れて、左手も重さで折れて片腕だけで紐で縛り血が浮かび上がるが、天に葬る剣の流星群と全て昇天させて、天照させた気分のまま快楽で地獄に送り返す剣技に綾将は燃え尽きて力尽きた。剣星は立ったまま動かなかった。

瑤子が泣き叫んだ。

「綾将アアーああ・・うわあああああああああああああん!な、な、なんで・・・・私を・・・・一人にさせるの?一人は嫌だ!一人は嫌だ!ぼっちは嫌いやねん」

大粒の涙を流す瑤子に刀を引きずり包帯を巻いた綾将が立ち尽くすが、既にワーゼンドゥーラの手の内(絶対的不可侵領域)に入っていた。瑤子も滑り止めで領域に入り、ライフル銃を装填後にスコープで相手の標準を狙い定めて銃弾を放つが、焔で消えた。

(この状況さ。深早妃でも良いけど、幽禅に伝えろ。早く!一人でも生き残るが土方家の教訓だ!どうでもええやろ?生きろ!深早妃!今は俺の養子だ!大事な娘に手を出す尾やはいねぇぞ!)

深早妃は城門突破して幽禅が居るソロモン神殿に向かい銃弾が飛び交う中井戸水で補給してあった海のCODEで敵を飲み込んで波に乗って旧市街を移動した。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

深早妃が走っている頃エルサレムに黒コートを着た黒衣の女性が門を叩き裏口から入り交通費を払った。

「まいどおおきに~」

「ん?ぐっはあ」

来たのは武器製造販売業者の海虎だった。

KGUの資金に必要な事で今回の事業は大がかりでエルサレムに武器を売りに来た。

「皆様の御察しの通り食料もお持ちしました。聞きましたよ。四年間の従軍ですって?フッ。腕利きの良い未来を読む婆さんが居てその人が言うには『四年後に世界の覇権が郷土研究会とカオルが手にするって事』『テンプル騎士団の壊滅とエルサレム陥落』『レイヴァウスの死とNOAHの破壊』『ヴァチカン攻防戦に従事しディゾン教皇の復権と八剣神将軍の壊滅』『幽禅の死』『KGUの再興』『終焉に近づく死闘』『カオル家臣の死』『伊勢亀山藩のお取りつぶし』『菰野市国亡国』『四年後に再度KGUに集い全てが希望の為に戦うこと』『幽禅とツヴァイが結婚し五男四女に恵まれる』との仰せの未来を伝えに来ました。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ・・・・・」

海虎は死海の塩で創られた石鹸とボディソープで躰を清めてから中に入り幽禅にお目通り願いこの旨を伝えると武器と食料が運ばれた。

庭園を埋め尽くす食料と武器の数々に海虎は領収書だけを残してKGUに帰っていた。

城門付近

綾将と瑤子は袋叩きに遭い城門前で仲良く手を握り倒れていた。

「《鋼鐵》《時空》《石》《青銅》《星》《地獄》《天》《金》《犬》《貓》《兎》《植物》《天候》《女帝》《武器》のCODEを持つ私があのレイヴァウス以上に強く力があること。ざまぁー見やがれ。剣星が死んだのは無理も無い。兎に角陀!綾将は禁物。如何せん本家で由緒ある土方家の嫡男だからな・・・・。他の部隊が動いている頃・・・さぁ、どうするよ。私も本気出してまとめてあの世に送り返してやる。フッ」

ワーゼンドゥーラはCODEを多様に持ち動物にも変身できる女性。

天候も操り砂漠から急激なスコールが降り注ぎ二人は絶体絶命のピンチとワーゼンドゥーラの魔の手が迫っていた。

深早妃も途中で引き返して槍を振り突撃してきた。

「新星八剣神覇“地獄皇帝(Kaiser Hölle Teufel nie )魔神絶燐(darum gebeten Phosphor )裁判尋問( Schiedsrichter Satz )処刑術(Chirurgie finden)”女帝最高絶頂(Weiblich Kaiser höchsten)昇天天昇(extrem Liter Liter jeden )痙攣(Tag Krampf der )昇天剣(Himmelfahrt Schwert)クレヴィトール(Kurevu itoru)・オブラディ(ofRadi )チェスコ(Chesuko)・オランジニーニ(Oranjinini)・クリヴィロタン(Kurivu irotan)」

地獄のCODEと女帝のCODEを併せ持ち雷撃を浴びて漆黒の覇気を纏うワーゼンドゥーラの大剣が瘴気を浴びすぎて漆黒の覇気でスコールが激しく降り続く中、二人に常世の斬撃が凄まじく最早風前の灯火に立たされていた。

ワーゼンドゥーラが最凶の由縁がある理由として、放たれる衝撃波が壁を壊し城壁が崩れて次々とワーゼンドゥーラ兵が攻め込んできて、二人は咳き込むが深早妃が護っていた。

今観るのは、ワーゼンドゥーラの最初の大技。この技で数千人は一夜にして地獄に送り返されたと聞く。

「天神双銃覇天王覇“紅蓮雷神風(HL Raytheon Wind Gletschereis )氷河絶対氷結(eingefroren Absolute Gott )氷神血龍双刃鋼鐵(Blutdrachen zweischneidiges)拷問檻(Stahlbrett Folter)”ラ・ヴィクトワェリール・ヴェルトラント・クレヴィトリス」

二人に襲いかかるエルサレム全土に凍らされた大地に雷鳴が轟き突風が巻き起こり、ワーゼンドゥーラの太刀が綾将を捕らえるが、瞬足の一撃に躰が凍り付き魂を刈り取る奥義。

瑤子は拷問器具に捕らわれて躰に食い込む縄と杭に全身麻痺して手を伸ばすが、力がはいエアズ凍えていた。

ワーゼンドゥーラは貓に変身して市街に入っていくと、起き上がった綾将と瑤子を抱き抱えて深早妃が安心な砦に運び水を飲ませた。

深早妃一人の出番となるが、動物に変身したワーゼンドゥーラは犬・貓・兎に順化けて市街からソロモン神殿に入り込むと、寝首を捕らえたのが海虎であった。

「何やつじゃ?」

「八剣神将軍の一人軍神ワーゼンドゥーラと申す。」

「ここは貴殿が来る場では無い。ビジネスの場に血が流れようがそんなの関係ない。オッパッピ-!ズィズィズジィー・・・・はよう行きや」

兎を縄で縛り海虎はベルトから65口径の銃を突き付けた。

「小娘!武器商人がほざけ!くっ」

動物から全身を鋼鐵の覇を纏った人間に戻り腰から長剣を抜き背中から大剣を抜き海虎に刃を振ると黒コートを脱ぎエアリズムのタンクトップ姿で手に持つのは《永樂通宝》《寛永通宝》《宋銭》を投げつけた。

銭形平次のように投げつけて山を越えるのにソロモン神殿から馬に跨がって全速力で山を越えて死海の方面に向かった。

「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハん?ん?ん?おう、おう、レイヴァウス来ていたのか?総大将自ら出る幕あるか?ソフィアなら全軍の艦隊がこっちに向かって来ている。他の者もボチボチやのうて、私はこれから獲物三人を地獄に百億倍倍ByByByByBy返しだ!」

レイヴァウスは手を振りワーゼンドゥーラは東門の砦に向かいモスクの左側の階段を駆け上がると深早妃が待ち構えていた。綾将と瑤子の夫婦が包帯を巻き気風溢れる武勇の猛将として、刀を構えていた。

「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!俺は、武士じゃ!誠の武士は死ぬまで刀を置かずに正々堂々と尋常に致す。俺は菰野に産まれ死ぬ。親父が残した街を護ってやる」

綾将が足を引きずり屍に刀に変えてモスクにもたれて信仰者の聖歌をコーランを剣に変えてワーゼンドゥーラを睨んだ。

「止せ、止せ、止せ、止せ。御前は能無しラフランスのふなっしーだ。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」

綾将に剣鬼が反応した。菰野武士の誇りと今までの人生を懸けて刀を抜いた。

「ワーゼンドゥーラッ!御前こそクズやろうだああっ!俺は人斬りを辞めていたが、此度は某の剣に貴殿の首を拝借願い承りたいと思う所存。いざ、尋常に致す」

綾将は全身ボロボロで包帯だらけの姿で顔だけが分かるが全身傷だらけで包帯を巻き剣鬼が尋常に反応しワーゼンドゥーラの背後に突いた。

「菰野天照鬼覇王式免許皆伝“菰野武士龍滅(Komono Wu Shilong off)神龍天昇鬼覇(Drache Tage Liter Geister Pa)魔神剣(Teufel Schwert)”痙攣昇天(Krampf der Himmelfahrt)天昇快楽(Tag schnell Vergnügenschnell)四十八式(48-Stil)菰野双剣(Dual Sword Komono)葬天銃創(Zangtianchongchuang)無限千本桜(Unbegrenzte tausend Kirsch)御免(royal Free)”オーヴァー(Über)・スターダスト(Stardust)・ディメンション(Dimension)・ヴァギナ・キル(Vagina Kill)”」

「菰野天照鬼覇王式免許皆伝“菰野武士龍滅(Komono Wu Shilong off)神龍天昇鬼覇(Drache Tage Liter Geister Pa)魔神剣(Teufel Schwert)”痙攣昇天(Krampf der Himmelfahrt)天昇快楽(Tag schnell Vergnügenschnell)四十八式(48-Stil)菰野双剣(Dual Sword Komono)葬天銃創(Zangtianchongchuang)無限千本桜(Unbegrenzte tausend Kirsch)御免(royal Free)”オーヴァー(Über)・スターダスト(Stardust)・ディメンション(Dimension)・ヴァギナ・キル(Vagina Kill)”」

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全部で四五回も繰り返して繰り返し放つが、その都度躰に衝撃の負荷が掛かり全身の複雑骨折と全ての刀が折れて剣が折れる中呼吸が荒く這いつくばり、モスクから落下して地中深く倒れた綾将はまだ息をしていた。

ワーゼンドゥーラは無傷であるが、血を吐き捨てて瑤子が銃剣を構えた。

「旦那が死にそうな間際にてめぇーも逝くか?ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」

瑤子の目が鬼の目となり全身から殺気立ちその姿に舌鼓したワーゼンドゥーラは自分の軍勢その数六億も向かわせて包囲させた。

躰を鋼鐵に変えさせて青銅の剣を構えた。

盾も装備して、深早妃も板が、二人とも美人だと知り指を鳴らした。

「生きて恥さらしで生きろ。御前等は美人でその胸も人を魅力する。ハッ。だけど私の躰に追い越せない。黙れ!このまんま奴隷の娼婦に売り飛ばされて御前等の中に何本も何日に生でぶち込まれたいのか?生で出されたら二度と戻れない。御前等の自由だ。選択は?」

