うだつの上がらないエッセイ集(2)

思いつきで気楽に更新します。基本的に一話完結なので、お好きなページをご覧いただけると嬉しいです。
月澄狸
月澄狸

時々ショック

公開日時: 2023年1月27日(金) 12:34
文字数:590

 ネットで、東武動物公園の水鳥たちが、鳥インフルエンザの蔓延防止のために殺処分されたことを知って、なんだかすごくショックでした。


 狩猟対象に入っている野鳥たちを、人間が食べることもあること……漁業に被害を与えるカワウが駆除されていること……鳥インフルエンザで鶏たちが殺処分されていること……何より、私が日々鶏を食べていること……鳥たちの命をいただいている事実は知っているのに、何がそんなにショックだったんでしょう、私は。


 なんだか……動物園での殺処分は過去のことであり、「動物園だけはもう安心」「動物園は動物たちの楽園」という幻想があったんだと思います。

 戦時中には動物園の猛獣殺処分、さらに犬や猫まで、「お国のために差し出せ」と言われ、毛皮のために処分されたらしいです。

 今だって、特に世界は変わっていませんね。


 エッセイ「『飼う』という行為について考える」を書いたとき、言い過ぎではないかと思いましたが、やはり最終的に、人類は「飼う」という行為を終わらせるのだろうなと思いました。

 でも今は、動物園などで動物を飼っていただかないと、野生の生き物たちに思いを馳せる機会がなくなり、自然のことを忘れてしまうと思います。動物の動画もありがたいですね。


 ちなみに私は子どもの頃、虫や生き物を飼おうとしては飼いきれずに、大量に殺しました。今でもお肉大好き。世の中のことなんか、何一つ言う資格ないですね。




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