人いっぱいの映画館で、自分の席が分からずモタモタしていて、「ここじゃないかな」と座ってみたものの、「すみません私の席です……」とおっしゃる人が現れたので、「ごめんなさい」と立ち退いて、とりあえず端の通路にしゃがみ込んでいたら映画が始まってしまった……ってな夢を見ました。
目覚めて真っ先に気になったのは、他の人のキャラクターに似てしまった絵のこと。うーんやっぱり、直すべきなのか……。直したら直したで別の人のに似てしまいそうですが……。
ある程度はもう「誰が描いてもこういうもの」ってことで良いのか。「ウサギの耳が長い」とかだったら「そりゃ当然だろ」ってなりますが。
私は最近レトロな絵にも興味を持っていますが(昭和の少女漫画風とか)、その「レトロっぽさ」を描くのが面白そうだったりするものの、「あ、◯◯さんの絵柄だ」と思われるほど誰かのものに似てしまうと、個人的にちょっと違う感じがします。
あんまり外れると、狙った「それっぽさ」が出ないし、「ぽさ」に近づけすぎると何かに似る……。難しいです。
以前学校で「服や名前が誰かと被ると嫌だ」って話を聞きました。
被らないように……被らないように……自分の席を探すのが……あるいはその席が「個性」ってものでしょうか。
個性ってこんなに簡単に侵せてしまって、気をつけなきゃいけないもんなのか。うーん。
今までにこれだけ「何かと被った」経験があったのだから、そろそろ上達して、揺るぎないオリジナリティを手に入れたいのですが、プロの世界でもこういうことは日常茶飯事なんですかね。ディズニーの映画でさえ「アレに似てる」などとよく言われているし、自分自身生きていると既視感も多いし、やっぱ一生そういうものなのか……。
あ、夢の映画館で映画予告みたいなやつを観ていたら、ハウルの動く城のカブが出ていました(来週の金曜ロードショーがハウルだとは知らなかったはず……それともどっかで予告見たっけ?)。ハウル2でもやるのかなーと思っていたら、なぜかカブの後ろを、もののけ姫のサンが歩いていました。
で、私が席に着かず通路から映画予告を観ていたら、通りかかったルンバみたいな警備ロボットに怒られました。そして通路には私の他に犬がいました(警備員?)。ヘンテコな夢ですね。
*
似てしまった絵について、他にも思い浮かんだものを検索したら、他の人のもけっこう似ていました。思えば似たようなキャラクターはいっぱいいますよね。
私の過去作品も、自分ではそう思わなくても、読者様からは「アレに似ているなぁ」って思われたこと、たくさんあるかもしれません。もういいかって気もしてきました。「翼を広げて前脚を持ち上げた白いペガサス」の絵がいっぱいあるように、ある程度はセーフ……かな?
創作している限り、いつ誰と対戦が起こるか分からないってことはあるかも。「侵害です」と言われなければセーフ、言われれば始まり、なのかな。でも対戦勃発は日常生活でもあり得ますよね。因縁吹っかけられたり。気にしすぎてもしょうがないですかね……それとも私のやり方が悪いのか……うーん……。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!