「断る。」

首を横に振りワーゼンドゥーラは軍に指示した。

二人とも戦うことを決意させてその頃綾将のピンチに遠く異国の伝説の抜刀齊である将司が駆けつけた。

「恩に切る。友彦殿。某の倅をここまで潰すとは・・・・」

黒コートを着て口元を黒のストールで覆い隠し将司が現れた。友彦の時空のCODEを使いエルサレムまで来て一太刀を握りしめた。

「御前は?」

「私が八剣神将軍のワーゼンドゥーラだ。御前こそ誰だよ?」

「俺は土方将司。菰野藩士の藩主だ。現在は菰野市国初代皇帝。今倒れているのは俺の長男だ。御前等を斬りたいが、歯が立たない。困ったものだ。俺は抜刀齊だ。覚悟しろ」

将司は改めて名乗るが、綾将を起こして薬草を飲ませた。

ワーゼンドゥーラも焦りもせずに黙って時が流れた。

「天照光明大明神鬼覇“肉穴八閃黒門(Rouxue acht Flash-schwarze Tür)”無桜夢(Keine Sakura Träume)斬魂天照(Amaterasu schneiden die Seele)昇天快(Mariä Himmelfahrt schnell)楽(erleichtern)天昇痙攣(Tage-Liter-Krampf)改式菰野流(Komono Flussänderung Stil)」

慶応七年に産まれて以降鳥羽・伏見に参戦して多くの戦場を味わい噛みしめて生きてきたが、伝説の抜刀齊の健在なる抜刀術にド肝が抜かれるが、目が鬼と化して刃から剣鬼にワーゼンドゥーラは腰を退いた。

これは誰にも教えても居らず個々孤高だけに編み出し会得した菰野の魂全部放つ抜刀技。

しかし、これを放つまでに自分の命を削る必要性がある奥義に決して綾将に教えない理由として若者に死なせない為である。

刀を抜き一回鞘に納めて目を閉じて左足を前に出した。

右足を強く踏み込んで、刃を垂直に回転させて、左足を踏み込んで刃を反らせて向きを逆回転から向かい合わせに背後に相手の腹を押し上げて急速な時間の巻き戻しと裁いた衝撃による時空の転換配置に鞘を手に宙に浮かぶ刀を切り上げて、相手を昇天させた状態で小刻みに刻んだリズムで刀だけでグッズと持ち上げ、踏ん張り最期に四兆も剣戟と斬撃の繰り返しで鞘に納めた。

「ぐっわああ・・はぁ・・ご・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

ワーゼンドゥーラを倒した将司は綾将に近づき水を飲ませた。

「あっ、いけねぇー、戻る時間だ。ほな、四年後ご無事に戻ってこい」

「父上!」

将司は友彦の時空に戻り綾将は起き上がって刀を腰に差して瑤子と深早妃は超巨大な悪魔を見ろした。

エルサレムの壁半分を壊し城壁突破後に人間に戻った。

「聞け!俺がジンだ。全軍これよりソロモン陥落戦を行う」

ソフィアが後から来てジンを見て驚いた。

「あれ?糞ジジィのはずじゃねぇのか?スッゲェー、イケメンじゃん」

「俺本来の姿だ。ソフィアこそ艦隊は出揃ったのか?」

「当たりメェーだよ。ジン?的場〆や我流餓鬼は?こねぇのか?」

「来るのだが、遅いな。流石に・・・・郷土研究会が邪魔だ」

「そろそろやっちまおうぜ!ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン突っ込みぶっ込みぶち込んで掘って掘って掘りまくる。それがこの私なんだ~から~フフフフ」

「ええじゃねぇかっ!」

ジンは黒いコートを着て杖を持ちながらソロモン神殿を包囲したジン達は郷土研究会も諸共各部隊が包囲していた。

カオルがヴァチカンの地下施設で剣星とワーゼンドゥーラとテミダオクレスの三人の魂の回収と人体転生の準備が終わり禁忌の悪魔の核と人間の器を冷凍保存から解凍させて魂を移した。

カオルは暗い部屋で八剣神将軍を再生させた。ヴァチカン地下から夜な夜な錬成の音が聞こえてきて、カオルはブレンドコーヒーを飲みながら錬金術で人間を蘇らせていた。

勿論記憶が保存されているが、CODEは初期化されている。

カオルが吟味した死体と禁忌の悪魔の核を心臓移植させる事により人間の姿をした悪魔に変身できる。

他の者達は追い込まれていた。

「和雪!和雪!和雪!応答せよ。たっ、たっ・・・・くっ」

「何だよ!こっちは最悪だ。多勢に苦しむ。余計に俺達がCODEだか・・・幽禅?これ以上敵が来られてもマジでヤバイ」

「・・・・・分かった」

和雪にも状況に於いては敵に囲まれて身動きも取れずに英矢も居たが二人とも不運な事にソフィアに挟まれていた。

敵艦隊の総攻撃に南は陥落。

騎士団の壊滅は決定的問題。

ジン達の采配にソロモン神殿の陥落に郷土研究会は一旦ベツレヘムに身を寄せた。

神天暦3年7月27日

ベツレヘム地区

郷土研究会が決死な想いで逃れた先がエルサレムから山を乗り越えた先に集落がある。

暫くはここに本陣を構えて一旦は建て直すのに必要であった。

幽禅がその日民家の椅子に座ってブレンドコーヒーを飲んでいた。

「あと三年がこんなことが繰り返し続く。途方も無い戦地に放り投げられた」

「すいやせん。幽禅・・・・俺が居てこの結果面目ない」

「謝ること無い。大した働きに感謝する。綾将?親父に近い存在で俺も有り難い」

「ははっ!」

「幽禅さん?この一帯の集落に用があるのですか?」

「無い。無我夢中で逃げ込んでこの有様だ。」

「三年も続けば俺達はこの地で死ぬ可能性もある。」

「幽禅?」

「深早妃も御苦労。」

「LOCKジャネェし、ユー音楽は好きかもしれないが、今の俺には限界だ。早々にエルサレム奪還のプラン練ろうぜ」

「ああ」

「英矢?サンキュー」

「この場を借りよう」

「だな」

「今日はゆっくり休もう」

郷土研究会はこの日民家で休息を取った。

「菰野天照鬼覇王式免許皆伝“菰野武士龍滅(Komono Wu Shilong off)神龍天昇鬼覇(Drache Tage Liter Geister Pa)魔神剣(Teufel Schwert)”痙攣昇天(Krampf der Himmelfahrt)天昇快楽(Tag schnell Vergnügenschnell)四十八式(48-Stil)菰野双剣(Dual Sword Komono)葬天銃創(Zangtianchongchuang)無限千本桜(Unbegrenzte tausend Kirsch)御免(royal Free)”オーヴァー(Über)・スターダスト(Stardust)・ディメンション(Dimension)・ヴァギナ・キル(Vagina Kill)”」

全部で四五回も繰り返して繰り返し放つが、その都度躰に衝撃の負荷が掛かり全身の複雑骨折と全ての刀が折れて剣が折れる中呼吸が荒く這いつくばり、モスクから落下して地中深く倒れた綾将はまだ息をしていた。ワーゼンドゥーラは無傷であるが、血を吐き捨てて瑤子が銃剣を構えた。

「旦那が死にそうな間際にてめぇーも逝くか?ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」

瑤子の目が鬼の目となり全身から殺気立ちその姿に舌鼓したワーゼンドゥーラは自分の軍勢その数六億も向かわせて包囲させた。躰を鋼鐵に変えさせて青銅の剣を構えた。

盾も装備して、深早妃も板が、二人とも美人だと知り指を鳴らした。

「生きて恥さらしで生きろ。御前等は美人でその胸も人を魅力する。ハッ。だけど私の躰に追い越せない。黙れ!このまんま奴隷の娼婦に売り飛ばされて御前等の中に何本も何日に生でぶち込まれたいのか?生で出されたら二度と戻れない。御前等の自由だ。選択は?」

「断る。」

首を横に振りワーゼンドゥーラは軍に指示した。

二人とも戦うことを決意させてその頃綾将のピンチに遠く異国の伝説の抜刀齊である将司が駆けつけた。

「恩に切る。友彦殿。某の倅をここまで潰すとは・・・・」

黒コートを着て口元を黒のストールで覆い隠し将司が現れた。友彦の時空のCODEを使いエルサレムまで来て一太刀を握りしめた。

「御前は?」

「私が八剣神将軍のワーゼンドゥーラだ。御前こそ誰だよ?」

「俺は土方将司。菰野藩士の藩主だ。現在は菰野市国初代皇帝。今倒れているのは俺の長男だ。御前等を斬りたいが、歯が立たない。困ったものだ。俺は抜刀齊だ。覚悟しろ」

将司は改めて名乗るが、綾将を起こして薬草を飲ませた。ワーゼンドゥーラも焦りもせずに黙って時が流れた。

「天照光明大明神鬼覇“肉穴八閃黒門(Rouxue acht Flash-schwarze Tür)”無桜夢(Keine Sakura Träume)斬魂天照(Amaterasu schneiden die Seele)昇天快(Mariä Himmelfahrt schnell)楽(erleichtern)天昇痙攣(Tage-Liter-Krampf)改式菰野流(Komono Flussänderung Stil)」

慶応七年に産まれて以降鳥羽・伏見に参戦して多くの戦場を味わい噛みしめて生きてきたが、伝説の抜刀齊の健在なる抜刀術にド肝が抜かれるが、目が鬼と化して刃から剣鬼にワーゼンドゥーラは腰を退いた。

これは誰にも教えても居らず個々孤高だけに編み出し会得した菰野の魂全部放つ抜刀技。

しかし、これを放つまでに自分の命を削る必要性がある奥義に決して綾将に教えない理由として若者に死なせない為である。

刀を抜き一回鞘に納めて目を閉じて左足を前に出した。右足を強く踏み込んで、刃を垂直に回転させて、左足を踏み込んで刃を反らせて向きを逆回転から向かい合わせに背後に相手の腹を押し上げて急速な時間の巻き戻しと裁いた衝撃による時空の転換配置に鞘を手に宙に浮かぶ刀を切り上げて、相手を昇天させた状態で小刻みに刻んだリズムで刀だけでグッズと持ち上げ、踏ん張り最期に四兆も剣戟と斬撃の繰り返しで鞘に納めた。

