何かを恐れて同じ話をしてばっかりで、つまらないモードに入っているから、抜けようとしたものの、再び舞い戻ってしまいました。
私の好きなテレビ番組に出ていたある方が、著作権侵害で訴えられ、番組に出られなくなったようなのです。ニュースを読んでみましたが、あまりその方に非があったようには思えないというか……著作権って難しいなと、改めて思いました。
私が10年くらい前に描いていたマンガがあって、それに「チコ」というキャラクターがいます。人名としては「チコ」はあまりなさそうだけれど、キャラ名としては珍しくないですね。でも今チコちゃんをマンガに出して、「チコちゃんに怒られた~」などというセリフを書けば、何か狙っているように見えるのでしょう。
私としては10年前からいたキャラクターでも、今投稿したものは、読者様にとっては新作です。そしてイメージは、知名度の高い方が勝ちますね。
マンガには、「ルイ」というキャラクターもいました。私はビースターズが好きだとよく言っているので、今ルイをマンガに出したら、「ビースターズの影響ですか?」と思われるかもしれません。鬼滅の刃にもルイというキャラクターはいますが……。
ある程度リスクを避けたいけれど、もう麻痺してしまって分かりません。
そもそも創作のきっかけって、何か素晴らしいものに触れて感動して「自分もこういうものを創りたい!」と思うというものが多い気がするのですが、そのやり方はもうダメなのか……。
けど何かに影響を受けて作っているうちに時は過ぎ、また新たな影響も受けて変わってゆくから、出だしは「何かに影響を受けて」でも良いような……。
まぁ良いか悪いかっていうより程度ですよね。悪質かどうか。
パロディは面白いし、ちょっとしたパロディや、何かに影響を受けた描写、何か彷彿とさせるストーリーなどごまんとあります。悪いことでも何でもない。
でも海賊版だとか、人気作品と何らかの関係があると思わせるような釣りで人を誘導するのは良くない。
けど二次創作は素敵だし、永遠に自由であってほしい……。
非もないのに急に誰かが怒ってくる、京アニ放火事件とかあったから、考え出すと本当に止まりません。
そもそもお金がどうとかいうことがなければ、厳しい著作権も必要なかったんじゃないでしょうか。アイデアはみんなのもの、創作はみんなのもの、さらに地球の資源もみんなのもの……。魂はすべて繋がっていて、全員が同一人物とも言えるのに、所有権で小競り合いなんて不毛な。あー、リスクを避けられる超能力が欲しい。
この世を生きる恐怖を乗り越えて、「私の作品は色々なものにインスパイアされて出来たけど、私らしさが詰まった私のオリジナルだ!」と言える自信が沸いてこないと、堂々と創作できませんね。
インスパイアされる、影響し合うって悪いことじゃないはずなのに、ミソもクソも一緒みたいに、「パクりは悪だ」という風潮になっている。
大体童話でも、「これは私のもんだ!」とか言って独り占めしようとした方が堕ちる……。
素晴らしいアイデア、素晴らしい技術、シェアしまくって回しまくって、みんなで高めて、その方がきっと未来は明るそうなのに。怒って隠して騙して競って差を付けて独占していがみ合って優越感を味わって、なんかやな感じ。
人間と関わると面倒だから、極力人から影響を受けたくないなら、自然を観察しに行って、自然からインスピレーションを受けるのも良いかも。それだって、生きていく限り必ず人間と関わりますけどね。
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