その日の夜綾将の脳裏に蘇るあの光景。

今でも思い出すと強烈な吐き気と身震いがする。

将司の凛とした強さに抜刀術の基礎から応用まで出来ていた人に自分の型では敵に突っ込むだけでは無くて・・・・夜は眠れずにテーブルに座り満月を見ていた。

瑤子も起きて二人で月を見ながらミントビール片手に酌を交わした。

「瑤子?親父が凄すぎて・・・・あっ、でもよ・・・俺さ。ハハハハハッ。」

「最悪だね。悪い夢見るほど追い込まれるなんて・・・」

綾将は民家の棚にあるドイツ製のモヒートとビールが並んであった。アルコール度数が超絶に低くグリーンアップルミント・ジンジャーオレンジシトラスサワー・シンデレラ・チョコレート・トマト・バナナマンゴー・パッションフルーツのビールのボトルを空けて二人は、お猪口に少々注ぎ飲み明かした。

それから三月が経ち神天暦3年10月15日に慌ただしくベツレヘムに早馬が駆けつけた。

「え?」

幽禅が聞き返した。

民家のドアをコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンと叩く音がして民家のドアを開けると見覚えがある白い生地に紅い十字架の騎士が駆けつけた。

この青年こそ後のジャック・ド・モレであり第二十次総長に成る男である。

この頃は、従士としてクラオンの遺志を受け継いできた。

「私です。テンプル騎士団の総長の代行人として貴殿に用があるから戻ってこいとの命令が下りました。」

「丁度良いじゃねぇのか?この三月俺達は独自に鍛え追い込んだ。どんな血を吐く鍛錬でも耐え抜いた。幽禅?今なら戻れる。OKOKOKOKOKOKOKOKOKOKOKOK?」

「おうよ、最高絶頂イクイイクイクイクイクイクイクぅ~に決まっているだろ?準備に取りかかれ。俺達は八剣神将軍のボスレイヴァウス・フェヴラーブル・リアレストをぶっ潰す。」

「では取り急ぎ馬を調達致します。」

ジャックは馬に跨がってエルサレム方面に向かい幽禅は黒コートをクローゼットから出して袖を通して馬が来て全員跨がって至急にエルサレムに向かうと、三日間で城壁まで辿り着いた。

到着後に居城果たすとディゾンが先頭に立っていた。

教皇臨時騎士団本部として、この三ヶ月間戦い抜いたのであった。

ディゾンは神殿の奥の部屋の小口に行き灯りが点いた部屋に隠って着替えた。

黒コートに黒のボンテージに黒の法衣を着て白い法衣を被り十字架をぶら下げて剣を腰に差した。

この三ヶ月間はディゾンが指揮する騎士団の攻防により、エルサレムを護ってきた。

エヴェラール・デ・バレスとベルナール・ド・トレムレとアンドレ・ド・モンバールの三人の功績と討ち死による犠牲が大きく関わっていた。

ディゾンも長剣と大剣を握りしめてゴルゴダの丘を見下ろして八剣神将軍は全滅のリスクであった。久方に戦場に赴く郷土研究会は現在六次の総長を務めるベルトラン・ド・ブランシュフォールが暖かく出迎えてくれた。

「歓迎するよ。幽禅」

「俺はブランシュフォール卿だ。魂な俺でも現場責任者だから明るく生きて乞うや。こんな時代に俺達は時代の歪みで居る。本来ならば全員あの世に逝っているよ。何故?カオルがメチャクチャにしたお陰で俺達の騎士団が呼ばれた。クラオンが幸せだ。先に元の世界で・・・・」

ブランシュフォール卿は歴代の総長の遺灰並べて手を合わせた。

自身もこうして戦える身で在りながらも臆するところがある。

ディゾンが軍議を開いた。

「夜分済まない!明日の決戦の攻略に言う。恐らくレイヴァウス軍四億に対し我等は五万人。勝ち目が無いと思えるが、一点だけ勝てる。ソロモン神殿を沈めさせろ。ここを水没させての島ならば艦隊での総攻めで相手を迎え撃つ。良いな?異論は?あるのか、ないのか?はっきりしろ!ジュリアスは私の実の兄だが、此の地で命を落とす。」

ソロモン神殿の堀を削り落として死海から水を堰き止めて決壊させると一夜にしてソロモン神殿は浮かんだ。

同時に深早妃の艦隊とヴァチカンの艦隊が同時に隊を整えた。

「私は海賊王!命令に遵守しろ!おおああっ」

深早妃は先頭の艦隊に甲板には船員達が待機していた。

その数日前に綾将は遂に完成させた。

将司の技を受け継ぐ新たな菰野魂を受け継いだ秘技《姫鬼桜夢無星斬閃》《王牙丹頭矛》《痙攣天照龍昇天華快楽三千剣》《菰野零式八戦肉穴責水滅桜》《鬼頭斬死首散皇帝の冠》《斬刀朧菰野村正奥義雷神奮迅獅子鬼斬絶頂喰射魔來栖》六つの奥義を会得した綾将は黒コートを着て黒いストールに包帯を巻き血が滲む修行を続けてこの技は先祖代々土方家の祖素戔嗚尊の魂を一つ一つ継ぎ中でも最凶の剣豪と謳われてあの郷土研究会及びCODE:ZEROの№Ⅱに昇格して以降も嫡男である綾将はこの我を以て技を以て技を征す。

この三ヶ月間一番成長したのは、綾将である。

綾将は服を着替えて深早妃の艦隊の先頭の甲板に出てソロモン神殿を取り囲みディゾンは神殿の最上層に陣構えと本陣を構えて深早妃も移動した。

「船長?」

「劉王允?間違いだな。この船を左旋回取り舵一杯!」

深早妃が帆を張るとレイヴァウス軍は陸海空と攻めてきた。

神天暦3年10月16日

―ソロモン神殿陥落攻防の闘いー

一年目のCLIMAXを飾る最期の攻防戦に郷土研究会は僅か五万の軍に相手は億単位。

英矢がギターを担ぎピックをぶら下げてコインを宙に投げた。

「OKOKOKOKOKOKOKOKッ!俺の客と!異彩を放つ(Ich auffällig)銀槍の(Der Speer von Silber)奏と安息の(Der Ruhe des Schlafes und)眠りの(der Response-Raten)ハーモニに(Und Ihre Unterstützung )ご声援と(in Harmony)感謝を胸に(Dank der Brust)ライブで(leben)盛り上がって(quillt)逝こうぜ(lass uns gehen)!OK“シルバー・レイディアント・ロック・マフーカ”OK“グランド・ゼロ・ENDコード”」

二つは対に一つの音技である。

ソロモン神殿をベースにエルサレムまでの広範囲に音域をセットさせて自分の音域の空間では万物を受け付けない。

鉄壁の護りと無敵の強さの中に全員居る。

ギターの銃口にエネルギーを充填装填完了後に高圧力圧縮光化学粒子を放ち、敵の海軍は一瞬にして消し去った。

英矢も腕を磨き、この技は実を言うと秀保の形見で父親を受け継ぐ筈の技を息子が継いだ。

無数の閃光に銀の槍の乱舞に砂漠に突き刺さり底から大音量の爆音に敵の耳が潰れた。

「ひゃあっほーーーい、OK」

英矢が下がると和雪が出てきた。和雪は一面を凍らせて雷撃と爆炎の双曲に一手出てソロモン神殿の階段を下りていきレイヴァウスがサジを投げた。

「悪い。この三ヶ月間俺のグループ七人立て続けにあの世に逝ったのだぞ。もういい。御前達は総攻撃に討って掛かれ。・・・・・姉上の策に参るわ。」

首からぶら下げたNOAHを握りしめて大剣を地面に突き刺して黒いコートを着て甲冑を着て十字架のキリスト像に祈り手を合わせた。

「参ろう。」

レイヴァウス本陣の動きに合わせるかのように和雪が合図した。

「遣れ!」

騎士が動き神殿の壁を削り銃口の小口から一斉射撃で発砲した。

「第一陣第二陣第三陣に続き四陣御陣に致せ!俺の合図無しに攻撃は辞めるな。」

和雪が采配を握り音楽を聴いていた。ドイツ製のウォークマンで最高級品のイヤフォンで、音楽を聴いていながらも冷静な分析でソロモン神殿のテラスに陣を構えた。

「はっ!」

「うぉおおおおおおおおおおおおお!」

「おりゃあああああああああああああああっ!」

「だらああああああああああああああっ!」

「ひゃっはあああああああああああああああああああああああああああああああ」

「ブンブンブンって乞うぜ!」

「おおおおおおおおおう!」

騎士の動きに目を配り和雪はスマホを片手に持ち目を閉じた。

(ディゾンの読み通りか。だが油断は禁物。俺のCODEで全員瞬殺は追々と可能)

白宮和馬の子である和雪は父に酷似している。氷のCODEも一族図一で、最凶の自然系に君臨する王である。和雪が陣に居て艦隊を見ている頃、騎士が駆けつけた。

「申し上げます!第一エリア突破されました!」

「気にするな。ハッ」

騎士に言うと和雪は應神兵法書を熟読していた。

「氷陣乱舞“應神鬼覇”双氷絶対氷結(Absolute Doppel Icy Ice)剣戟刹斬首(Schwert-Killer Brems Enthauptu)兵氷騎王(Wang Bing Bing Reit)百烈千本拳(Tausend hundert starke Schläge)」

氷の騎士が神殿を囲み数千の氷の騎兵が集結して和雪が左腕の包帯を外すと氷の剣でレイヴァウス軍を一網打尽して全てが大寒波と極寒の世界に変わった。

氷点下-98℃の世界に、和雪が動じずに陣に座っていると一人だけレイヴァウスが剣を握り駆け上がってきた。

「この四ヶ月。俺の同志が死に逝き候。」

和雪が剣で互いに交えるが、レイヴァウスのCODEに和雪が一瞬で負けた。

「光粒子砲剣(Lichtschwert Partikelkanone)・聖人鬼覇“刹羅無斬夢冥(Brems Lo Wuzhanmengming)”」

NOAHが光り出して双剣で和雪を切り刻み血が飛び散り全身から粒子がCODEを拡散させて痛み出して氷河に落ちた。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第一の剣(Erste Schwert)”鋼鐵の斬鉄剣(Vollschnitt Eisenschwert Stahl)」

鋼鐵の分厚い鉄の大剣を握り直してあらゆる剣を斬る特殊な剣。

柄に十字架が彫られている。鞘には刀身にも菊の家紋が彫られている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第二の剣(Die zweite Schwert)” 炎獄爆翼炎剣(Entzündung Gefängnis Baoyiyanj)」

紅蓮色の橙に燃え上がる焔を纏う長剣に炎心の柄には髑髏の十字架が刻まれて刀身には菊の家紋と龍が彫られてある。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第三の剣(Dritte Schwert)”音超神光速(Gott hört sich super leicht )閃剣(Flash-Schwert)」

軽い剣に蒼白に輝き水色の長剣。

音速の衝撃波を放つ長剣で、十字架の型が剣に成っている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第四の剣(vierteSchwert)”無魔神滅(Kein Teufel Schwert)斬剣(abgeschnitten)」

長剣とエンハンスソードで翡翠色の刀身には龍が彫られている。

人を斬らずにCODEや魔法を斬る剣。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第五の剣(Fünfte Schwert)”創双焔氷炎剣(Yan Yan Bing Chong DualSchwer)」

双剣で焔と氷の二対一体の剣。

刀身は赤紫色のボーダーが刻まれている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第六の剣(sechsteSchwert)”双刃重力(Gravity Flinten-Tag )銃槍天剣(zweischneidiges Schwert)」

銃槍が装備された双刃の長剣。

赤と黒のボーダーの柄に菊の家紋が刻まれている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第七の剣(siebteSchwert)”光輝太陽(Leuchtende Sonnengott )天照神剣(Amaterasu Schwert)」

眩い黄金に輝く光の剣。

光の剣で全てを闇を祓い断ち斬る剣。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第八の剣(achteSchwert)”超刀冥天(Super-Messer-Angebote )蒼剣(Tiancang Schwert)」

大剣で分解可能の八本に別れる起動式の大剣。

鉄に打ち直した剣に真紅に染まっている。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第九の剣(neunteSchwert)”魔神大罪無剣(Teufel der Sünde kein Schwert)」

禍々しい覇気を纏い髑髏の剣。

持つ者に無類の力を増幅させて精神を蝕み鬼と化す。

バーサーカーでひたすら攻撃に特化する。

魔王を上回る威力に放たれる斬撃は破壊を限り尽くす。

「天神鬼覇(Tage Bourne Pa)“第十の剣(Zehnte Schwert)”NOAH《ノーヴェルト・オルヴィア(No WeltOruvuia)・アークネス・ハートネス(AkunesuHatonesu)》」

純金製の十字架の剣。

NOAHその者を剣に変えて神を斬る剣。

多くの神々を斬った事から由来されることで神を殺すために専用に打ち直される剣。

幽禅が来た。

「総大将自ら来るとは・・・手間が省いた」

NOAHが共鳴を起こした。

神天暦3年10月18日未明ここに、二人のNOAHを持つ若者が激突した。

「神葬聖人魔神鬼覇“漆黒第七の剣”リ・ヴェルトラントーゼヴェルト」

禍々しい覇気を纏い長剣と大剣を握りしめて幽禅も音速の剣に変えて、神殿の上空を飛び剣戟で斬り込もうとすると地面から高圧力の粒子で幻影に斬り込もうとすると、首を掴まれてNOAHを奪い取った。

「甘いな。戦闘の経験が浅い。NOAHが使えない身で俺には二つ揃った。完全版に成るにはもう一人遣らなければ相手が居る。俺はこの世界の覇王だ!」

レイヴァウスの剣先に幽禅が蒼い焔で燃え散らした。

「葬天魔(World Boxing viertausend )燃拳四千世界(Dämonen begraben Kraftstoff)“3G”」

レイヴァウスの腸に重く響く蒼い焔の拳による連打。腹に火傷を負い幽禅が起き上がって自分の指を噛みちぎった。

「真最終究極ED・DT式天照魔神武鬼覇“叛撃の(Gegenangriff)天聖罪裁(Tag St Schnitt Verbrechen)七焔天龍(Sieben Entzündungen Drache)翔天閃(Sky-Flash)”」

全身から七焔を纏い腕には七焔の灯火で燃え上がる姿に幽禅は黒コートでCODEに目覚めた男がレイヴァウスに怒りの矛先を向ける。

「ぐっわあああっ・・がああっぐぐううぐっう!」

レイヴァウスのCODEですら効かずに自分以外にも再生能力を持つ人間に、6000m級の大剣で宙を裂き天も割く宇宙空間を超える大剣が炎を宿る剣にレイヴァウスが貫かれCODEが反応せずに消え去った。

幽禅のCODEが限界を超えてエルサレムの闘いに一段落つけると、ディゾンが訃報を聞きつけた。

ヴァチカンに帰還すると先代の御父上のリヴァエラスⅦ世の急逝のニュースにディゾンは涙ぐみ喪服を着てサン・ピエトロ大聖堂内にて葬儀が執り行われた。

ディゾンが最も信頼していた父の代行者のリヴァエラスⅦ世であったが、カオルに無斬に殺されて十字架に串刺しにされるお姿で見つかったのにディゾンは心を痛めた。

神天暦4年2月7日

エルサレム着任二年目の春。

テンプル騎士団も勢力を伸ばし、銀行を創り、貯蓄や財源の確保は中世騎士団最凶と謳われた。ジャック・ド・モレが総長に着任後エルサレムの駐屯所に泊まっていた瑤子と綾将と深早妃は邦人初のテンプル騎士団の総長と副総長・騎士団統括武術海軍総司令官長の官職を承りその五日前にも日本の久乃宮朝倉親王から正三位上に昇ったことが書状が届いた。

これは菰野藩の最高の名誉で在り、土方家が時代の絶頂に君臨していた。

その頃二年目と成る中東遠征の郷土研究会組頭の幽禅・和雪・英矢の三人はディゾンの護衛とヴァチカン奪還の自由の奪還の為にイタリアのローマに来ていた。

ローマで面白い人物と出会い俺達三人は人類の進化の過程と成る”CODE”の秘密を知らされた。ローマに居た俺達はその人物が暮らす教会に居た。

「珍しい客人だね(Ecco gli ospiti insoliti)。ようこそイタリアへ(Benvenuti in Italia)。郷土研究会の諸君(Signori Gruppo di Studio Local)」

「なんで俺達のこと知っているのだよ(So che nostro perché)?ディゾンか(o Dizon)?」

「そうだとも(Anche io sento)。私はエイボン(I Avon)。光影のCODEを持つ老師だ(E 'Roshi con CODICE luce)。ハッハハハハハ」

「教えろ(Dimmi)!CODEは(CODE è)?CODEって何なのだよ(E 'una cosa è CODE)?」

「答えは神その者だ(La risposta è persona divina)。神が産み出した(Ho rivelato i ragazzi direttam)人類の業よ(nel corso della ricerca )カルマを背負い(che studia il suo codice )私は其のCODEを( piggybacks Karma'll lavoro )研究調査の課程で(della razza umana che ha dato )直に君達に現る(i natali Dio Donne arrivano)。神がCODEを殺す(Dio è responsabile della )役割を担い女性が(morte di CODE)、来る(Kuru )。神は生きている(Dio è estremo)こと自体危険極まりない(rischio stesso della vita)。カオルは活かして(Kaoru tenere approfittando )おくのは危険すぎる(di è troppo pericoloso Sono)。私はもう死んでいる(Sono già morto)。魂だけの器だ(Si tratta di un vaso dell'anim)。良いな(I bene)?イタリアに来た理由は(La ragione per venire )恐らく( in Italia sarebbe )ヴァチカンだろう(probabilmente Vaticano)」

「幽禅(appartato Zen)?私のCODEを(Permettetemi di ricevere)受け取ってくれ(il codice di mia)。ディゾン法皇を(Il Papa Dizon)御守りするのだ(Ma per proteggere il vostro)!ハッ!」

「わ・・・わ・・・わ・・・わ・・わかりました(Capisco io io io )」

エイボンと幽禅が話していると杖をつき床に跪き十字に切り咳き込んだ。

エイボンは消える直前三人に光影のCODEを与えた。

この能力こそヴァチカンを奪い返す唯一の希望。

幽禅は泣かずにエイボンが空の彼方に消えた。英矢は一曲アカペラで、ギターで演奏した。

和雪も手を合わせた。

エイボンが死にディゾンもその頃教会で手を合わせていた。

「俺達がすることは分かる。」

「だろうな。俺達にとって分かる問題がヒーローなアンセムだろ。俺達はHEROESANTHEMだ。秀保の名を継ぐ語る者は俺の家で充分だ。英の字には音楽魂籠もっている。」

「そうだな。俺達はSEOULがある。そう無ければ、SEOULで語れ。拳で語れ!俺のCODEは人を護る。っつうか、俺は正直に真正直に人間が嫌いだ。神を信じない。如何せん神自体目に見えぬ存在で居ないからだ!俺が魔王だ。音楽を聴いていると落ち着く。こんな不快でムズムズ悲し気分させる野郎は?野郎は?野郎は出てこい。俺がぶっ潰す。」

三人は古びた教会で決意を改めてイタリア市中に歩き出すとヴァチカンから眩い光の柱で遂に神の進撃が始まった。

地獄の門を潜り抜けた八剣神将軍が蘇った。

カオルの血と肉を別けた存在として、八人は以前に比べて凌ぐ能力を身に付けた。

カオルは時が来た。

機が熟したのは、今で在りディゾンは最期の教皇。

ここ、ヴァチカンで壮絶な一年目が幕を開ける。

ディゾンは教皇を考えた末にコンクラーベを示唆に検討入れていた。

御父上ほど二〇世紀末史上初の覇者に登り詰めた男で、無斬にもカオルに殺された。

教皇の魂を対価に、八人を地獄から呼び戻した。

ディゾンは教皇職を休職して、黄金の剣を腰に差して大聖堂にて椅子で座っていた。

「教皇様?」

「ああー父上の死を無駄に出来ない。カオルをぶっ殺す」

「お止め下さい!仇討ちなど自殺行為ですぞ!」

「うっさい、ボケ!」

「ははっ!」

ディゾンは父の遺体を目の前に手を合わせて大聖堂に集う修道士や枢機卿に一人ずつ礼をして大聖堂を後にした。

カオル達の神の軍勢がその数を圧倒にして取り囲んでいた。

神の軍が、イタリア市中の時が止まった。

静止した世界で、幽禅達が来た。

「御苦労。ルシファー時、動け!」

「何事だ!一瞬で時が止まるなんてどこの馬の骨だ?」

「俺だ!俺だ!俺だ!俺だ!俺だ!俺だ!」

幽禅が時間を止めていた。

「英矢も生きて居たのか?生命力がしぶといな。親父みてぇな」

「和雪?魔柄家を憎むあまりこの腕が言うことを聞かぬ」

「だったらこの場を借りて言うが、俺達は三人で一組。全員タイマン張り喧嘩上等!炎上上等!かかってこいや、神よ!まとめて地獄送り返してやる!」

三人は答えた。カオルは指示を出した。

「はっ!」

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

「ジャジャジャジャーン!ぶっ飛ばすぞ!」

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

敵が全員武器を構えてかかってくるので、友禅が時間を止めた。

「静止天罪魔神(Noch Teufel-Tage-Kriminalität)的時間絶対停止(Absolute Stoppzeit)」

幽禅が時間を止めるとカオルも時間を止めた。

「神に仇を為す人類がどんな下等な生き物か!」

「逃げろ、ディゾン・・・・」

「英矢!和雪!ガチで援護頼む!」

「うっす」

「しゃああっ!」

三人のCODEに光影の能力が新たに目覚めた。

「遣れ!悪魔達!」

「おおおおおわあああああらああああああああああああああああああああっ!」

「来るぞ!魔神鬼覇“退魔無型(Keine Zauberei zurück Art)”」

幽禅の左腕が鋼鐵を纏い巨大なかぎ爪で地面を裂き悪魔を貶めた。

「地獄の門から生きてきた我々を忘れたか?」

「レイヴァウス?ウゼェー」

ディゾンが剣を構えると英矢が腕を押さえ付けた。

「わからねぇーか!アンタ死ぬんだぜ。ディゾン?良いからここは俺達に任せろ!イタリアの人口は俺達三人で死守する。」

「グラッチェ」

ディゾンはサンダルのまま走り出して馬屋から馬に跨がってそのままナポリの港までダッシュで駆け巡った。

神天暦4年2月8日

カオルVS神聖八剣神将軍VS郷土研究会の三つ巴の壮絶な闘いが幕を開けた。

「レイヴァウス様!」

「剣を抜け。俺が相手だ。おおおらああっ!」

幽禅は先回りで大聖堂に回り込んで、CODEを無断に使うが、限界を超えてしまえばどうなるか自分でも気付いていた。

「天照鬼覇“魔神天照昇天(Amaterasu Teufel Himmel)痙攣快感(Krampf der Lust)淫剣(Fantasy Schwert)”斬天罪(Cut Tag Verbrechen)聖無夢能(St traumlosen Energie)死神魔神(Tod Teufel)氷河瀑布(Gletscher-Fälle)閃龍剣(Sempron Schwert)」

昨年から技を磨き入れつつ遂に会得した天照剣最期の秘技。

幽禅は猛スピードで、大聖堂の階段を駆け上がり屋上まで趨り長剣と大剣と腰には双剣が差してあり、イタリアの冷たい風が、黒コートが空中に彷徨った。

指を鳴らして時空を止めて無限の夢の空間で斬撃が奏でられる罪を斬り、魔を斬り、死を臆すること無く眩い光の閃光がカオルを貫きCODEが消えた。CODEを斬った。カオルは全身から血が流れだして、最期に四千万の斬撃にカオルは泡を吹いた。

剣を了い手を合わせた幽禅が腰を下ろすと、カオルが蒸発した。

「私は神だ。神の化身に創造能力に我が身を喰らい血肉に魂のCODEを貴様にぶっつけるぞ!」

カオルの背中から翼が生えて肌も褐色に血の気が引いて時間が止まりだした。

(時間自体止めてある。フフフフッ。逝け!八剣)

レイヴァウスが空間を斬り込むと幽禅が静止した世界が歪み、英矢は音の力で大聖堂の金を全てなら下。

教会の鐘が、鳴り響き鳩が、飛んでゆく。茜空で世界は紅く血に染まり、レイヴァウスの獰猛の攻撃に和雪が止める。

「地獄剣“リ・ヴェルト・バレテラットクスバイグラ”」

瞬撃の閃光の突きに斬撃に加えて和雪が悪魔を殺す氷の技を構えた。

「地獄送りはアンタだ。レイヴァウス!」

「俺も地獄は案外存分味わった。人間が到達する最高のエクスタシーだ。ケッ。俺は元々教皇の兄として生きてきたが、神と出会い仲間の為に生きようと想った。」

「俺が思うにそいつは神なんかじゃねぇって事だ!」

魔柄家の直系筋に白宮家・黒宮家・雨宮家・葉宮家と四宮の家系筋が血の流れがあるが、どれもこれも一族はカオルに根絶やしにされた事実がある。

今でも忘れられない、本家の養子に甜歌に連れられて、俺は親父と離れた。

師匠である美鬼丹が、カオルの悪魔である絶氷魔導悪魔“デリヘル”こいつが俺の人生を狂わした。

「浮かない顔だな?」

「神聖八剣神将軍に居るのだろ?デリヘル!」

「やはり私のようだ。そうだ、四宮家を根絶やしに氷は美味い。悪魔を滅する滅神滅(Zerstöre Gottes zu zerstören)龍(den Drachen)滅魔滅鬼(Aus Geister zu verjagen)の俺相手だ。憎いだろ?和雪」

「ああ。殺したい憎いさ。俺は・・・師匠が命懸けで御前を殺した。お前さえ居なければ、今頃お俺は師匠と暮らしていた。ゆっくり倉田山の生活を!」

「死ねば尊敬する師匠に会える」

ジンの地獄からの力は禍々しく感じていた。

今居る器は、ジンの魂の器になった人物こそ四宮家史上最凶最悪災厄の魔柄應神の兄応神天皇の嫡男和燐だ。

この男こそ和雪が、CODEも学び人を傷つけずに護れる力が欲した理由で在り、技の師匠であり父の存在。

ジンの姿があの忌まわしい記憶を思い出す。

天照暦25年1月15日

俺が産まれた。

桑名藩の藩主であった親父だが、氷のCODEを持つ魔柄家は桑名から北に70000km離れた場所に街があった。

俺はそこで産まれた。

ある時俺が五歳の時にアイツが街を襲い一族の大半が殺された。

俺と親父は必死に逃げ込むが、道中で離ればなれになり、雪山で俺は凍え死にそうに凍死と遭難に遭った。

「大丈夫か?死んでいるのか?」

「う・・う・・うぅ・・ぐぅ・・・っう゛う゛わああああああああう゛わああああああああああああっ!」

泣き崩れて少年を抱いたのが氷のCODEの造形軍事軍師の美鬼丹であった。

黒コートを幼い和雪に被せて小屋に連れて行った。

「で?詳しい話聞かせてくれよ。小僧」

暖かいスープにパンを食べた和雪は氷の鶏を飛ばした。

「氷鳩氷刀槍(Dove Ice Ice Schwerter)」

氷の鳩をした刀槍が床を貫き美鬼丹が苦笑いした。

「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」

そっと頭を撫でて美鬼丹がそれから和雪を鍛え上げた。

天照暦30年8月6日

美鬼丹に来て五年の歳月が流れて俺が十歳の時に再び彼奴が来た。

「和雪!逃げろ、今の御前でも彼奴は倒せネェーや。チッ。私が愛しているのは御前だ!」

「嫌だよ・・・嫌だよ・・・美鬼丹・・・俺、倒すから!」

「言うことを聞け!御前あれなんじゃねぇのか?魔柄家の血を引く人間だ。御前が死んだら一族が哀しむ。最も・・・私にだって言えることだが、葉宮家の誇り!名誉!くそったれのデリヘルに一発ぶちかます!」

丁度桑名市の中央に位置する七里の郷に彼奴が襲ってきた。

俺と美鬼丹が駆けつけてその巨大な悪魔の目と翼に憎悪が抑えきれずにいた。

「ワアアアアアアアアアッウウウウウウウウウグウゥ!」

「天神双銃覇天王覇“紅蓮雷神風(HL Raytheon Wind Gletschereis )氷河絶対氷結(eingefroren Absolute Gott )氷神血龍双刃鋼鐵(Blutdrachen zweischneidiges)拷問檻(Stahlbrett Folter)”ラ・ヴィクトワェリール・ヴェルトラント・クレヴィトリス」

七里の郷全土に凍らされた大地に雷鳴が轟き突風が巻き起こり、和雪が為せた技であるが、瞬足の一撃に躰が凍り付き魂を刈り取る奥義。

「氷神天魔神覇ED“氷銃天葬天(Ice Pistole Grab Tag)葬魔神剣(Beerdigung Teufel Schwert)”応神氷河(Applied Dio Glacier)氷結絶氷(Icy assolutamente ghiaccio)氷龍天照(Ghiaccio Drago Amaterasu)氷閃刀神(Flash Ice spada di Dio)剣千氷神(Spada di Dio mille ghiaccio)乱舞(raffica)Ver白宮和雪(La Casa Bianca e neve)」

和雪は凍らせて生命が生きられないほどの絶対氷結の極寒の桑名が凍り付きデリヘルを凍らせてデリヘルが瞬間的に氷漬けされて氷の銃槍が、放たれて強靭な肉体に貫かれる氷の銃弾と槍が血液を凍らせた。

和雪は氷のCODEを鍛え上げて一族の復讐の為に生きてきたが、デリヘルには無効であった。

「ワアッッグウグフググググググググッッ!」

「クッ。こいつは氷を喰っている。悪魔だ・・・・・デリヘルは」

美鬼丹は和雪にコートを被せて手を握り自分がぶら下げていたペンダントを和雪にツケさせて肩を叩いた。

「和雪?真っ直ぐ振り返らずに走れ!走れ!私の全て!葉宮家秘技の恐ろしさこいつに身を以て氷の怖さを思い知らせてやる!」

和雪は崩れゆく七里の郷を趨り駆け抜けて九華公園のベンチに座り遠目で見ていた。

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

美鬼丹とデリヘルの攻防は互いに続いていたが、美鬼丹は死を覚悟した。

「これで終わりだよ。現世に」

(最期くらいに顔を思い出すな。和雪イケメンに生きてくれ!御前の親父と密かに託されたのだよ。御前の親父は一族の為に生き残っている。白宮和馬か。いい名前だ、この葉宮美鬼丹生きるも死ぬも一度限り・・・・人間五十年(Zimmer 5 Jahre)、化天のうちを(Von den des Tages)比ぶれば(Verhältnis Bureba)、夢幻の(träumenvonvon)如くなり(wie Nari)一度生を享け(Die Toruke einmal live)、滅せぬものの(Obwohl nicht auf der Messe)あるべきか(Sie nicht sein sollte)これを菩提(Und Arten des liegenden )の種(Buddha dieser)と思ひ定め(Eingeführt hat und Omoi)ざらんは(Die Zaran)、口惜しかりき(bedauerndKariki)次第ぞ(abhängig))

最期の姿。

美鬼丹は氷のCODEの禁忌技で全てを凍らせて永久的に魂を刈り取る奥義の構えをした。

デリヘルはその腕で地面を粉砕して翼で突風を巻き起こしてかぎ爪で街を破壊した。

「美鬼丹皆伝“葉宮天照氷結鬼覇”絶対氷結(absolut Einfrieren)魂鎖氷河(Sperren Glacier)無斬南無(Kein Schnitt Namo)阿弥陀無明(Amitabha Ignorance)斬氷滅(Hacken Sie das Eis)」

美鬼丹は持てる力全部解放してデリヘルの心臓部分に潜り貫いた氷柱の血の鎖で躰を縛り付けて全ての鏤められた冷気の刃が四方を塞ぎ氷の柱が自身の魂を飲み込み、大爆発を起こしデリヘルと共に消え去った。

勿論・・・和雪は後にその事を知り、美鬼丹の墓に手を合わしてデリヘルに奪われた慰霊祭も行われている。

今がその記憶が思い出した時に、和雪はジンの目の前で構えた。

「お?悪魔に無意味だ。美鬼丹みてぇーな死に様ほど御前の肝が小さい」

「ジン?ふざけるな!俺は一族の為に生きてきた!」

「言ったろうが、一族諸共御前を殺してやるって言うよ」

「ざけんじゃねぇー」

ジンの姿が徐々にデリヘルに変身では無いが、本来の姿に戻ると舌打ちして構えを始めた。

和雪が最期に打つ手を師匠と同じ道で在り、老いも若くも自分が生きたのはまだ半分。

だが、二度と金輪際デリヘルが復活は疎か蘇ってこない策がある。

和雪はその分代償を支払い、悪魔には悪魔を以て征する。

ゆっくり深呼吸した。

人間五十年(Zimmer 5 Jahre)、化天のうちを(Von den des Tages)比ぶれば(Verhältnis Bureba)、夢幻の(träumenvonvon)如くなり(wie Nari)一度生を享け(Die Toruke einmal live)、滅せぬものの(Obwohl nicht auf der Messe)あるべきか(Sie nicht sein sollte)これを菩提(Und Arten des liegenden )の種(Buddha dieser)と思ひ定め(Eingeführt hat und Omoi)ざらんは(Die Zaran)、口惜しかりき(bedauerndKariki)次第ぞ(abhängig)

最期の姿。

和雪は氷のCODEの禁忌技で全てを凍らせて永久的に魂を刈り取る奥義の構えをした。

デリヘルはその腕で地面を粉砕して翼で突風を巻き起こしてかぎ爪で街を破壊した。

「美鬼丹皆伝“葉宮天照氷結鬼覇”絶対氷結(absolut Einfrieren)魂鎖氷河(Sperren Glacier)無斬南無(Kein Schnitt Namo)阿弥陀無明(Amitabha Ignorance)斬氷滅(Hacken Sie das Eis)」

和雪は持てる力全部解放してデリヘルの心臓部分に潜り貫いた氷柱の血の鎖で躰を縛り付けて全ての鏤められた冷気の刃が四方を塞ぎ氷の柱が自身の魂を飲み込み、大爆発を起こしデリヘルと共に消え去った。

師匠の思いと一族の思いで続く形となる技が存在する。

ジンに届く魂の一撃にジンが崩れた。

人間と悪魔の半々の所に和雪の拳が地面を粉砕した。

和雪は深呼吸を改めて氷のCODEを自分の血で固めた。

「ジン?てめぇーてめぇーてめぇーだけは俺がやる。」

和雪は応神天皇伝統最凶災厄最悪究極奥義皆伝“聖霊剣舞精霊氷神乱舞斬剣炎紅蓮雷神風神魔無夢剣星千剣無桜桜花氷斬魂心”を放つ覚悟で居た。

最早打つ手も無しかと思い言い訳もこのジンだけをぶっ殺し、悪魔諸共この世界から存在を消すのに応神天皇が編み出した技に自分が秘技を受け継ぐ場合・・・・和雪は心で受け止めた。

「美鬼丹・・・アンタに礼は言うよ。俺がこいつを潰す。」

「ガウウガアアウグググウウウウダアアアサエエッアアアアアアア!」

「へぇー。もう死ぬ時間だ。消えろ、悪魔!」

和雪は咳き込み吐血を吐くが、氷のCODE以外に最期の策に望みをかけた。

「応神天皇(Gott Kaiser Übertragen )伝統(Angewandte Statistik)最凶災厄(Die Teufels Bane)最悪究極(Die meisten bösartigen ultimat)奥義皆伝(Übertragen Sie alle esoterisch)“聖霊剣舞(St WareiSword Dance)精霊氷神(Gott Warei feinen Eis)乱舞斬剣(Flurry Schnitt Schwert)炎紅蓮雷神(Yan HL Raytheon)風神魔無(Kein Wind mythischen)夢剣星(Traum-Sterne-Schwert)千剣無桜桜(Eintausend Jianwuyingying)花氷斬(Ice Schnittblumen)魂心(Herz Seele)”」

無数の氷剣と氷刃の咲き誇る桜の花びらと花びらの火の炎から氷の雷撃に突風が魂を削り天地雷鳴の創造と破壊に置き氷のCODEで一番美しい氷の剣のダンス。

応神天皇は、剣舞をこの身自らの最期の技がこの剣舞である。

最凶クラスの大技を和雪が成功させた。イタリア市街・地中海・シチリア海・ジン・デリヘル全てを飲み込み削り込んで、大爆発と宇宙の隕石の衝突が花びらの氷に全てを一瞬で消し去ったと同時に凍らせた。

一面雪景色に和雪は氷の世界を創り上げた。

「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

咳き込み吐血して教会の階段に大の字で倒れる和雪にジンの骨がそこにポツンと立っていた。

魂も失い二度と蘇らない。

カオルは自分の胸に痛みの衝動が趨り、涙が零れた。

「ああ・・あ・・・ああ・・・あああ・・・ああああ・・・・あああああ・・・・あああああ・・・・・あああ・・・・・ああああああ・・・・あああああ・・・・あああああ・・・ジン・・・ジン・・・ジン・・・ジン・・・ジン・・・デリヘル・・・うっわああああああああああああああああああああああああああああああああん」

カオルは消沈した。

和雪は氷で回復した。

だが、目的を成し遂げた。

こうしてヴァチカンの廊下を渡り歩き英矢が戦っていた。

「グロリアアアアアアアアアアアアッ!」

自分の音速と治癒を一定に高める。

カオルは動き出した。

「レイヴァウスよ。お主?剣舞出来るか。遣れ!封印聖霊剣舞皆伝(Seal Über St Lingjianwujie)・・・遣れ」

カオルがレイヴァウスの手を握りしめてカオルは深呼吸した。

「お目達が頼れるのだ。」

カオルは神のCODEを持つがその影響で見る見ると老いてきた。

CODEは人間の躰に影響を与える。

カオルは彼是五百年も生きて居る。

エンペラーは気付いていた。

カオルはあの五百年前死闘の末に倒すが、クミカの肉体を借りて生きて居る。

天神家にとって血縁関係上等の闘いなのである。英矢は緊迫してギターで演奏していた。

「サルード!ビヴァ!アヴェド!セントロ!バイアグラ!」

英矢は演奏をして弦を切らすが、襲いかかる八剣神将軍に英矢は舌打ちした。

「OU!OH!COOLだぜぇ・・・・いやっ。」

英矢はコートから葉巻を吸いタオルを巻き水も飲んだ。

ギターを地面に置き砂塵舞い、突風が巻き起こる。

氷河に覆われた全てを氷漬けして永久的に命を奪う極寒の最中、英矢はコートに片手を突っ込み剣星達が剣を振り回すが、英矢は避けて掌に音速の覇道を回し流し込み氷河を音速で時間の動きを止めた。

「音速静止時間(Sonic noch Zeit)!」

指でカチッとと三回ならして時間が動き出した。

「なっ・・・・なん・・・にない!」

剣星が驚くが、英矢は周囲に音速の両方で囲みギターで演奏した。

今から二十年前・・・・・

天照暦25年9月

俺が産まれた。

菊澤英矢の誕生だ。

父親秀保は俺が生まれる前に戦死した。

最高なファンキーな父のDNAを俺が受け継いでいる。

俺自身親父が死んでからのこれと言ったことはNAI。

「・・・・答えろよ」

剣星は下がってワーゼンドゥーラが現れた。

「俺がCODEだ。音楽は常に生き長らえている。フッ。フゥー」

イタリアは凍っていた。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

英矢もヤレヤレと表情に顔を出した。

「カオル?今回は俺達の上手だ。」

ヴァチカンはその奉還。

ディゾンが復権して七ヶ月後・・・・

エンペラーと幽華がヴァチカンの即位式に来たというか招待された。

「おめでとう(Complimenti)。再びの王座の気持ちは(Sentimenti di trono di nuovo)?」

「ああ(oh)。清々しい(Fresco)。だが(ma)、八剣の討伐は引き続く(Sottomettereotto Sw successiva)」

「御前のことだ(E 'su di te)。俺は直ぐに帰る(Vado a casa subito)。」

エンペラーは窶れ果てた姿でグラスに手を伸ばし注がれたスパークリングワインに口に含んでディゾンが側に来た。

「アンタも歳ね(Sei troppo vecchio)。顔死んでいるわよ(È morto viso)?」

「構う者か(O quelli che hanno a cuore)。ワイルド系渋さが(L'astringenza sistema aumenta )増す(selvatici)。フッ」

皮膚には火傷の痕が痛々しく残り冷泉・龍纖・いなり・五十嗣朗の来客もレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港に降り立ちヴァチカンまでタクシーに乗車した。

「エンペラーさんが来いって(Mr Imperatore I Come)言うモノから(Di cose da dire)・・・・ヴァチカンは来ないと(Vaticano di non venire)思っていたから(Perché pensavo)」

「父上が来ない理由(Perché il padre non arriva)?」

「ああ(oh)。イタリア人に気乗りできない(Non può essere timida in itali)性格でだ(S 'Personality)。後はエンペラーの(La piccantezza dell'imperatore)辛さが(After)痛感する(profondamente consapevoli)。ここで、そうだ(Ecco è così)。そうだ(sì)。エンペラーの奥さん(Moglie dell'imperatore)クミカがカオルに(Kumika è quello di Kaoru)殺されたのが(Quando è stato ucciso)ここだよ(Ecco)。」

指さす方向に石碑が建っていた。真新しい花が添えられていた。薔薇の花とヒマワリに百合の花が添えられて石碑には名前が刻まれていた。

《天神クミカここに安息に(Morte a riposare qui )永眠(Tenjin Kumika) 享年三十五(Età trentacinque)》

《天女即仏(Quel giorno femmina buddista)居士院照(Secondo buddista Academy)天焔(giorni infiammazione)罪心(cuore Crime)士院(ospiti ospedale)》

《羽ばたく(patta) 白き翼の(Di Ali Bianche) 白鳥の心が(Cuore del cigno) 汚れ見るゝゝ(Vedo sporco oh oh) 我の罪かな(Mi chiedo se il nostro peccato)》

龍纖が泣いていた。

今から僅か五百年ほど前にエンペラーはカオルとの死闘でクミカを失った。

エンペラーが愛した最愛の女性で妻であった。

逆鱗を通り越して、カオルを倒すモノのクミカの器で今も生きて居る。

エンペラーは毎年命日の十一月二日に花を添え線香を立ててディゾンとの会食をしている。

当初キリシタンに向かなかったエンペラーであるが、今ではキリスト教に改宗してキリストに祈り、アマテラスにも祈っている。

辞世の句を通り過ぎに見るといなりが泣いていた。

「悲しいわね(Sono triste)。あの句を詠んで(Se si rimanda a una)いると(clausola che)クミカさんがここで(Kumika qui)死んだ時自分の(Proprio quando è morto)罪が汚れて見え(Anche se la criminalità )たが(è guardato sporco)、自分は純白で(Nel loro bianco puro)純潔の(della castità)白き翼(Ali bianche)だって事(E 'anche)。」

いなりはバカンスのバンドゥ水着姿に黒いコートを着てタクシーの窓から有名なコロッセオやピサの斜塔に喜んでカメラで写真を撮っていた。

エンペラーは幽華を見ていた。

「御前が(Ma la testa di seconda)正直に(generazione eretta )二代目(ni Imperial)継いでくれて(Me le orme)感謝感激梨汁(Grazie pera grato)ブシャー(Busha)!」

「ヒャッハーって言うかよ(Voglio dire che Hyahha)。俺も歳だ(Sono anche vecchio)。エンペラーさんが言うには(Emperor s 'dire)俺もKGUに帰る(Ho anche tornare a KGU)必要在る(Necessario ru)。んでも(Tutto)・・・息子が成長してくれて(Son me alla crescita)サンキュー(grazie)・・・・」

幽華はヴァチカン公認のシトラスサワーミントジンジャービールを飲みながら教会の窓辺に座って英字新聞でも読んでいると東方方面ではテンプル騎士団の大進撃と大叛撃の記事に目を通してエンペラーも腰を下ろして現在の郷土研究会を見ていた。

「ここから始まるのだよ(Comincio da qui)。俺達のアメージングな(Stupore della nostra)奇跡な物語だ(E 'una storia miracolo)。ハッハハハハハハハ・・・・だ、だ、だ、エンペラー(imperatore)?くっ。ディゾン(Dizon)?いい加減に考えろ(Il Pensate pigramente)。考えろ(pensare)。くっ。ディゾン?今から俺はKGUに戻る(Torno alla KGU da ora)。」

手を振り大広場から出て行きタクシーが止まっていた。

「逝くわ(io passo di distanza)」

二人はヴァチカンから出ていなりが挨拶した。

「KGUは再来年に完成するわ友彦が筆頭だし」

KGUの完成には時空のCODEを持つ友禅の嫡男友彦が携わっていた。

友彦が時空門を開きエンペラー達が帰っていた。

その頃エルサレムでは最期の総仕上げに移っていた。

イスラムの兵糧攻め(火・水・土・鉄攻め)で先陣に立っている瑤子がワインを飲む。

「綾将様?こちらは手配済み完了。」

「っしゃっ!やるぜ」

第三十二次総長の瑤子は手勢を率いてイスラム勢力の渦に立っていた。

「菰野天照術はCODEを多様に扱う。俺は人を斬る」

森・長島・榊原も来ていた。

全員ありのまま出来ているので、菰野武士の魂はいつでも存在している。

瑤子が黒コートを着て太刀を腰に差した。

深早妃と海虎は食料と武器の調達と、エルサレム平定までのあと一歩の少しで・・・・イスラムの軍が神殿を占領していた。

瑤子は刀を抜き一振りして深呼吸した。

「私がテンプル継いで五ヶ月。もう・・・戦争は無意味。死の螺旋。無意味の虚栄。」

髪がボサボサで、白髪交じりで綾将も無事で帰国後直ぐに菰野市国の凱旋が許可された。

深早妃と海虎は騎士団の駐屯地の撤収と食料を艦隊に積み込んで、綾将が甲板に上がって砂漠を移動すること三週間。

そして海を渡り辿り着いたのは、極寒の山脈に辿り着いた。

「藪内剣星とテミダオクレスと的場〆の三人が居る。とっとこ討ちトランシルヴァニアか。随分と遠くに逃げ込んだな・・・・」

綾将達の働きによりイスラムの無血協定を結び長らく聖地奪還の戦争は終結した。

現在はその功績を評価されてヴァチカン教皇聖騎士団の総長に任命されている。

「ここがトランシルヴァニア・・・・ひぇー、寒い寒い寒い寒いさむー」

綾将は防寒具を着て山脈に近づくと住民に取り囲まれた。

「おたく等は(În cazul în care tocilar)どこの誰だ(etc Cine)?何故ここに来たかを(De ce a venit aici)理由に申せ(Motivul pentru Mose)」

「神聖八剣(Sacru opt Sword )神将軍の(a lui Dumnezeu General complet)征伐です(este de cucerire)。」

「知らぬな(Nu știu)。解せぬな(Nu sa Hoguse)。」

「ヴラド・ツェペシュ公(Publice Vlad Tsu ~ epeshu)(ワラキア公(Muntenia publice))ドラキュラ伯爵が(Este Contele Dracula)御守りいたした(Avem de a proteja dvs)土地を俺等は(Îmi place țara)ヴァチカン教皇騎士団の(Vatican Papa Knights)任を(Ca răspuns la )受けて(responsabilitatea)来たんだ(Sunt)。」

「信じがたいが(Desi greu de crezut)、外は冷えるだろ(În afara se face frig)。中に入りなさい(Vă rugăm să introduceți în)。兎に角陀(Unghiul de iepure ni Tuo)。ようこそ(bine ai venit)、我がトランシルヴァニアへ(Pentru Transilvania mea)。ここの村長の(De cap sat aici)マシューダ・ベツレイクと(MashudaBetsureiku)申す(Am Mosu și )。」

「悪いな(am rău)。武士の習わしで(În tradiția de samurai)こっちが名乗るべきだった(Aici pare a fi susținut de)。俺が聖騎士団(Dar eu paladin Institute)参謀軍師(Șef adjunct de personal )副長(consilier militar)こと、土方綾将(Lucru Hijikata AyaSusumu)」

「私が綾将の妻で(Am soție AyaSusumu)ここの騎士団(Cavaleri de management )統括の(de aici)総長の(Lungimea totală a )土方瑤子(solului completa Fang Yaozi)」

「私が海賊女王で(I pirat regină)土方深早妃(Saki pământ adânc)」

「私商人を商いの(De comerț mă comerciant)土方海虎っせ(Sol Fanghai Hu sine)。へへーおおきに(Okini la heh)」

「拙者は殿の(Sessha de fesier)家臣森と(Sen contenție)申します(Numele meu)。」

「同じく家臣の(Vasal de aceeași)榊原っす(hei Sakakibara)」

「俺が殿の(I este pentru Maiestatea )御威光に(voastră de fesier)沿い大企業の(Pe malurile marilor companii)御曹司だ(Yu Cao da Division)!長島だ(lui Nagashima)!グー」

トランシルヴァニアの村に入って村長の屋敷に案内されて中に入ると暖炉が在り、綾将は長旅の疲れでソファーにもたれた。

神天暦4年11月4日

トランシルヴァニア山奥の古城に剣星達が再起を図ろうと籠城していた。

山間から娼婦を回城に連れ込んで、犯しまくっていた日常だ。

「もーうもうもうもうっうかよ!」

剣星は黒コートを着て刀を数本差して指輪をはめてシャルドネに舌鼓していた。

古城には、僅かの軍勢が居た。

テミダオクレスは古城の地下空洞にオスマン帝国軍の兵士の屍を蘇らせて、城を警護に当たっていた。

「お任せ下さい。的場卿」

「流石だな。テミダオクレス王・・・・死のCODEにご武運を」

テミダオクレスは痩せ細って髭が顔を覆い尽くして鍛え抜かれた肉体に真紅のコートに甲冑を着て杖を握りしめて跪き的場が剣を向けた。

「頼んだ。」

「御意」

的場は足が不自由で杖をつき城の肖像画を見てバルコニーに足を伸ばして極寒の吹雪舞う山脈を見ながら地図を広げた。

(我々三人と娼婦とメイドに奴隷・・・・持つ者が居ない。腹を切って切腹以前に私が寝る秘策は思い付く。神聖八剣神将軍の崩壊は目に見えていた。綾将・・・将司の子。憎き憎いぞ!将司・・・俺の女・・・女・・・女・・・女・・・奪い奪去る奪って・・・糞!俺が惨めで惨めで・・・・この場合私自ら俺自ら兵を率いてその綾将・・・お目のタマを斬ってやる。)

バルコニーの風に浴びた的場は足を引きずって桟橋まで下りた。

「決戦だ!」

綾将達は村長の家で寛ぎルーマニア産の薔薇ビールと薔薇ライスを食べていた。

外が騒がしく感じ始めて瑤子が剣を抜いた。

「来やがったか。」

トランシルヴァニア戦の始まりである。

剣星が生きて居た。

「地獄から帰ってきました。俺は俺は俺を売り飛ばした菰野を憎んできた。ここで子者の血を根絶やしにぶっ潰す。」

「御前には一生無理だ。」

綾将が戸を開き黒コートで袴を着ていた。

草鞋を履き土方家の家紋《龍虎明日葉》の旗を全員揚げていた。

「その旗を見ると全員遣っても良いのか?的場のおっさん、聞いてるのか?デブ野郎」

「ああああああああー」

剣星達が村に攻めてきた。

「天照龍天“抜刀抜鞘”天照天龍王(Amaterasu Dragon King)紅蓮雷神風(HL Raytheon Wind)氷閃(Ice-Flash)」

綾将が一千万人を超す兵士相手に刀で切り上げて炎・水・氷・雷・風で敵を燃え尽くして氷漬けし、雷が山に電撃でショートしてビリビリの雷撃で山が半分焼け焦げた。

裁いた一撃二撃・・・・・・・六十連撃の衝撃波と急速に時間が戻り押し上げた敵を上空に斬り込みあっと言う間に敵の多くが倒れ込んだ。

綾将は剣星を睨み血も吐き、破れたコートと袴を破って刀に聖水をかけて血を洗い流して清めた。

「互いに剣で遣り合う。久方や・・・」

「こっちもや。俺自身地獄の剣豪じゃけん」

「菰野の魂貫き」

綾将が深呼吸して息を整えた。

刀には兵士の血と肉とトランシルヴァニアの極寒を刀に変えた。

綾将はあの将司の子で有り、菰野武士の受け継がれる未来の為にここまで戦い続けてきた。

トランシルヴァニアの吹雪が全身に痛みを走るが、綾将は歯を食いしばって刀を鞘に納めた。

「殿!」

「退いてェろ!天照昇天亀山斬刀流《地獄神樂鎚(Le Gott der Hölle Hammer )魔王腕機甲(Teufel Handgelenk Rüstung)》」

瞬足の裁ききった一瞬の閃光で山を切り崩し、空間を斬った。

綾将の左胸に鉄球が、貫き血が出血収まらずに綾将はふらつき深い雪に積まれて瑤子が銃弾を放つが、剣星が裁いた三撃目の威力の衝撃で銃弾の軌道を変えた。

綾将は自分の血を飲み、刀に変えた。

もう一つのCODEは再生のCODEである。

傷は元に戻って刀を抜き剣星に抑え気味で、深早妃達が援護射撃するが最早敵陣に囲まれて綾将は地べたを這いつくばって、刀を構えた。

「くっ。ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

その頃トランシルヴァニアの件は既にヴァチカンのディゾンに耳に入っており、幽禅達が広場に呼ばれた。

「え?何?何?」

「済まない。済まなすぎて物言えぬ。綾将の救出だ」

「って事は俺達が逝くの?」

「ああ。英矢。そのお通り」

「もう・・・終わらすとするか」

神天暦4年11月19日幽禅達がトランシルヴァニアに向かう頃荒れ果てた古城に神聖八剣神将軍が集結して捕らえられた綾将達は拷問を受けていた。

「ぐうっうがあああ・・ぁっああああぃいいぃうううううう・・・」

鉄の牢獄二二週間手足に手錠をかけられて重たい石の下敷きで全身麻痺していた。

剣星がレイヴァウスに合流した。

「御苦労鼠は答えたか?」

「御前等の罪は大きい」

レイヴァウスが瑤子に食事を運んだ。

身ぐるみ剥がされて全裸で十字架に架けられていた瑤子と深早妃にレイヴァウスがタバコを吸っていた。

「ううっうがっっっっああああああああああああああああっ!」

悶えて気を失う深早妃に水をぶっかけて叩き起こしてワーゼンドゥーラが宥めた。

「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」

トランシルヴァニア経由の幽禅達は極寒の山脈を越えて古城に向かうと、神聖八剣神将軍との最終局面を迎えようとしていた。

「もう終わりだ。この戦にもう終わっている」

幽禅が黒いコートを着て雪をかき分けて氷河の城に着くとボロボロになり凍え死にそうな森が居た。

「三年目が始まる」

英矢が呟き雪をかき分けて入城すると敵の巣窟で囲まれていた。

「大歓迎に大感謝の意を示して申す。俺達がーあー郷土研究会だ!」

城には敵が居たが、敵を突破して逝き敵陣の前に矢を放たれてしがみつく森と榊が、血を吐き人類の窮地と覚醒の超絶神化へとこの場で目覚めた。

「CODE!くっ。氷滅・・・氷よ我が意のままに聞こえよ!」

城を覆い尽くす氷が森に集まり和雪が雪を歩き応神天皇秘技免許皆伝術式に着工し、施術するのに膨大な時間と自分のCODEの6分の1までを消費しなければ、城を落とせない。

「老いは若し・・・けんどぉうっううつんおは、俺が全員喰らい尽くす。」

和雪は天皇の家譜のスケジュール手帳を開き応神の項目に目を通した。

「森?アンタは滅のCODEを持つ人間。全てを壊す力だ。自然でも神の逆鱗に脳天直下の性器を抉られる程の能力ってよ。くっ。面白い」

和雪は桟橋を渡り終えると背後から氷の巨人がズラッとその数三百万隊。

此の地トランシルヴァニアの極寒の番人。驚き兵を退くテミダオクレス中佐。

(侮っていた。侮っていた。侮りすぎた畏れが足し・・・・郷土研究会)

森は目津のCODEでオーバーに暴走を引き起こし、幽禅が止めに入った。

「魔王の罪横の(Der Sünde neben dem Teufel)俺一手に引き受ける(Ich nehme an die ich einerseit)。こいつのCODEを(Der Code der Kerl)免除しろ(Weiß Befreiung)!こいつには(Der Kerl ist)過ぎた力(Kraft dass es vorbei war)だ(ich)・・・・八剣相手(Bajianxiangshou)俺でも任せとけ(Ich habe sogar Oke verlassen)。」

森から力が抜けた。

城が滑落して川に瓦礫の洪水が溢れ出て土石流を起こした。

「ワーゼンドゥーラ・ソフィア・テミダオクレス・レイヴァウス・的場・我流餓鬼・ジンは神だ。勿論其処の剣士も死ぬや・・・・無駄な無益な(Useless sinnlosen Krieg )戦は無用(ist nutzlos)・・・」

幽禅が蒼い焔で城全体を照らした。

「これ以上は・・・」

レイヴァウスが白旗を振り二年近く攻略を繰り返してきた八剣神将軍は降伏した。

カオルが現れて白旗中止に異を唱えた。

「止せ。戦うのだよ。御前等は悪魔を宿している。クッハハハハハハ」

「アンタが残念だ。俺は聖人。命最期は人間としてアンタを討つ。」

「良いのかよレイヴァウス?」

「幽禅よ、色々悪かった。カオルは俺が殺す。其れが現教皇補佐のジュリアスが命じる。」

ジュリアスは長剣と大剣を担ぎNOAHを填めた。

「三つ揃うのに時間を喰らいすぎたぜ。」

NOAHを全て集めた人間は神殺しのCODEを与えられる。ジュリアスはギュッと剣を握りしめた。

「ジュリアスよ、御前が瀕死だったとき助けた御儀はどうする?恩は?」

「安っぽい恩だ。俺は最期死に間際に人間として天に召される!」

「ならば・・・・永久的永劫に送ってやろう」

カオルの右腕が銀色の長剣に代わり眩い銀に光輝き漆黒に染まっていた。

「先に城はガラ空きだ。とらわれは?下りろ。」

「その必要は無い。ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

綾将が足を引きずりながら玄関まで来るとカオルを睨んだ。

「解せぬ」

綾将は白髪交じりの長い髪を紐で結び刀を抜いた。

「お相手遊ばし申せ」

綾将は菰野剣と呼ばれる相手を活かす剣術に辿り着いた。

「剣を斬る菰野」

「来いよ。相手してやる」

カオルは漆黒の大翼を広げて長剣を鞘に納めた。

「将司の血を絶やすこと我に一存菰野を根絶やしにしてくれようぞ」

綾将は黒コート姿で刀を抜刀の構えでカオルよりも早く足を踏み込んだ。

(菰野剣!くっ。神に反する者を私は潰す)

カオルはトランシルヴァニアを重力で浮かせて山川と片手で持ち上げた。

「くっははははは・・・・ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」

綾将は覇を纏い菰野魂を肌に感じた。

「菰野絶鬼天滅臨兵闘覚覇アアアッアアアアッ!体中の力を抜けさせてゼロに戻した状態で俺のCODEで御前の寝首を討ち取る!」

綾将の刀が真紅と漆黒の紋柄で覇を磨き入れてカオルは長剣を一振りした。

「神剣・・・・」

カオルの心臓に剣が突き刺さる。

「ぐっはっぐぅぐ・・・はっ・・ぐぐっは・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」

カオルはその場に力尽きジュリアスはその血を浴びて神のCODEの半分を手に入れた。

カオルの肉体が戻り始めるとジュリアスが剣で魔法陣を描き時空門の繋がりで全員ヴァチカンまで飛ばした。

「最期に出来るこれくらいだ。」

ジュリアスが剣で空間に刻み入れて幽禅達をヴァチカンまで飛ばした。

その後生き残った八剣神将軍は三十年後に幽華の孫である幽臥の時代に郷土研究会に力を貸す。

その後一年間の療養を送りKGUに戻ったのは、翌年だ。

神天暦6年4月

KGUに戻り始めた俺達はエンペラーから呼ばれた。

「四年間の務めご苦労さん。」

「えぇ・いい・・ああ・・・」

KGUに久々に帰ってきてツヴァイが待っていた。

「待っていたわ」

「うん。ああ・・・御免。遅くなっつぁ・・・」

ツヴァイと友禅はその後婚姻して数月ヶ過ぎた。


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